JP リーガル・データベース

ー 判例・法情報の快速収録・検索・活用ソフト ー


Ver.1   (2022.10.2〜)


1 ソフトの目的:
  法律を学ぶ学生、法律業務の資格取得を目指す人、法律実務に実際に従事する法曹・法律実務家にとって、判例、とりわけ最高裁判所の判例は、重要な意味と役割を持っています。
 現在では市販の判例等検索システムがあって、大量かつ詳細な情報量を備え、検索には便利ですが、個人的に後日の再確認、法情報の整理・活用のため、いちいち紙にプリントアウトして保存していたのでは、分量がかさみ、その整理と検索には手間がかかり、非能率的です。
 しかし、デジタル化・IT時代ですので、個人的な法律の学習、実務活用のため、手元のパソコンに最高裁判例等のデータ等を自分流に蓄積して保存、整理し、すぐ引けるようシステムが図られれば、判例を研究し活用することは、今よりもっと楽しく楽にできると思います。
法情報

 法律を学び、仕事として役立てていくためには、自分流に蓄積・分析し、すぐ検索できるリーガルのための法情報検索システムが、手元にツールとしてあった方が良いでしょう。
 情報量は法的な学習と実務処理の質を高め、検索のスピードと活用が仕事能力のパワーアップにつながります。
 こうした最高裁判例等も「すぐ引ける情報検索ソフト」は、憲法の学習のためにも、高校生くらいから使い始めてみたら、将来の為になるのではないでしょうか。


2 自分流データベースの構築:
  このソフトは、表計算ソフトExcelの機能を高度に活用し、判例等の法情報の取得をスピーディにし、自分流に保存・整理・活用することを目的としています。これにより、個々の判例を分析したり、判例の傾向をうかがったり、多様なデータ収集、編集、検索等の機能によりデータの再活用を図ったりすることができます。操作の自動化、入力の簡易化を図り、IT時代にふさわしい情報蓄積型の自己流データベースの構築を可能にしています。
  このソフトには、「憲法の重要判例データ」(500件以上)と、憲法の条文、裁判土地管轄、和解条項、その他の法情報を収録していますので、正規ユーザー登録をしていただければ、これら全部を利用しつつ、さらに利用を拡大し、自己にとって有用な判例や法情報を自ら蓄積していくことができるようにしています。
  一つ一つのデータ・情報は小さくても、長い期間、こつこつと蓄積を重ねていけば、判例等の傾向と論理が明らかとなり体系化され、いずれ確かなデータベースによる情報活用力と法的思考力が身についていくのではないでしょうか。
 「知は力なり」、「継続は力なり」の言葉があります。
 「JP-リーガル・データベース」ソフト、使い始め冒頭のパスワード入力画面に掲載しています。

  筆者は、判例の収集と整理により、2022年(令和4年)5月、『簡易裁判所における交通事故訴訟と和解の実務』(新日本法規出版刊)を出版し、掲載の判例は、まだペーパー重視の今の過渡期には書籍にCDを付けることは適いませんでしたが、Webサイト「実務の友」において「判例サッと 交通事故電子判例集」を公表しております。

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3 プログラム仕様と利用方法:
  ここで紹介する「JP リーガル・データベース」ソフトは、表計算ソフトExcelのマクロ、VBA(Visual Basic for Applications)を基本に作成され、データの編集、検索等の煩わしい操作も、自動処理により効率的に行えるようにしています。
  データの入力・表示・編集用の基本フォームに多数の操作ボタンを配置してあるのは、処理ボタンの所在を明らかにし、ダイレクトな入力操作で効率的な処理ができるようにしたものです。
  WindwsパソコンでExcelが使えるパソコン環境であれば、特別のプログラムをインストールすることなく利用できます。パソコン内部のレジストリを使用したり、パソコン内部のシステム設定環境を改変したりすることはありません。Excelファイル1本で完結するソフトです。
  なお、このソフトでパソコン内部の資料ファイルを閲覧する場合には、このソフトが入ったフォルダ(USB)を、パソコン・ドライブの直後(ルートディレクトリー)に配置する必要があります(例:「D:\JP_Legal_DB\myData」)。この配置が適切でないと、資料ファイルの呼び込みができません(ファイル、フォルダ名には、スペース等、使えない文字列があるので、注意を要します。)。


4 ソフトの機能と操作方法:
  このソフトの主な機能と操作方法は、次のとおりです。

(1) ソフトの起動:
  このソフトを初めて使用する場合には、冒頭画面上部に[保護ビュー]によるブロックを解除し、次の「セキュリティの警告」では「コンテンツの有効化」をクリックして進めます。
     インターネットからExcel等のファイルを入手・起動とする場合の注意と手順
  次にパスワード入力画面が現れますので、「pass」と入力すれば、試用期間中は使用できます。その期間を過ぎても、正規のパスワードを取得して入力すれば使用できます。試用期間中は、ソフトの概要とシステム操作の基本を知るためのものですので、憲法判例(500件以上)、違憲判例集等はご利用できません。

(2) フォームの表示:
  パスワードの入力後、基本フォーム(以下「フォーム」という。)画面が現れます。
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  フォームの中央には、データ内容が表示され、左側方にはデータの検索・並び替え、抽出関係、印刷関係等のボタンが配置され、その右側方にはデータの移動・削除・編集操作関係のボタンが配置されています。フォームからの操作が基本で、ワークシート(以下「シート」という。)は、主にデータ格納庫の役割となります。
  フォーム中央のデータ表示部分には、シート上のデータが、[1]登録番号、[2]分類、[3]見出し、[4]内容、[5]備考の5項目の表示欄に分割して表示されます。データの記入・登録、閲覧も、このフォームから行います。
  「憲法判例」を例にとれば、
 [2]「分類」で、「幸福追求権」、「法の下の平等」等で区分表示され、
 [3]「見出し」で「最大判昭和48.12.12 民集第27巻11号1536頁」などとINDEXが表示され、
 [4]「内容」では判決の要旨、判決理由の抜粋が表示されるようにしています。
 [5]「備考」欄では、裁判所Web判例集のアドレスを登録したり、自分で作成したファイルの所在場所を登録しておき、右側の「Go」ボタンで、すぐその内容を閲覧することができるようにしています。

(3) データの表示:
  フォームからの登録により、シートの1行には、いわば1カードに記載された情報が整理されて収納されています。
  登録されたデータ内容を順次閲覧する場合には、フォーム右下の「データ移動」のスライドボタンを上下に操作します。シートの該当データが反転して移動するのが見えます。
  フォーム上のデータの「内容」の全文を見るには、表示画面右のスライドバーを下げて表示させます(マウスホイールは、Excelの仕様として使用できません。)。またExcelの仕様で、画面下方の文字又はスライドバーが表示されない場合があります。この場合は、画面をダブルクリックすれば、隠れた部分を表示させることができます。再度ダブルクリックすれば、冒頭から表示されます。

(4) シート(表)の閲覧:
  シート(表)のデータを直接閲覧した方が便利な場合は、フォーム右下の青色の「閲覧」ボタンをクリックするか、「Esc」キーを押して、基本フォームの表示を閉じます。
  シート内容を広く見ようとする場合には、フォーム左上の「移動」ボタンにより、フォームを縮小し右隅に移動させて見ることもできます。
  この場合、縮小画面のデータ移動ボタンにより、シート上のデータを順次見ることもできます。元に戻す場合は、「復帰」と改名された元の「移動」ボタンを再度クリックします。
  なお、シート上の特定の1行データをダブルクリックすれば、フォーム画面が立ち上がり、該当の判例データの内容を全部表示させることができます。

(5) シート(表)の切り替え:
  「憲法判例」等のシートの切り替えは、フォーム右上にある「シートリスト」の切り替え、又は、画面最下段の「シートタブ」をクリックして行います。
  使用中の(アクティブ)シートタブは、赤色に表示されます。

(6) シート内の編集:
  1行単位で収納されるデータは、自由に追加、挿入、削除、順序入替えの編集と保存登録ができます。
  登録されたデータは、複数行の文章データ(判例全文)であっても、Excelのシート(表)には1行データの形式で記入・表示されます。
  これをフォーム上で見ると、1行のデータ内容は、複数行の内容で全部表示され、順次データを閲覧して、フォーム上で必要な編集処理ができる仕組みになっています。フォーム上のデータを修正(変更)した場合には、必ず「登録」操作が必要になります。登録をしないまま、次のデータに移動すると、せっかくの編集済みのデータは消えてしまいます。

(7) 文章の編集:
  基本フォーム上の[4](内容)表示欄の文章データについては、範囲指定(選択)の上、右クリック・メニューにより、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」、「すべて選択」の処理ができます。
  これらの処理は、次のようなショートカットキーの操作に限り、ここで使用できます。
 Ctrl+A  すべてを選ぶ。
 Ctrl+X  カット(切り取り)    Ctrl+C  コピー
 Ctrl+Z  直前の作業を元に戻す。  Ctrl+Y  直前の作業を繰り返す。   
  右クリック・メニューからの元に戻す、繰り返すの操作は、まま完全に機能しない場合がありますので、処理結果を確認してください。

(8) 文字、符号の変換(置換):
  基本フォーム上の[4](内容)表示欄の文章をマウスで範囲選択した上で、その右側の編集処理のメニューボタンの操作により、次のような操作をすることもできます。文中の対象とする文字部分を範囲選択してから実行します。
  [1] カタカナ文を平仮名文へ仮名変換
  [2] 法条文の漢数字をアラビア字へ変換
  [3] 全角を半角に変換又はその逆の変換
  [4] 読点の「,」を「、」に変換
  [5] スペースの削除
  [6] 改行の削除
  [7] 【 】で囲みHTML文書で下線表示とする処理
  [8] 文章を読みやすくするため、行間・文字間を広める、狭める処理
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  漢数字をアラビア数字に変換する操作は、「一時」か「1時」か等、前後の文脈の意味解釈が必要になり、完全に機能しない場合もありますので、処理結果を確認してください。

(9) 全文表示(音声読み上げ):
  フォーム右下の「全文・音声」ボタンをクリックすると、[1]登録番号、[2]分類、[3]見出し、[4]内容、[5]備考の5項目の表示が一覧的に表示できます。
  この文書は、HTML(Hyper Text Markup Lnguage)で作成されています。
  [1] フォームの「内容」文の重要部分を「【 】」で囲んだ場合、このHTML文では、アンダーライン(下線)で表示させることができます。
  [2] 最新ブラウザ(Webサイト閲覧ソフトMicrosoft edge等)を使用している場合、メニューから「音声で読み上げる」、又はブラウザ右上の「A''」印のアイコンをクリックすれば、表示の最高裁判例等の文面を音声で読み上げることもできます。

(10) データの検索:
  裁判年月日あるいはキーワードによりデータを検索する場合は、フォーム左側の検索フレームから、一定の検索文字を入力して検索をかければ、すばやく検索できます。
  [1] 全シートを対象に検索する場合は、「全シート検索」ボタンをクリックして、入力欄に検索文字を入力して検索します。シートタブが赤色に表示されますので、シート単位で検索し、必要に応じて、そのページ内の検索もできます。
  [2] 個別のシート内で検索する場合には、「シート内検索」の下の欄に検索文字を入力して検索をかけると、「見出し」部分から検索します。
   この場合は、「内容」欄の裁判年月日を範囲選択して、マウスカーソルを上方に回して青色(番号表示)欄を通過させれば、そのまま検索文字が入力できます。
   「シート内検索」の上部左右に▼印のボタンがあります。
   「右上の▼印ボタン」を押せば、電卓式のテンキー・パッドが現れ、これを利用して「○.○.○」と入力して「転記」ボタンを押せば、検索文字欄に入力できます。
   裁判年月日を入力(又はコピー&ペースト)して「左上の▼印ボタン」を押せば、適式な「○.○.○」の書式に変換してから検索することができます。「平成○年○月○日」、「○.○.○」と入力されても、半角に変換して検索できます。
  [3] 下段の「ページ内検索」で、検索文字を入力した上で「検索」実行すれば、その「内容」欄表示の先頭から検索文字を探し出し、画面上で検索文字を反転表示させ、その所在位置を明らかにすることができます。
  [4] 検索結果のデータは、別シート(シートタブ「検索結果」)に、一覧的に書き出すこともできます。ここから、目的の判例表示の行をダブルクリックすれば、そのデータ内容をフォームで見ることもできます。

(11) 憲法条文の参照:
  [1] 判文に根拠条文として憲法の条文が示されている場合、例えば憲法14条の場合、内容表示欄の「14条」を範囲選択して、マウスカーソルを「全シート検索」へ移動し、「全シート検索」ボタンをクリックすれば、その憲法条文を検出し、その内容を直ぐ閲覧することができます。
  例えば「14条」などと範囲指定する際、その末尾が定まらない場合には、マウスカーソルで一旦行き過ぎてから戻る操作をすると、範囲選択が早めにできるようになります。
  なお、条文を確認し終えた場合は、「解除」ボタンをクリックします。
  [2] 上記の方法では操作が面倒と考える場合は、フォーム右上部の「憲法条文」ボタンを利用することもできます。このボタンを押せば、「憲法条文」をHTML文書で表示し、スライドボタンにより各条文内容を確認することができます。
   最初は全画面に表示されますが、一度ウィンドウの幅を最小限に狭めて表示すれば、その後、その幅で表示させることができます。前述の操作で、憲法条文の音声読み上げもできます。

(12) 索引一覧からの検索:
  フォーム左側の「索引一覧」ボタンをクリックすれば、データリストの判例一覧を表示させた上、目当てのリストをクリックして、直ぐにそのデータ内容をフォーム上に表示させることができます。
  リスト一覧は、判例データに対し、ボタンで「番号順(項目)別」、「年月日昇順」、「年月日降順」の中から選択できます。
  「番号順(項目)別」一覧では、分類項目リストから指定の分類へジャンプすることができます。また、「年月日昇順」、「年月日降順」一覧では、下方に年代区分ボタンが表示されますので、この操作で、より近いデータにジャンプすることができます。

(13) データの並び替え:
  判例データは、ボタン一つの操作で、[1]番号順、[2]裁判所の建制(組織)順、[3]裁判年月日順(昇順)、[4]裁判年月日(降順)による並び替えが瞬時に実行できます。

(14) データのオートフィルター:
  「見出し」のデータを基本にして、オートフィルター機能により、その項目で分類抽出後、分類項目のデータだけを抽出して表示させることができます。例えば、「幸福追求権」、「法の下の平等」などと指定すれば、その指定項目の判例だけが抽出されてシートに表示されます。
  ここから、指定の判例表示の行をダブルクリックすれば、そのデータ内容をフォームで見ることもできます。

(15) シートの追加と削除:
  新規にシートを追加作成する場合、又は既存のシートの一部を削除する場合は、必ず「追加・削除」ボタンで表示される「追加・削除フォーム」から操作します。
  シートの追加を上記以外の方法で行った場合、その後の操作が機能しません。

(16) 新規判例データの取得:
  新しく判例データを入力する場合は、フォーム画面右上の「判例入力」ボタンにより表示される入力機(ダイアログボックス)を利用すると、効率的に入力できます。判例データの裁判所、年月日、出典等がリスト選択で、簡単に入力できるようにしています。
  裁判所Web判例検索システムから最高裁判例を取得する場合は、次のような操作で、簡単に判例情報を取得し、フォームに入力することができます(現在のところ、最高裁判例に限ります。)。
  [1] フォーム画面右上の「Web判例取得」ボタンをクリックする。
  [2] 現れた「判例情報の取得」画面から、裁判所Web判例検索システムにアクセスして目的の判例を検索、表示させる。
  [3] その冒頭表示部分を([Ctrl]+[A]のキーボタン操作により)全文コピーして、「判例情報の取得」画面の「冒頭表示部分」欄に貼り付ける。
  [4] 冒頭表示の全部か要点か、抽出範囲を選択してボタンをクリックすれば、求める内容が自動的に抽出される。
  「本文」が必要な場合は、同様に「判決本文」を表示させて全文をコピーし、「本文表示」欄に貼り付けをします。
  全文コピーが必要でない場合は、判決理由から必要な部分を抜粋、編集して、「本文表示」欄に入力し、右の表示欄で、冒頭表示、本文表示の処理結果の双方を結合します。この編集操作は、メモ帳を開いて編集整理すると効率的です。
  その内容を確認して、「データ転記」ボタンをクリックすれば、フォーム上の所定欄に必要なデータの入力が簡単にできます。
  必要に応じWeb判例検索のアドレスをコピーして所定欄に貼り付けておけば、「データ転記」により、フォームの「備考」欄にアドレスが自動記入されます。
  なお、新しく判例データを入力する場合、間違いを防ぐには、最初に基本フォームにおいて、シートの「追加」又は「挿入」ボタンにより白紙にしてから、上記の操作をすることが大切です。

(17) 備考欄:
  備考欄には判例検索元又はネット情報源のアドレス(URL)を記入しておけば、後日、これをクリックして、直接情報源へアクセスし閲覧することができます。
  情報源はオンラインのネット先に限らず、自分のパソコンのフォルダ内のファイルを登録しておくこともできます。
  その登録は、「終了」ボタン近くにある「ファイル設定」ボタンで開く「ファイルリスト」から指定し登録します。
  ファイルの登録欄は、その左のボタン操作で、上下に拡大・縮小させることができます。
  備考欄に表示された情報源へアクセスして閲覧するには、「ListUp」ボタンをクリックし、対象リストをクリック(反転)させて、「Go」ボタンをクリックします。

(18) 印刷:
  判例等のデータは、項目ごとに「文書表示」シートに文章体で書き出し、これを印刷することができます。
  データ内容(C欄の表示内容)の一部を範囲指定して印刷することもできます。
  また、一定範囲の判例を連続して印刷したい場合は、「連続」印刷ボタンにより、一定範囲を指示して連続して印刷することもできます。この場合には、文章量が多いものは相当なプリント枚数になるので、注意が必要です。
  印刷がうまくいかない場合は、フォーム左下にあるリストから起動するメモ帳、Word等を利用してプリントアウトします。

(19) その他の機能:
  フォーム右上方の「日付入力」により、カレンダーの表示、指定した2つの日付間の日数算出、指定した日付(期日)の入力ができます。

(20) Excel終了:
  フォーム右下の「終了」ボタンからExcelを終了します。
  終了に際しバックアップファイルを残したい場合は、「終了」ボタン上の「□バックアップ取る」にチェックを入れてから「終了」ボタンをクリックして終了します。
  バックアップは、実行ファイル名の末尾に操作の年月日・時刻が付加されます。


5 正規ユーザー登録:
  このソフトは、当初はパスワードpassで短期間ながら試用できる試用版です。試用期間中は、「憲法判例」等の一部データが利用できないなどの機能制限があります。
  Vector(ソフトライブラリ&PCショップ)で案内するWebサイトから正規ユーザー登録(パスワード取得)をしていただければ、機能制限が解除され、憲法判例が利用できます。
  次の「実務の友」のページでも、案内しています。
  実務の友 http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/WorkUp/index.html
  「法律学のための「知のデータベース」の構築」のページ参照
   なお、このソフトは有料ソフトですので、ご入金確認後、機能制限解除のパスワードをご案内します。


6 著作権等:
(1) 著作権:
  このソフトの著作権は、ホームページ「実務の友」の管理者山本正名に帰属しますが、データ内容の追加、編集等の書き換えは自由です。

(2) 譲渡、頒布:
  このソフトは、利用者1人1台のパソコンを前提とした利用となっております。
  このソフトを他に譲渡したり、許可なく他に頒布したりことはできません。


7 ソフトのサポート:
  ソフト・プログラム及び操作方法については、作成者は、このソフトの目的、使用場面等に即して、最大の利便性が得られるように努力しておりますが、100パーセントの完全作動と正確性を保証するものではありません。
  このソフトの収録内容、使用結果については、作成者は、いかなる障害、損害に対しても、責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
  なお、不具合や改良に関する御意見、お気づきの点がありましたら、管理者までご連絡ください。できる限りのサポートはさせていただきます。
  E-Mail送信先 : ここをクリック (メールの送信画面に移行します。)
  作者のホームページ「実務の友」のURL
     URL   : http://www5d.biglobe.ne.jp/~Jusl/



【このソフト利用のお役立ち情報】

1 インターネットからExcel等のファイルを入手・起動する場合の注意と手順
 インターネットからExcel等のファイル(又はフォルダ)を入手して起動しようとする場合、ソフトの安全性(セキュリティ)確保のため、実際にはウイルス感染の危険がない場合でも、その可能性ありとして扱われ、「保護ビュー」(黄色バー表示)、「セキュリティリスク」(赤色バー表示)の警告表示があり、次に進めません。
 そのファイルの安全性を信頼して実行する場合には、次の2段階の手続が必要となります。
 詳しい対処法は、ネット等で検索してください。
(1) ブロックの解除
 [保護ビュー]の警告表示を確認したら、元のExcelファイル(フォルダ)に戻り、右クリックで[プロパティ]を選択し、[全般]タブ下部の「セキュリティ」の項で、ブロック解除 の説明の後の「□許可する」にチェックを入れて、[OK] を選択します。
(2) コンテンツの有効化
 次に目的の(フォルダ内)ファイルを開こうとすると、今度は[セキュリティ]の警告が表示されるので、その右側の[コンテンツの有効化]をクリックします。その直後にファイルが起動します。

2 ファイルの拡張子
  ファイルの確認、移動、整理等にはWindowsエクスプローラー(ファイル管理ソフト)が便利ですが、パソコンの工場出荷時の設定のままでは、ファイルの拡張子は表示されません。
  拡張子は、ファイル末尾の「.」の右側の3、4文字分を指し、ファイルの種類を識別する役割をするものであり、表示することが推奨されています。
  Windows10では、エクスプローラーの表示タブ中の「ファイル名拡張子」にチェック印を入れれば、設定できます。
  Windows11では、エクスプローラーの最上部メニュー「表示」中の末尾「表示」のメニューから「ファイル名拡張子」をクリックすればチェック印が入り、設定ができます。
  拡張子の「.txt」はテキストファイル、「.html」はハイパーテキストファイル、「.xlsx」はExcelの通常のファイルを示します。

3 ファイル名に使用できない記号
  Windowsにおいては、ファイル名に使用できない記号として、全角、半角のスペースのほか、次のような記号があるので、注意を要します。
    「"」、「/」、「;」、「:」、「,」、「*」、「?」、「<」、「>」、「\」、「|」、「[」・「]」、「<」・「>」など

4 日本語入力システム(かな漢字変換ソフト)にATOK(エイトック)を使用していて、「ひらがなで入力します」の変換モードを表示させたくない場合
  ATOKプロパティ(環境設定)を開き、「入力・変換」タブを選択します。
  設定項目「変換補助」の下にある「表示」を選択し、表示の設定中「カーソル位置に入力モードを表示」欄で「○しない」を選択し、「OK」で終了します。

5 著作権との関係
  裁判所の判決(決定)文や官公庁作成の裁決(決定)文、官公庁作成の告示、訓令、通達等は、著作権法の保護対象になっていませんが(著作権法13条)、その解説文は著作権保護の対象になります。
  コピーを利用して外部に発表する場合は、著作権侵害とならないよう、自己責任で、このシステムをご利用ください。

6 コピー&ペーストの注意点
  PDFファイルについては、保護措置によりコピーができない場合、あるいは技術上の制約でコピーが制限されている場合、「全部コピー」を指定実行しても一部コピーができていない場合等があります。このファイルでコピー・ペーストを行った場合は、その結果が正しく行われているかどうか、十分点検(確認)してください。
  このシステムを利用して裁判所Web判例集から取得した場合、ページ数を自動削除し、改行を加えて読みやすくしていますが、漢数字のアラビア数字変換等は機械的処理であって、意味的に正確な文章表記とならない場合がありますので、処理結果については十分点検してご利用ください。

7 ソフト停止の場合の措置
  万一、Excelソフトが動かなくなってしまった(全てのキー操作を受け付けない=「フリーズする(固まる)」ともいう。)場合には、
 (1) 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」の3つのキーを同時に押します。
 (2) すると「タスクマネージャ」が起動し、画面に実行中のアプリケーションソフトが一覧表示されます。
 (3) 「応答なし」と表示されたアプリケーションソフトを選択して、「タスクの終了」をクリックします。
  これにより、終了させることができます。
  ただし、強制終了の場合、保存していなかった入力中の文章やデータは失われてしまいます。
  パソコン作業では、区切りのよいところで、データのバックアップをとっておくことが大切です。
 (4) 再度同様の現象が起きる場合には、ソフトの作業中のどの場面で何をしようとした時だったのか、ソフトの管理者に連絡していただけると、その後のソフトの改良に役立ちます。

8 ソフト停止の場合のファイルの救出
 Excelで作業中に何らかの原因でシャットダウンしてしまった場合、せっかく苦労して作成したファイル内容が消失してしまったかと、あわててしまいますが、あわてずに、ユーザーアカウントの「Roaming」フォルダを確認します。自動的にバックアップされて残っている場合があります。
 Excelを立ち上げ、メニューの「ファイル」を選択、「情報」タブの中から「ブックの管理」ー「保存されてない文書の回復」を選択します。  保存されていないファイルが表示されるので、新しい名前を付けて保存します。完全復帰でない場合もありますので、内容の確認と補正が必要です。