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今月の潮流●米国でGM汚染拡大が明らかに
米国の民間科学者団体「憂慮する科学者同盟」は2月23日、米国で販売されているトウモロコシ、大豆、ナタネ種子に遺伝子組み換え汚染が広がり、3分の2が、最大で1%汚染されているという衝撃的な報告書を発表した。
この検査では、トウモロコシ、大豆、ナタネの3作物について、従来品種の種子を各6種類ずつ購入し、2カ所の検査機関に分析を依頼した。分析方法はPCR法を用いた。その結果、合計36の種子のうち27の種子に汚染が確認された。汚染の割合は0.05〜1%で、種子汚染の深刻さが改めて確認される結果となった。
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トウモロコシ |
大豆 |
ナタネ |
検査機関A |
3/6 |
3/6 |
6/6 |
検査機関B |
5/6 |
5/6 |
5/6 |
計 |
8/12 |
8/12 |
11/12 |
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〔ワシントン・ポスト 2004/2/24〕 |
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