(A) ヒダサンショウウオの冬眠場所となる渓流。流れが速いことに注目。クロサンショウウオの繁殖のための池が近くにある。
(B) 水中(pH=8.0)の石の下で見つかった、ヒダサンショウウオのオスの成体。このオスには、左右の後肢が4趾という特徴があった(体重=9.3g、最大頭幅=13.69mm、最大尾高=9.40mm、総排出口前端までの頭胴長=64.38mm、総排出口後端までの頭胴長=70.98mm、尾長=45.81mm)。採集時に、隣の石から、捕食者となる魚類が出て来た。水中には、他にヒダサンショウウオの幼生1匹とタゴガエルの幼体1匹が見られた。
同行した調査者(敬称略): 懸川雅市(東京都立小松川高等学校)、岸冨士夫(しろうま自然の会)。