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      同化(デュアライズ)戦士ナイツマン!  
 
 
 
 
 
リアラは退屈な日々を送っていた。
奴がいない毎日は刺激がなさすぎる。
とはいえ奴が閉じ込められたのは他ならぬ自分のせいだ。奴は自分にとって目障りだったのだ。
だから俺は奴を閉じ込めるようにマスターをそそのかしたのだ。
マスターというのは俺達を創り出したとてつもない存在だ。俺達がかなう相手では無い。
それなのに奴は、マスターの言うことを全く聞こうとしなかった。
命令に背くのは奴の勝手だ。むしろそのことで逆にマスターの俺への信頼は強くなった。
・・・その結果が、この退屈な日々・・・
 
だがそれももうすぐ終わる。
奴が脱出したというのだ。今までに何人もの部下が立ち向かったが誰ひとりかなわなかった。
まぁそれも当然だ。奴と張り合えるのはマスターを除いて俺しかいない。
 
ナイツ・・・奴は必ず来る。
 
閉じ込められたことに対する復讐、
そして今までの決着のために・・・・!
 
ナイトピアとの接点が揺らぐ。奴の気配が近付いてくる。
俺は・・・待っていたのだろうか?この日を、この時を・・・!
 
「パパパパパーン♪
同化戦士ナイツマンさんじょーう☆」
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バカ」
「ばっっ?!バカとわなんだーー!人がカッコよく登場してやったのにーーー!!」
(ナイツ・・・・・・・・・・・やっぱり恥ずかしいよ・・・)
「なんだよぉーエリオットお前まで!こーゆうのいっぺんやってみたかったんだよー!
 ほら、ガキどもの夢によくででくるだろ?お前だってこーゆうの憧れてただろ?」
(そ、それはまぁそうだけど・・・)
「・・なるほどな。貴様のレベルはガキ以下か」
「言ったな〜!子供の純粋な夢をバカにした罰だ!!これでもくらえっ!」
「!???なっ貴様何をッ!!??」
気付いた時には、リアラは「着ぐるみ」を着せられていた。
俺は・・・待っていたのだろうか?この日を、この時を・・・??
いや違う!俺がやりたかったのはこんなことじゃな〜いッッッ!!!
・・放心しているリアラに向かってナイツはうれしそうに攻撃してきた。
「ナイツマンスペシャルキーーーーック!!」
「おわぁッッ!!?」
見事にすっころぶリアラ。
「おいおい、もうちょっと楽しませてくれよぉ」
「誰のせいで身動きできないと思ってんだ!」
「まぁいいか。正義は勝つ!とどめだぁーーー!!」
「貴様のどこが正義だ!」
「黙れぃッ!魔人リアラ、覚悟しろーーーー!!」
「貴様も魔人だろーがぁッ!!!」
・・・つ、付き合ってられん!
リアラはひとまずこの場を離れることにした。
「あッこら!悪役がいなくなるなよ!」
(ナイツ!早くしないとデュアライズが解けちゃうよ!)
「わぁかってるって!一撃でしとめてやるぜっ!
 『デュアライズせんしナイツマンが変身できるのは2分間』だからな」
(・・・・・・・・・・)
エリオットも既に呆れ果てていた。
 
一方、少し離れたところでリアラは反撃のチャンスを探っていた。
「ちッ・・・あいつにはいつも振り回される・・・ん?」
「見つけたぞぉー!さあっ続きだ!」
「いいかげんにしろ!貴様のバカな遊びに付き合っ・・・」
「てめーまたバカにしたな・・・って、なな、何だありゃ!??」
そこに現れたのはなんと本物の「怪獣」だった。
どうやらナイツの強いヒーロー願望が、実体化してしまったらしい。
(これもナイトメアンの「悪夢を見せる」能力!?)
「ああっ!!・・・俺の・・・俺のナイトメアがーーーーー!!」
思いっきり壊されていく。
「ナイツーーーーーーーーーーーーーーーー!!
 貴様ーーーー責任取れーーーーーーーー!!(号泣)」
「う・・・・・・(冷汗)」
(ナイツ!もう時間が!)
「お、おおっそうかしまった!ナイツマンはもう帰らねばならない!」
「何!?貴様、これ、どうする気だ!?」
「でわ、さらばだーーーー(汗汗)」
「おいっ!?ちょっと待て!!ああああ俺のナイトメアがーーーー・・・・・!」
 
 
 
 
「・・・・・俺のナイトメアが・・・・・・・」
 
 
 
 
「ははっ、今日はおもしろかったな♪ んじゃ、またなエリオット!」
「・・・ねぇ、あの人だいじょうぶだったかなぁ?」
「あーん、あいつのことなんか気にすることねーよ。俺とあいつの仲だしな。
 どーせしぶとく生きてるんだからよ」
「そうかな・・・すごく困ってるように見えたけど」
「だいじょーぶだって!心配性だな〜。じゃまた今度遊ぼうな!『ナイツマン』!絶対だぞ!」
「・・・・え?」
 
 
 
「・・・・・・・俺の・・・・・・・」
 
 
                                     おわり

う〜む、前置きが意味をなしてない・・・   TOP | SITE MAP | NiGHTSの部屋