大型部品の配置
縦に長いシャーシーの場合大型部品の配置は決まってしまいます、ほぼ前後の中心にOUT-PUTを2個置き其の後方に電源トランス、チョークコイルを配置する、OUT-PUTの前方は出力管とドライブ管、レベル調整VR(これは無くても良いが有ると色々と便利です)

電源スイッチの置き場所・・・・一寸お洒落で感触の良いオルタネート式押しボタンSWに、接点容量の関係で主電源on/offはリレーで行っています

入出力端子類の配置
シャーシー上部に配置するスペースが無い為、周囲の木枠後ろ部分に取り付ける事にした

終段管の放熱対策とプレートカバー(アクリル製)
出力管は結構発熱量が多い為放熱対策が必要です、一般的にはソケット周囲に通気穴を並べて配置します、今回も出力管の前方はその方法を取りましたが、側方及び後方は小型ファンによる強制空冷とした。強制空冷とした理由はOUT-PUTを2個並べた場合,その間に22mm程の隙間が出来ました、この隙間をシャーシー底部からの通気ダクトとし使いOUT-PUTと出力管を間に気流を作ってやる、更にその気流の一部を出力管のプレートカバー?の中に送り込み出力管上部から下向きの気流を作る(結果プレートカバーは殆ど熱くならない)通気ダクトによりプレート配線の立ち上がり、プレートキャップ、パラ止めCRが全く見えなくなった、出力管上部が出力トランス同じ面でフラットになった、見た目にもトッププレート感じさせないスッキリとした外観となった(自己満足)

尚、小型ファンはシャーシー内部に有り回転数は落としてあるから音は殆ど聞こえません。
出力トランスの余ったリード線の処理
出力トランスはリード線引き出し式になっているが、余長をトランスケース内に取り込む事が出来るからシャーシー内部がスッキリし、出力トランス下のスペースに基板等を配置する事が出来る
組み込みは
アルミ板厚 2mm 木枠高さ50mm(有効横幅180mm 有効奥行き280mm、有効深さ46mm)の為 
結構製作は困難だった。
組み立て
電源トランス(絶縁トランスの改造)
今回使用する絶縁トランスPM-100WSはEI枠締め型ですが、ゴミ箱に有ったトランスのトップカバーが丁度同じコアサイズだったので再塗装して伏せ型に変更出来た。
更に、出力トランスと電源トランス(絶縁トランス)の高さを揃える為に絶縁トランスに下駄(28mm)を履かせたら、絶縁トランス開口部に小型トランス2個が寝かせて収まった。
オルタネート式電源スイッチ 背面入出力端子 トップカバーーを取り付け、高さ調整下駄を取り付けた絶縁トランス
プレートカバー通気イメージ(クリックで拡大します)
シャーシー内部(中央にDCファン)(クリックで拡大)
プレートカバー内にはパラ止めLRが入っています

スクリーングリッド用安定化電源

MOS-FET使用簡易安定化電源
シャーシー内部にゲート電圧回路、チョークコイルと電源トランスの間にMOS-FET(放熱付き)