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――「弟」誕生――

 
リアラは自分の部屋の掃除をしていた。
 
ナイツ  「よう、リアラちゃん!精が出るね〜?」
リアラ  「・・・!ナイツ、貴様だろうこんな落書きしたのは!!」
ナイツ  「ほぇ?」
 
確かにリアラの部屋の中には一面「バカ」等落書きされている。
 
ナイツ  「待てよ!確かにお前はバカだと思うけどそんな子供じみた事しねーよ!」
リアラ  「・・・・・・じゃあ誰の仕業だというんだ?」
ナイツ  「知らねーよ!それよりお前こそ、よくもやってくれたな!?」
リアラ  「何?」
ナイツ  「俺が寝てる間に口ん中に菓子詰めたのお前だろ!?」
リアラ  「知るか!だいたい俺がそんな子供じみた事すると思うか?」
ナイツ  「じゃー誰がやったって言うんだよ!」
リアラ  「お前に恨みのある奴なんて大勢いるだろ。そんなのでかい口開けて寝てる方が悪い」
ナイツ  「〜〜〜!( ̄∧ ̄;」
 
ズシィィーーー・・・ン
 
その時、遠くから大きな音が響いた。
二人が駆け付けると、そこにはシッポを縛られたギルウィングと
水から出されたガルポがじたばたともがいていた。
 
リアラ  「お、お前達・・誰にやられた?」
ナイツ  「まさか・・・あいつらじゃないだろうな?だったら俺は知らねーぞ」
リアラ  「逃げるな!それで、誰にやられたんだ?・・・・え、わからない・・・?」
ナイツ  「何だよ?」
リアラ  「声からすると子供らしいんだが・・・」
ナイツ  「何で俺を見るんだ!とりあえず・・・一応あいつらにも聞いてみようぜ」
 
ビーナ  「信じられないわ!私達がそんな事すると思うの?」
ナイツ  「思う!」
ウォルタ 「ひどい・・・か弱き乙女をつかまえて濡れ衣を着せるなんて・・・」
リアラ  「お前らのどこがか弱いんだ?」
イリヤ  「でも〜〜私達は純潔ですよ〜〜〜」
ウォルタ 「潔白、でしょう・・・」
リアラ  「お前達と話しててもらちがあかないな・・・」
ビーナ  「マスターなら何か御存じじゃないかしら?」
ナイツ  「なんかヤな予感するけど・・・行ってみるか・・・」
 
ナイツとリアラはワイズマンの元へ飛んで行った。
 
ビーナ  「私達、あんまりリアラさん達に好かれてないみたいね?」
イリヤ  「どうして〜?こんなに尽くしてるのに〜〜〜」
ウォルタ 「それが逆効果なのよ・・・」
ビーナ  「でも!私達きっとこれから花開くのよ♪」
イリヤ  「一人前のれでぃを目指そぉ〜〜〜」
ウォルタ 「問題があるわ。一人前のレディになる見本がいない・・・」
ビーナ  「そーいえば、私達が生まれる前は女性メアンは一人しかいなかったのよね!」
イリヤ  「じゃ〜その人に会いにいこう〜〜〜」
ウォルタ 「参考になればいいけど・・・」
パフィー 「おほほほほほ♪何かご用かしら、お嬢さん達♪」
イリヤ  「私達〜〜一人前のれでぃになりたいの〜〜〜」
ビーナ  「それで、先輩であるあなたに会いに来たのよ!」
ウォルタ 「何か教えて下さるかしら・・・」
パフィー 「んまぁ、それは良い心がけですわね♪ウホホホホ♪」
 
「・・・・エヘ☆」
 
ウォルタ 「誰・・・?」
パフィー 「あら、坊や。実はね、このコ私の事母親だと思ってるらしいのよ〜♪」
ジャミ  「・・・ねーちゃん?」
ビーナ  「私達の事かしら?」
イリヤ  「こっちにおいで〜〜〜」
ジャミ  「エヘヘ☆(^-^」
 
ワイズマン「・・・・・・・」
リアラ  「マスター!」
ワイズマン(ぎく)
ナイツ  「何か俺達に隠してる事あんだろ?」
ワイズマン「・・・・・(- -;」
リアラ  「真相をお聞かせください。御存じなのでしょう?」
ナイツ  「白状しろっ!」
ワイズマン「・・・・お前達、よく聞きなさい。実は・・・・・・お前達には・・・・・・・・
      ・・・・・・・弟がいた」
 
やっぱり・・・・
 
ビーナ  「君、ジャミ君っていうの?」
ウォルタ 「やっぱり私達の弟になるようね・・・」
イリヤ  「仲良くしようね〜〜〜」
ジャミ  「うんっ!」
ウォルタ 「でも・・どうしてマスターはこの子の事を教えて下さらなかったのかしら・・・」
ジャミ  「・・・・・」
ビーナ  「どうしたの?」
ジャミ  「・・・嫌いだもん・・・・あんな人・・・」
イリヤ  「マスターの事〜?どうして〜〜?私達を創ってくれたのよ〜〜〜」
ジャミ  「創ってくれてないもんっ!!」
イリヤ  「???」
 
ワイズマン「ジャミは、もともとお前達を創る時に取り除いていた部分なのだ」
ナイツ  「もっとわかりやすく説明しろよ」
ワイズマン「つまり、お前達がそれぞれの役割を果たすのに邪魔な部分・・・特に子供が
      持っているような純粋な心を、お前達を創る時に取り除いて保管していたのだ」
リアラ  (取り除いた・・・?)
ナイツ  「何で俺を見るんだよ」
ワイズマン「それらを集めて保管していたのだが、何故かそれが意志を持つようになった。
      そうして自ら生まれ出てしまったのだ」
 
ウォルタ 「とにかくマスターに話を聞いてみましょう・・・」
ジャミ  「やだーーーー!」
ビーナ  「あなたの事を知りたいのよ?」
ジャミ  「もう、閉じ込められるのやだーー!」
 
ワイズマン「奴を放っておくわけにはいかん。何とかしてここへ連れて来い」
リアラ  「わかりました!」
ナイツ  「・・冗談じゃねぇや。これ以上お前らに付き合ってられっか」
 
<'Ь>≪
 
リアラ  「ジャミはここにいるのか?」
ビーナ  「あ、リアラさん!」
ジャミ  「にーちゃん・・・」
リアラ  「マスターがお前を呼んでいる。行こう」
ジャミ  「秘密の粉ばくだん☆」
リアラ  「うわ!??」
ジャミ  「キャハハハハ☆」
イリヤ  「きゃ〜〜♪リアラさん真っ白〜〜〜♪」
ウォルタ 「これは写真にとっておきたいわ・・・」
リアラ  「くそっ、逃げられたか・・・」
ビーナ  「ところで何しにいらしたの、リアラさん?」
 
リアラ  「・・・というわけだ。何とかして奴を捕まえるぞ!」
ウォルタ 「でも、ジャミはマスターに会う事を嫌がっています・・・」
イリヤ  「無理矢理連れていくのはかわいそう〜〜〜」
リアラ  「マスターの命令は絶対だ。お前達もわかっているだろう?」
ウォルタ 「・・・」
リアラ  「俺は奴を探しに行く。お前達も見つけたら知らせるんだ」
ビーナ  「その前に顔拭いたら?」
 
<'Ь>≪
 
ナイツ  「あいつの言う事に従う気はないけど、このままじゃ済ませられねーな・・そうだ!」
 
ナイツは大量のお菓子を並べた。
 
ナイツ  「ジャミの奴は子供だから、匂いにつられて出てくるだろ」
ジャミ  「イイ匂いがするな〜☆」
ナイツ  「・・・単純な奴・・」
ジャミ  「あ・・!」
ナイツ  「安心しな。俺はお前を捕まえる気はねぇからよ」
ジャミ  「ほんと?」
ナイツ  「ああ。俺もワイズマンの奴は気に入らないからな。それより、こっちに来て
      菓子でも食えよ」
ジャミ  「わーーーい☆」
ナイツ  「・・・・ほら、さっきのお返しだ!腹一杯食わしてやるぜっ!!」
ジャミ  「〜〜〜〜〜〜☆!?!?」
ナイツ  「ふん、ざまーみやがれっ」
ジャミ  「ん〜〜〜〜!ん〜〜〜〜〜〜〜!!(@∧@;」
ビーナ  「あー、何してるのぉー?」
ナイツ  (ぎくぅぅっっ!?)
イリヤ  「弱いものいじめはいけないんだから〜〜〜」
ナイツ  「こ、こいつが先にやったんだ!」
ビーナ  「何言ってるの!子供のかわいいいたずらじゃない!」
ウォルタ 「大人気ないですね・・・」
イリヤ  「私達がおしおきしてあげるわ〜〜〜♪」
ナイツ  「!!」
 
ナイツ  「・・・くそ・・・ぉ・・」
ジャミ  「ん〜〜〜・・・ごっくん」
ナイツ  「へ?」
ジャミ  「あーおいしかった☆」
ナイツ  「お、お前なぁ〜・・・!」
 
<'Ь>≪
 
クロウズ 「俺達に用って何ですかい?」
ジャックル「ジャミ様を誘う作戦でも?」
リアラ  「そうだ。今すぐ作ってくれ」
 
ジャックル「できました。・・ここがタイマーになっています」
リアラ  「よし。30分後にセットして・・・と。後は俺がやる。御苦労だったな」
クロウズ 「それじゃ俺達はこれで!」
リアラ  「さてと。ジャミはどこへ行った?」
 
ジャミ  「ムシャムシャムシャ☆」
ナイツ  「・・・・・(←死んでる)」
リアラ  (・・・何があったかだいたい想像できるな)
ジャミ  「!!」
リアラ  「慌てるな、お前を捕まえに来たんじゃない」
ジャミ  「ほんと?」
ナイツ  (何が起きるかだいたい想像できるな・・・)
リアラ  「さっきはすまなかったな。お前にコレをやろう」
ジャミ  「何それ?見せて見せて!わーすげー☆」
ナイツ  「そんなオモチャに騙されてんじゃねーぞ・・・」
リアラ  「お前は黙ってろ!」
ジャミ  「わーーい☆わーーーい☆」
リアラ  「・・・」
ジャミ  「にーちゃん、ありがと!オレ大事にするね!」
リアラ  「そうか・・・」
ジャミ  「エヘへヘ☆」
ナイツ  「単純な奴・・・」
リアラ  「・・・ジャミ」
ジャミ  「なぁに?」
リアラ  「いやその・・そんなに気に入ったか?」
ジャミ  「うんっ!」
リアラ  「・・・それじゃあ、それは返せ。もっといいのをやる」
ジャミ  「ほんと?」
リアラ  「ああ」
ジャミ  「わーい!じゃ、ここで待ってるね☆」
 
リアラ  「・・・・冷酷で残忍、最強の・・メアン、か・・・笑わせるな・・・
      ・・・・・・あと10分・・・早いうちにどこかへ捨ててしまおう」
 
ちゅどーーーん!!
 
リアラ  「・・・・・10分・・・間違えた・・・・」
ナイツ  「・・・こんなことだろうと思ったぜ・・・」
 
ビーナ  「あら、ジャミ君、まだここにいたの?」
ジャミ  「うん!リアラにーちゃんがオモチャをくれるんだ。だから待ってる☆」
ウォルタ 「リアラさんが・・・?」
イリヤ  「リアラさんは〜、あなたを捕まえるって言ってたよ〜〜〜?」
ジャミ  「捕まえないって言ったもん!」
ナイツ  「おいっお前ら!」
ビーナ  「あ、ナイツさん!」
ナイツ  「そいつと話がある。少しの間どっか行っててくれ」
ジャミ  「??」
イリヤ  「そんな事言って〜またいじめるんじゃないの〜〜〜」
ナイツ  「わかってる、2度としないから!それよりリアラが向こうで倒れてるんだ。何とかしてやれよ」
ウォルタ 「リアラさんが?大変・・・」
ビーナ  「急いで介抱してあげなきゃ!」
ナイツ  (へへ・・・悪いな、リアラ)
ジャミ  「お話ってなぁに?」
ナイツ  「ん?・・・いやな、お前さぁ・・今まで閉じ込められてたんだって?」
ジャミ  「・・・うん。でも・・・」
ナイツ  「お前の気持ち、わかるぞ。せっかく生まれたんだからさ、自由に生きたいよな」
ジャミ  「うん。みんなこんなに優しくしてくれるなんて思わなかった。
      ねーちゃんたちはかわいがってくれるし、ナイツにーちゃんはお菓子をくれたし、
      リアラにーちゃんはオモチャをくれるし・・・外の世界って楽しいんだね☆」
ナイツ  「そ、そうだな・・・でも、ワイズマンはお前をまた捕まえようとしてる」
ジャミ  「にーちゃんとねーちゃんがついてれば、平気だもん・・・」
ナイツ  「そうか?ホントにそう思うか?このままじゃお前は、ずーと逃げ続けなきゃなんないんだぜ」
ジャミ  「じゃあ、どうしたらいいの?」
ナイツ  「決まってるさ!ワイズマンの野郎に一発ぶちかましてやりゃーいいんだよ!」
ジャミ  「えー?オレそんなこと・・・」
ナイツ  「お前に実力があればワイズマンも認めざるを得ないし、
      もし危なくなったら逃がしてやるからさ」
ジャミ  「・・・うん!」
ビーナ  「やっぱりジャミ君をマスターの所へ連れていこうとしてるのね!」
ナイツ  「うるせぇよ!ジャミが自分の力で生きるにはこれしかないんだ!」
ウォルタ 「でも私達も一応、マスターからそう言われてるし・・・」
イリヤ  「ジャミ君を助けてもらえるようにマスターにお願いしに行こう〜〜〜」
リアラ  「よし、決まりだ。行くぞ!」
ナイツ  「げっ、怪奇ミイラ男!」
リアラ  「・・・」
 
ワイズマン「よく戻ってきたな、ジャミ」
ジャミ  「・・・あの、オレ・・・」
ワイズマン「お前を吸収してやろう。新たな生命として生まれ変わるのだ」
ナイツ  「待てっ!いいかげんにしろ。俺達をオモチャ扱いしやがって!ジャミにだって
      心があるんだ!生き方があるんだ!そう簡単に消されてたまるか!」
ビーナ  「マスター、私達からもお願いするわ!」
イリヤ  「ジャミを助けてあげて〜〜〜」
ウォルタ 「そして私の実験サンプルに・・・」
ナイツ  「お前は黙ってろ!」
ワイズマン「私の命令は絶対だ。逆らう事は許さん!」
ナイツ  「・・!ジャミ、逃げろッ」
ジャミ  「あわわ・・・!」
ワイズマン「リアラ、ジャミを捕らえよ!」
リアラ  「はっ!」
ジャミ  「に、にーちゃん・・・」
リアラ  「・・・」
ワイズマン「それでいい。それでこそ最強のナイトメアンだ」
ナイツ  「・・・見損なったぜ、リアラ!」
ジャミ  「リアラにーちゃん・・・オレ・・・にーちゃんのオモチャ、欲しかった・・・」
リアラ  「・・悪いな。そんなものはない」
ジャミ  「うっ・・・うぅ・・・・」
ビーナ  「リアラさん!ホントにいいの?」
イリヤ  「ジャミく〜〜〜ん(;;」
ウォルタ 「どうなるのかしら・・・」
ジャミ  「うわぁーーーん!!」
ワイズマン「よし、そこを動くな」
ジャミ  「うぁーーん!うぁーーーん!!」
ナイツ  「コノヤローーー!!」
ワイズマン「ぐっ!何をする!?」
リアラ  「!」
ジャミ  「わぁぁーーーー!!」
 
リアラが一瞬手を緩めた隙にジャミは逃げ出した。
 
ワイズマン「くそっ、リアラ!ジャミを追え!」
リアラ  「はっ!」
ナイツ  「待ちやがれーっ!!」
ウォルタ 「リアラさん・・・」
 
ジャミ  「わぁーーーん!怖いよぉーーー!!」
 
――逃げなきゃ・・・もっと、もっと遠くへ・・・!
 
ナイツ  「リアラ!待ちやがれ!」
リアラ  「ナイツ!ジャミはイデアパレスに向かっている!」
ナイツ  「何!?」
リアラ  「奴の力ではナイトピアへ抜けることは無理だ!でも、無理に通り抜けようとしたら・・・」
ナイツ  「・・・どうなるんだ?」
リアラ  「イデアパレスが崩壊する!」
ナイツ  「何だって!?ヤバいんじゃねぇか!?」
リアラ  「何とかして奴を止めるぞ!」
 
ワイズマン「・・・・・・」
ビーナ  「三人とも大丈夫かしら?」
ウォルタ 「・・・・・」
イリヤ  「ケンカしてないかしら〜〜〜」
ワイズマン「・・・む?」
ウォルタ 「揺れてる・・・」
ビーナ  「きゃあ、どうなってるのコレ!?」
イリヤ  「いや〜〜〜ん」
ワイズマン「いかん!イデアパレスが崩壊しかかっている!」
ウォルタ 「どうなるのですか・・・?」
ワイズマン「ナイトメアとナイトピアが衝突する。それ以上の事はわからぬ」
イリヤ  「わからないんですか〜〜〜?」
ワイズマン「わかっているのは、イデアパレスの周辺は跡形もなく吹き飛ぶであろうということだ」
ビーナ  「でもどうして?ひょっとして、ジャミ君が!?」
ウォルタ 「だとしたら、ナイツさんとリアラさんも危ないわ・・・」
イリヤ  「急いで行かなきゃ〜〜〜!」
ワイズマン「無駄だ。お前達に止める事などできまい」
ビーナ  「やってみなくちゃわかりませんわ!行ってきます!」
ワイズマン「何と言う事だ・・・」
 
ジャミ  「怖いよ・・・怖いよ・・・・」
リアラ  「くそっ!間に合わなかったか!」
ナイツ  「おい、イデアパレスを支えるぞ!」
リアラ  「くっ・・・!ダメだ、俺達だけでは・・・」
ナイツ  「肝心な時に限っていないんだよな、あいつら・・・!」
ビーナ  「あら、そんな事ないわよ!」
ウォルタ 「私達も加勢します・・・」
リアラ  「お前達・・・」
イリヤ  「ケガしてるのに、無理しちゃダメよ〜〜〜」
ナイツ  「・・・そのケガは誰のせいだ?」
リアラ  「早く柱の間に入れ!」
 
イデアパレスの5本の柱を、5人のファーストレベルが支える。
 
ナイツ  「ダメだ!まだ、足りねェ・・・」
ジャミ  「あ・・・・あ・・・」
リアラ  「ジャミ!お前がまん中に来い!」
ジャミ  「え・・・」
リアラ  「早くっ!」
ジャミ  「・・・うん!」
 
6人のパワーが一つになる。何倍にも何倍にも膨れ上がる。
やがて・・・揺れは収まった。
 
ナイツ  「はぁっ、はぁっ・・・さすがに、効いたな・・・」
ビーナ  「私達だって・・やればできるじゃない!」
ウォルタ 「ふぅ・・・貴重な経験だったわ・・・」
イリヤ  「疲れた〜〜〜ジュース欲し〜〜〜い」
リアラ  「ジャミ・・・」
ジャミ  「・・・・・」
リアラ  「よくやったな。お前がいなければ崩壊は免れなかった」
ジャミ  「・・・オレ・・・マスターの所に戻る」
ナイツ  「え!?」
ジャミ  「オレ、みんなに迷惑かけたから・・・やっぱり、いない方がいいんだね」
ビーナ  「何言ってるの!みんなあなたを助けたいのよ?」
リアラ  「・・・」
ジャミ  「うん。オレ、にーちゃんもねーちゃんも大好きだよ。だから、これ以上迷惑かけたくないんだ」
ウォルタ 「本当にそれでいいの・・・?」
イリヤ  「ジャミ君、考え直して〜〜〜?」
ジャミ  「ね、一緒に行こうよ。最期までみんなと一緒にいたいんだ」
ナイツ  「ジャミ・・・お前・・・」
ジャミ  「最期まで・・見守られて・・・」
リアラ  「・・・行こう」
ナイツ  「リアラ、てめぇ・・・!」
リアラ  「文句なら後で聞く。マスターの前でな」
ナイツ  「くっ・・・!お前ロクな死に方しねぇぞ・・・」
 
ジャミ  「オレを、吸収してください・・・オレがいると、みんなに迷惑がかかるから・・・」
ワイズマン「よく気付いたな。その通りだ」
ジャミ  「・・・」
ワイズマン「お前は感情の制御ができぬ。だから追い詰められるとこのような危険な行動にはしるのだ」
ナイツ  「何えらそーな事ぬかしやがる!ジャミを追い詰めたのはてめぇじゃねーかよ!」
ジャミ  「もういいよ、にーちゃん・・・オレ、楽しかったよ」
リアラ  「お前達、ジャミに別れは言わなくていいのか?」
ナイツ  「・・・・・」
リアラ  「何もないのか!?」
ナイツ  「・・・あるさ!ジャミ、戻って来いよ!お前自分で生まれてきたんだろ。
      根性あるじゃねーか。だから、これからは楽しく生きようぜ。・・一緒にな!」
ビーナ  「そうよ!あなたとはまだ遊び足りないんだから!」
イリヤ  「もう仲間なんだからね〜〜〜」
ウォルタ 「あなたがどんな可能性を秘めているかとても楽しみだわ・・・」
リアラ  「・・・どうだ、ジャミ。これでもまだ、自分はいない方がいいと思うか?」
ナイツ  「リアラ?」
ジャミ  「・・・にーちゃん・・・ねーちゃん・・!!」
ワイズマン「リアラ、どういうことだ?」
リアラ  「マスター・・・お言葉ですが、あなたが考えているほど、我々の命は軽くありません!」
ワイズマン「リアラ・・・」
リアラ  「ジャミの事は私が全ての責を負います!ですから・・・」
ビーナ  「わ・た・し・た・ち、でしょ?」
ウォルタ 「そうです、後は私達にお任せ下さい・・・」
ワイズマン「むむぅ・・・・・・・・・・・・・・
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかった・・・」
ナイツ  「ほんとかっ!?」
ワイズマン「今後ジャミが何をしようが、私は知らぬぞ。今回のようにお前達で解決するのだ。よいな?」
リアラ  「マスター・・・お心遣い感謝いたします」
ジャミ  「ふぇ〜〜〜ん・・・!」
イリヤ  「ほらほら、泣かないの〜〜〜」
ワイズマン(なんて奴らだ・・・この私に説教するとはな・・・)
 
ワイズマン「奴らの力は、私の想像を遥かに超えているようだ。
      生命とは・・・・・・・
      難しいものだな・・・・・・」
 
<'Ь>≪
 
リアラ  「ジャミ、約束のオモチャをやろう」
メアン  「!?」
 
パコーン!
 
ジャミ  「わーーーい☆」
メアン  「!?@♯×≒☆◎!〜?」
ウォルタ 「それは・・・私のペットのロロちゃん(カメレオン)・・・」
ビーナ  「いくわよ!えいっ!」
イリヤ  「ジャミ君、ぱ〜〜〜す!」
ナイツ  「・・・」
リアラ  「ジャミの前だと、あいつらもおとなしくなるんだな」
ナイツ  「ん?何?リアラちゃん、妬いてんの?」
リアラ  「誰がっ!」
ジャミ  「えいっ☆」
ナイツ  「んがっ!?」
イリヤ  「じょ〜〜ずじょ〜〜〜ず〜〜〜(パチパチ)」
ウォルタ 「クリティカルヒットね・・・」
ジャミ  「エヘヘヘヘ☆」
ナイツ  「・・っ!コノヤロー!やりやがったなー!」
リアラ  「大人気ないぞ、ナイツ」
ナイツ  「うるせー!!」
ビーナ  「ジャミ君、逃げろっ♪」
ジャミ  「キャハハハハ☆」
 
―おしまい―
 

果たして、これが新たな悪夢の 始まりとなるか・・・(^^; ジャミは最初に考えてたよりもすいぶん かわいらしくなってしまいましたが、 これからもどうかよろしくお願いしますm(_ _)m それにしても、なんでこんなにイイ話になっちゃったんだろ(爆)   TOP | SITE MAP | NiGHTSの部屋 | オリキャラの部屋