2022年12月17日更新(2015年12月17日公開)
シラバス(Syllabuses)


現在、以下の22題目での講義が可能である(各題目で1〜3コマ。1コマ90分。これらの題目の組み合わせで、たとえば「動物生態学」や「動物行動学」といった講義が可能)。それぞれの題目は既にパワーポイントで作成してあり、今後は、最新の研究成果を取り入れて、随時、変更の予定(これら以外の題目でも、講義は可能)

(1) 生態学とは何か?
生態学のアプローチ/生態学の様々な分野(大まかに分類した場合)/生態学の様々な分野(細かく分類した場合: 実は、幾らでも分野は創れる)/道路生態学(Road Ecology)/帰納的結論型(帰納法: induction) vs. 仮説検証型(演繹法: deduction)/帰納的結論型(観察と結論)/仮説検証型(仮説と結論)/ダーウィンフィンチ(Darwin's finches)/Vampire finch/Woodpecker finch/仮説の検証/対立仮説と反証可能性という概念について考える/反証可能性の具体的な例(白いカラス)

(2) オスとメスの見分け方
オスとメスは、どうやって見分けるの?/成体になってから雌雄の判別が可能な動物(新生児の段階では判別が出来ない)/メスのライオンの、オスのライオンへの攻撃/ゾウアザラシ(elephant seal)の性的サイズ二型(ハーレムとオス同士の戦い)/クジャクの性的二型/クジャクの求愛ダンス/マイコドリ科の1種(wire-tailed manakin: Pipra filicauda)のオスの求愛ディスプレイ/マイコドリのオスのムーンウォーク/チョウチンアンコウ類(Atlantic footballfish)の矮雄(わいゆう)/成体になっても繁殖の時期だけ雌雄の判別が可能な動物: カエル類(オスの指ダコ・解放鳴き)/成体になっても繁殖の時期だけ雌雄の判別が可能な動物: サンショウウオ類(オスの総排出口周辺部の膨らみ・喉元の白色斑や黄色班・尾ひれの発達・顎腺・婚姻瘤)/対立仮説と反証可能性という概念(第二次性徴の未発達なオスとメス、及び幼体との判別が外観からは付き難いが、解剖は避けたい)/動物個体の残留物からホルモン濃度の比率を求めて雌雄を推測する方法/野生パンダのオスのメスへの求愛行動

(3) 性的サイズ二型の進化
有限成長生物(organisms with determinate growth)/マントヒヒ(hamadryas baboon)の性的二型/ゴクラクチョウ(Paradisaea)の性的二型/無限成長生物(organisms with indeterminate growth)/ヨーロッパヌマガメ(Emys orbicularis)の性的二型/ギチベラ(sling-jaw wrasse: Epibulus insidiator)の性的二型/性成熟年齢とエネルギー配分/漸近(ぜんきん)的な成長モデル(asymptotic-growth models)/ハリトカゲ(Sceloporus)3種の雌雄の成長曲線/トカゲの1種(flat lizard)の性的色彩二型/両生類の性的サイズ二型

(4) ベルクマンの法則と拡張された法則(Rensch, Allen, Terentjev)
ベルクマンの法則(Bergmann's rule)/ベルクマンの法則の適応的説明/対立仮説と反証可能性という概念(体熱発散や体温保持とは関連性が薄いと考えられる外温性動物では、どのような適応的説明が可能だろうか?)/外温性動物へのベルクマンの法則の適用/高緯度・高海抜(寒冷地域)での体サイズの増加(ベルクマンの法則)/プレトドン科のサンショウウオの例/高緯度・高海抜(寒冷地域)での体サイズの減少(逆ベルクマンの法則)/ベルクマンの法則の種内への拡張(intraspecific extension of Bergmann's rule: Rensch's rule)/カメ類のRensch's rule/Rensch's ruleの逆パタン/Terentjev's optimum rule/Terentjev's optimum ruleの逆パタン/ベルクマンの法則の外温性動物での適応的説明/アレンの法則(Allen's rule)/マガモ(mallard ducks)/科学史上初の恒温魚アカマンボウ(moonfish)/対立仮説と反証可能性という概念(体熱発散や体温保持といった内温性動物の環境適応は、どう見直されるのか?)

(5) 動物の社会性
行動に関する4つの「なぜ」/行動の至近要因/行動の究極要因/社会性昆虫のお話を少し/フタモンアシナガバチのコロニー/サンゴ礁の藻類を栽培するスズメダイ/クロソラスズメダイの栽培共生/社会性/より大きいグループは、より社会的(なのか?)/集合行動(aggregation)/複合社会性(complex sociality)/ガータースネークの繁殖集合/両生類の社会性/サンショウウオ科の社会的相互作用/プレトドン科のサンショウウオの1種(four-toed salamander: Hemidactylium scutatum)のメスによる卵の保護/オオサンショウウオのオスによる卵の保護と巣穴の縄張り/口内でオタマジャクシを保護しながら育てるダーウインガエルのオス/アフリカウシガエルのオスによるオタマジャクシの保護/ピラルクの稚魚の集団行動/擬態/ベイツ擬態/ミューラー擬態/様々な動物のカモフラージュ/ミミック・オクトパスの擬態/ハチにベイツ擬態するハナアブ/ヘコキムシにベイツ擬態するトカゲ/ヨタカ(nightjar)の木の枝へのカモフラージュ/リーフィーシードラゴンの褐藻類への擬態/ランプ・ヌマガイの擬態と繁殖戦略/社会性昆虫の卵保護/縄張り/縄張りを持たないオスの第二次性徴/サンショウウオの抗捕食者行動/トラの黄色と黒の縞模様は警告色ではない

(6) 動物の生活史戦略
生活史戦略(life history strategy)とは?/生殖システムと性転換(性の進化に関する様々な疑問)/サケの生活史/キングサーモンの野生での産卵放精/キングサーモンの浅い川での産卵放精: より小さいオスはスニーカーとなってオスとメスの間に割り込んで放精する/生活史形質(life history traits)/トンボの生活史/チョウの生活史/カの生活史/カエルの生活史/サンショウウオの生活史/メスの卵を受精させたあと、すぐに死ぬオスの例(社会性のクモ、ウナギ、サケ、カメレオン、ヤママユガ、カゲロウ、ツチボタル、カマキリ、マダニ)/進化とは何か?/進化生態学とは何か?/食う・食われるの関係: 生存適応能力/ファイアーサラマンダーのコヨーテに対する抗捕食者行動: 皮膚腺からの毒物の噴射/鳥類の抗捕食者行動/生活史形質の拮抗関係(trade-off)と繁殖戦略(reproductive strategy)/成長と繁殖のスケジュール/なぜ多数回繁殖(iteroparity)は進化したのか?/バクテリアの両賭け戦略(bet-hedging)/雌雄同体生物と雌雄異体生物/同時的雌雄同体: 自分の頭部に生殖器を刺す扁形動物/マクロストマム・ヒストリクス(Macrostomum hystrix)の自己受精/隣接的雌雄同体: 性転換する動物の例/クマノミ(clownfish)の性転換(メスがいなくなると、最上位のオスがメスに性転換する)/単為生殖(parthenogenesis): オスがいなくても繁殖する/ノコギリエイの単為生殖/ごまかしの絶滅(cheat extinction)/砂漠に生息するモロクトカゲ(thorny lizard)の生存戦略: 砂を背中にかけて砂の水分を口から吸収する

(7) 精子競争と性選択に関する戦略と戦術
性選択のメカニズム/アメンボの交尾行動/ハエトリグモの求愛ダンス/クジャクグモ: 派手な求愛は命がけの進化の産物/クジャクグモの1種(Maratus caeruleus)の求愛ダンス/精子競争(sperm competition)/アメンボの性選択/戦略も戦術も元々は経済学用語/Gross (1996)による戦略と戦術の定義/ハタオリドリのオスによる営巣と求愛行動/幾何学模様のフグの巣/アマミホシゾラフグによるミステリーサークルの造成/タンガニイカ湖のシクリッドの代替戦術間相互作用/タンガニイカ湖の野生のシクリッド/母親の口の中で子供を育てるシクリッド/体内受精と体外受精/カリフォルニアイモリの繁殖移動と繁殖行動/クロサンショウウオの繁殖行動(メーティングボール形成)

(8) 体外受精と体内受精の違い(境界線)
脊椎動物の系統樹から見る受精様式の境界線/単孔類(卵を産む哺乳類)/カモノハシの交尾行動/アフリカゾウの交尾行動/ヒオドシジュケイの求愛行動/ガータースネークのメーティングボール/対立仮説と反証可能性という概念(体外受精は原始的で体内受精は派生的なのか?)/体内受精をするサメの交尾行動/タツノオトシゴのオスの子育て/タツノオトシゴの求愛行動/オガエルは雌雄が交尾する唯一のカエル類/輸卵管でオタマジャクシを育てるカエル/両生類の体内受精って何だ?/オビイモリの求愛行動(オスからメスへの精包の受け渡し)/クシイモリの求愛行動/頭足類の交接(copulation)/ミナミハナイカの求愛と受精/バッタの仲間の精包/蝶のメーティングボール/カクレクマノミの産卵と子育て/カエルアンコウに似た種の産卵/サンショウウオ科の社会的相互作用/ヤドクガエルの警告色/キイロヤドクガエルの抱接/ヒキガエルのメーティングボール

(9) 幼形成熟(neoteny)と幼形保持(paedomorphosis)
ヒトの幼形成熟(類人猿との比較)/アホロートルの幼形成熟/ペドモルフォシス(paedomorphosis)を幼形進化と訳すのは、正しいのか?/一時的に幼形保持するサンショウウオの変態/自然界でのトラフサンショウウオの幼形保持/異時性(heterochrony)/アホロートルの幼形成熟に関する質問と回答

(10) 外来種問題を考える
生物の多様性とは何か?/何を持って外来種(alien species)とするのか?/外来生物法(2005年施行): カササギは移入種か?/特定外来生物/侵入生物データベース(様々な動物の例)/ワニガメの生息地/ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)/外来種の問題点/植物の外来種の例(オオキンケイギク)/侵略的外来種(invasive alien species)/グリーンアノール/対立仮説と反証可能性という概念(ウシガエルの例: 日本に移入されたのは1918年)/アメリカザリガニ/ウチダザリガニ/カナダガン/ジャワマングース/アオマツムシ/外来種除去の影響/外来種の生態的地位(上位捕食者か、中位捕食者か?)/ネコ→ネズミ→ミズナギドリ/ミズナギドリ目シロハラミズナギドリ属の海鳥の1種のヒナを捕食する、導入種のポリネシア・ラット/ミズナギドリの繁殖成功と巣穴の位置関係/検討仮説(捕食者除去の影響)/地球温暖化と南方系動物であるイノシシの北上/アミメキンセンガニ(moon crab)の北上/特定外来生物のセアカゴケグモ(red widow spider)/特定外来生物のヒアリ(fire ant)が神戸港に上陸/Global Biodiversity Information Facility (GBIF)とは何か?

(11) メタ個体群(sink-resource populations)動態
メタ個体群(metapopulation)とは?/パッチ環境の共存理論: 存続性のアップと生息数の底上げ/移動分散と種個体群の維持/パッチ間分散の要因/死滅回遊魚(季節来遊魚: highly migratory fish)と海流/猛暑で北上する南方系の魚/ヨスジフエダイの群れ/有尾両生類でのメタ個体群(存在の検証)/オオイタサンショウウオ(絶滅危惧II類(VU): 環境省レッドリスト)/オオイタサンショウウオが直面している問題点

(12) 昆虫を性比操作する寄生者(Wolbachia)
寄生者主導による性決定/昆虫類の70%で見つかるバクテリアの戦略/ボルバキアは4型の宿主の性比操作をおこなう/母から子への垂直伝播/ボルバキア感染に個体群ダイナミクスはあるのか?/デング熱の拡散をコントロールするための、カへのボルバキア感染

(13) ボールドウィン効果: 獲得形質と遺伝子の共進化
ボールドウィン効果とは?/自然選択がボールドウィン効果をもたらすための条件/シンプソン−ボールドウィン効果/遺伝的同化(genetic assimilation)/表現型多型と表現型可塑性/ノコギリクワガタの表現型多型/エゾサンショウウオ幼生の共食い型/参考: アカメアマガエルのオタマジャクシを捕食するトンボのヤゴ/トゲオオハリアリの闘争を介したカースト分化/トゲオオハリアリの巣の形状/イトヨの表現型可塑性/表現型に対する適応度を改善するための学習効果

(14) 動物の陸域生態と隠れ家
陸上の小動物の地下穴の利用/キヌバネドリのオス/フクロウオウム(カカポ)の巣穴での抱卵/巣穴を使用する動物の例(フェネック、プレーリードッグ、コモリグモ、アナホリフクロウ)/プレーリードッグが掘った地下穴を利用したフクロウの子育て/コモリグモの巣穴での行動/ガラガラヘビに対抗するプレーリードッグ/コヨーテに対抗するプレーリードッグ/洞窟を巣穴として利用するフェネックギツネの親子/両生類で乾燥と熱を減少させる地下穴の役割/マスクラットの巣造り/利用可能な生息場所が限られている場合の動物の行動/ハタネズミの採餌行動/集合行動と場所への執着の例/キタサンショウウオが生息する湿地帯全体の空撮方法(モーターパラグライダーからドローンへ)/キタサンショウウオ個体のカラマツ倒木への強い執着/倒木の下で子ウサギを育てるカンジキウサギのメス

(15) 動物の移動(immigration/emigration)
移動と分散(movement/migration/dispersal/locomotion)/動物の移動(アサギマダラとカナダガン)/動物の移動(クジラ、アカガニ、水牛、シマウマ)/クリスマス島のアカガニの移動/オオジシギのディスプレイフライト/両生類の個体群内移動(繁殖移動と冬眠移動)と個体群間移動(分散)/アズマヒキガエルの繁殖移動/ブチイモリの繁殖後の移動分散(垂直岩壁登坂能力)/ダムゼルフィッシュの移動個体による置き換わり/シーモンキーの垂直移動/シャクトリムシの動き/様々な動物の移動(locomotion)システムの一般化/ヘビの動き/野生のキツネザル(シファカレムール)の林床部での移動(横方向への飛び跳ね)/ガラパゴスバットフィッシュの胸びれを使った海底散歩/トビウオの海水面滑空/ハチドリのホバリング/トカゲの1種であるバシリスク(basilisk)の水面歩行(忍者走り)/バイオロギング: アカウミガメの視界/バイオロギング: オオミズナギドリの捕食/鳥類の移動1/鳥類の移動2

(16) 精子形成・卵形成の動物分類群間の相違
精子や卵子の供給源は何か?/始原生殖細胞(primary germ cells)/精子形成/精巣細管/精子形成と精巣細管のまとめ/細胞分化と排精のメカニズム/半数染色体細胞の精子(haploid sperm)/卵形成/卵巣/卵形成と卵巣のまとめ/排卵/ヒトの受精/一年を通して繁殖可能な種と季節的に繁殖する種の精子形成・卵形成の相違/季節的に繁殖する種の精子形成の系統間の相違/精子形成の波(spermatogenic wave)/精子形成の波の不在/季節的に繁殖する種の卵形成の系統間の相違/両生類の緑色の卵(捕食者へのカモフラージュ)/クリームイエローの卵を産むタゴガエル/カジカガエルの鳴き声(タゴガエルとの比較)/緑色の卵を産むアカメアマガエルの色彩適応/ブレイク: アカメアマガエルの虹彩(iris)は、なぜ赤いのか?(クロイワトカゲモドキ、アネハヅル、アルビノウサギとの比較)/卵巣卵がミントグリーンを呈するサンショウウオ/胚の発生過程で緑藻が入り込み、緑色を呈しているトラフサンショウウオ科の1種(Ambystoma maculatum)の卵塊/サンショウウオの胚と緑藻との共生(symbiosis)

(17) 繁殖行動の生理: 化学的シグナルとしてのフェロモン
求愛行動: 化学的シグナルとしてのホルモンやフェロモンが、どのように雌雄の繁殖行動と関わっているのか?/ソードテール・カラシンのオスの尻尾にあるフェロモン腺/オオツノヒツジのフレーメン反応/蝶類の繁殖行動と性フェロモン/カイコガのメーティングフェロモンの検証/ケンミジンコのオスは、メスが出すメーティングフェロモンの軌道を正確にトレースする/ヒトのフェロモンとヤコブソン器官/男性の脇の下の分泌物/サンショウウオの求愛行動と顎腺(mental gland)の化学的シグナル/卵胎生のアルプスサンショウウオの野外での求愛行動: 性フェロモンで番いになる/メスをつかまえて性フェロモンを送るブチイモリのオスの繁殖行動パタン/ブレイク: ハキリアリのフェロモントレイル

(18) ブレイク: ネコは、なぜ自動車が近づくと道路に飛び出すの?
自動車が迫って来る直前に、ネコが飛び出すのは、彼らの本能なのか?/ネコ科の動物にとって動くものは獲物に見えるから、つい本能で飛び出したくなるのかもしれない/獲物のネズミを捕らえる野生のネコ(black-footed cat)/獲物のウサギを捕らえる野生のネコ(wildcat)/雪の下の獲物(ネズミ)を捕獲するため、耳を澄まし、ジャンプして頭から雪の中に飛び込むアカギツネ(red fox)/動物は一般に危険が迫ると、動かなくなるか、とっさに動いて前方に走る/捕食者であるヘビに襲われて川にジャンプした後、仰向けのまま動きを止めて川の流れに身を任せるダーウインガエル/捕食者であるガータースネークに襲われて動きを止めるトラフサンショウウオ/ネコの目の構造(桿体細胞と錐体細胞)/世界は動物に、どう見えているか?/イヌの視覚とネコの視覚/昆虫の視覚(ヒト、チョウ、ミツバチの比較)/紫外線の色を感知するチョウ/ネコは交尾排卵(postcopulatory ovulation)をおこなう動物/ネコの交尾行動/ヒョウの交尾行動/ネコの、こすりつけ行動(rubbing)/ネコの行動と感情表現/野生ネコのオスの尿マーキング跡に頭や顔、体などをこすりつけるメス/家ネコの行動に見られる野生ネコの名残り/ネコ・アレルゲン(Fel d 1: Felis domesticus allergen 1)の仕組み

(19) ブレイク: ツルは、なぜ片脚で眠るの(眠れるの)?
タンチョウの求愛行動/タンチョウの片脚立ち睡眠/ツルは、なぜ(why)片脚で眠るのか?/片脚立ちは体温の低下を防ぐ/ワンダーネット(wondernet: 対向流式熱交換機)/キリンのワンダーネット/片脚を羽毛の中に仕舞い込んで休むほうが、体温維持のロスが少ない/羽毛の役割/ツルは、なぜ(how)片脚で眠れるのか?/フラミンゴの睡眠も片脚立ち/フラミンゴは、なぜ片脚立ちをするのか?/カモの睡眠も片脚立ち

(20) ブレイク: レム睡眠とノンレム睡眠(効率良く眠るために)
睡眠科学の最前線/レム睡眠とは何か?/レム睡眠中には眼球が素早く動く/ノンレム睡眠とは何か?/一日の睡眠サイクル/睡眠中の脳パタンの脳波(EEG)記録/最新の睡眠サイクルの概要/歳を取ると睡眠サイクルは短くなるのか?/一日の睡眠時間は、どのくらい必要か?: ナポレオン睡眠(3時間)は合理的か?/対立仮説と反証可能性という概念(一日を3時間ずつ2回に分けて眠ったほうが、効率が良いのか?)/動物の睡眠: 肉食動物の場合/動物の睡眠: 草食動物の場合/キリンの睡眠姿勢/肉食動物と草食動物の睡眠時間の違い/イルカは眠りながら泳ぐ(眠っているときは、ゆっくりとしたスピードで水面下を泳ぐ)/ザトウクジラやマッコウクジラは垂直に眠る(天敵に襲われないように、頭を上か下にして360度の視界を保ちながら眠る)/睡眠中の魚を包み込む、網を用いたアンボイナガイの捕食/動物の冬眠: 凍結したカエルの生存戦略/冬眠から覚醒するヒメリンゴマイマイ/冬眠中のヤマネの探索/ホッキョクジリスの冬眠: 身震いが体を暖める手助けをしている/アメリカクロクマの冬眠と体熱ロス/ホッキョクグマは、なぜ冬眠しないのか?

(21) ブレイク: 剽窃と自己剽窃
剽窃(plagiarism)とは何か?/STAP細胞騒動: STAP細胞とは何か?/STAP細胞騒動: STAP細胞とiPS細胞の作製方法の比較/STAP細胞騒動: 経緯と教訓(捏造、改ざん、盗用)/自己剽窃(self-plagiarism)とは何か?/剽窃と自己剽窃とでは何が異なるのか?/自己剽窃の何が良くないのか?/著作権と倫理性/論文原稿の倫理的な書き方: 引用、引用、また引用/自己剽窃を避けるには?

(22) 動物分類群とS-Net/GBIF
山形県立博物館のS-Net/GBIFへの動物標本データ登録件数40,000件と未登録件数1,224件の内訳/S-Net/GBIFの間違い記述: ツマベニチョウを例として/キタオウシュウサンショウウオとバンダイハコネサンショウウオの境界/ダチョウ Struthio camelus Linnaeus, 1758 の分布図/ホシムクドリ Sturnus vulgaris Linnaeus, 1758 の分布図/コマドリ Erithacus akahige akahige (Temminck, 1835) とアカヒゲ Erithacus komadori komadori (Temminck, 1835): 種小名の取り違え記載の例/綱名の間違い修正による登録番号の廃止と新規登録/貝類標本の学名の変遷の例/チリボタンはメンガイ: 和名と学名の消失/日本のサザエには学名がなかった/カマキリモドキの学名の間違い記述/クサカゲロウの学名の間違い記述/アオドウガネの誤同定


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