反近代的な外国人 (17.07.28)

軍学者 兵頭二十八氏が

ロシア人、シナ人、朝鮮人は、近代化し得ない外国人だと

 多くの日本人は、意思的にペットを飼わない

 閉じ込められたり、繋がれたりすることが厭と感ずる高等な動物は、敢えてそれを所有し閉じ込め繋がないことが、むしろ人らしい道だと黙って判断しているのである

 人畜に害を与えない動物は、山で勝手に暮らせばよい、と思うのが日本人ではないか

 日本人にとって、一向に近代化し得ない外国人とは、野ネコ、野イヌ、山カラスのようなものである

 ロシア人、シナ人、朝鮮人が、それぞれの山で勝手に暮らしているのならばご自由だ

 しかし近代化した日本人として、できたら深いお付き合いは御免を蒙りたい

 なぜなら、彼らは「他者の自由」に興味を持たない 

 それはイデオロギーとは関係のない、国民固有の習性である

 ロシア人、シナ人、朝鮮人といった「他者の自由」に興味のない反近代的な外国人たちとの付き合いが「有意義だ」と感じる日本人も、稀にはいる

 日本では、契約は有効である

 ロシア人、シナ人、朝鮮人が、こちらの実力によって強いられないと見れば、しばしば公な合意もないがしろにし、前約を食言して恬として恥じず、法の定めとは別建てに、自分だけ特例的に扱えと要求してくる面の皮の厚さに大概の日本人は驚く

 ロシア人、シナ人、朝鮮人が反近代的となったのには、地理的、歴史的な理由がある

 匪賊が根絶できなかった

 したがって、中央政府の法の支配が隅々まで及び難かった

 匪賊を根絶しようとすれば、膨大な国庫支出が必要で、その無理が政体を弱め、異民族の攻撃を招き、しばしば政体の転覆につながった

 すると以前の法律や契約は概して消滅した

 このような体験を千年以上も繰り返せば、住民の誰もが公的秩序の永続性や国家社会を守る価値などを容易に信じなくなり、自己と血族だけの福利を思い、他者の自由を顧慮しない気風となるのは自然なことだ

 ”なるほど!!”