福田 明 の
「男はつらいよ」ロケ地訪問記
![]()
葛飾.柴又「男はつらいよ」歌碑前で
「男はつらいよ」の国内ロケは主な場所で90ヶ所である。海外を含めるとウィーンとアリゾナがあり92ヶ所になるが、私の財布の中身では、とうてい海外はムリ。せめて国内90ヶ所は、目の黒いうちというより、元気な中年のうちに全て訪ねたいと思う。
考えてみると、意識的に訪ねたわけではないが、すでに40ヶ所はその土地を電車や車で通過したり、滞在している。
これを出発点に国内90ヶ所の完全訪問の達成をめざし、今日からまた旅に出たいと思う。そして、国内ロケ地訪問記一覧表を完成したいと思う。完成の際には、田舎の「寅さん」ファンを集めて一杯やるのが私の夢である。(2001年12月30日)訪問記一覧表
北海道.東北 訪問済み○ マドンナ 私の印象記 網走 ○ 浅丘ルリ子 なんといっても番外地。高倉健より宮本前議長のイメージがつよい。この刑務所にいたのかと想うと感慨深い。 知床 竹下景子 釧路 ○ 中原理恵 霧の釧路川に架かる幣舞橋と釧路港。そしてなぜか太平洋炭坑が印象深い 札幌 ○ 浅丘ルリ子 大通り公園と旧道庁付近、湿気のない北の大都会。 小樽 ○ 長山藍子 小樽商大に通じる地獄坂。多喜二が歩いた道を私も歩いている。坂から見下ろす小樽の街は、なぜかさびしい。 羊蹄山 都はるみ 支笏湖 桃井かおり 江刺 伊藤蘭 奥尻島 伊藤蘭 函館 ○ 浅丘ルリ子 訪ねたときは青函連絡船が廃止され、函館ドックが不況の嵐。市役所も街も暗かった。勿論、夜景も雨で見えなかった。 青森県鯵ヶ沢 榊原るみ 盛岡 ○ 中原理恵 盛岡の街から北上川沿いに見える岩手山。盛岡城に寝転べば啄木の青春時代がよみがえる美しい街。 秋田県鹿角 樋口可南子 松島 竹下景子 寒河江 樫山文枝 会津 ○ 栗原小巻 山国会津を連想したが、会津盆地の広さに圧倒された。やはり鶴ヶ城と東山温泉の風情が忘れられない。 関東.甲信越 茨城県袋田 ○ 檀ふみ 袋田の滝の豪快さ。大子町議選(たぶん二月か)の応援で滝の上の生瀬地区で演説、マイクを持つ手が凍るほど寒かった 茨城県牛久 ○ 大原麗子 常磐線で通過しただけだが、牛久沼とそのほとりに住んでいた作家の住井すえさんのイメージがつよい。 磯部温泉 十朱幸代 浦安 長山藍子 東京亀戸天神 八千草薫 式根島 栗原小巻 甲府 ○ 八千草薫 中央本線の車窓から見える甲府盆地のブドウ畑と中央アルプス、そして富士の眺め。 軽井沢 ○ 浅丘ルリ子 ハイカラな高級感のある街。やたらとテニス場が多いが、そこでプレーする自分の姿は想像できない。 小諸 三田佳子 上田 京マチ子 別所温泉 京マチ子 木曽福島 大原麗子 佐渡島 都はるみ 六日町 ○ 京マチ子 富山から越後湯沢までの夜行列車で見た六日町の夜景。山々の暗さから、街一点に凝縮した灯りの美しさ。しかしさびしい 上越 ○ かたせ梨乃 富山からの上越本線で通過した夕暮れの直江津駅。ここから佐渡に行く連絡船が出ると想うと感傷深い。 東海.北陸 沼津 榊原るみ 下田 栗原小巻 大井川 大原麗子 焼津 ○ 岸本加世子 まぐろの焼津港とそこから望む富士は天下一品。そして第五福竜丸の母港として、広島、長崎と並ぶ反核平和の街。 浜名湖 ○ 栗原小巻 新幹線で通るが、何とっても浜名湖のウナギと競艇所。 名古屋 ○ 栗原小巻 中日ドラゴンズの本拠地。全国で賃金が一番高い地区。名鉄の数分間に何台も発車する過密ダイヤは山手線以上か? 多治見 ○ 吉永小百合 岐阜県だが名古屋の近郊地。陶器の町のイメージ。最近では名古屋市に対して産廃税の条例の可決は興味がある。 岐阜県蛭川村 吉田日出子 下呂温泉 ○ 風吹ジュン 議員になって初めての視察で泊まったところ。夕暮れに芸者さんが温泉街を行き交う情緒たっぷりの山間の街。 金沢 ○ 吉永小百合 加賀百万石の城下町。街を流れる犀川、浅野川。郷土の作家、室生犀星や一時滞在した五木寛之の好きな街。 東尋坊 ○ 吉永小百合 断崖絶壁の景勝地。冬の日本海の荒波を想像すると、気持ちが凍る。松本清張の推理小説の舞台にぴったりのイメージ 近畿 長浜 ○ かたせ梨乃 秀吉の出世城の異名をとる長浜城。長浜ドームに黒壁の町。琵琶湖は残念ながら汚かった。 三重県湯ノ山 新珠三千代 伊勢.志摩 ○ 秋吉久美子 伊勢湾に浮かぶ大小さまざまな島々。宿泊したのは船で渡った賢島。伊勢神宮の五十鈴川の澄みきった美しさ。 京都 ○ 光本幸子
佐藤オリエ
石田あゆみ日本の都。「月はおぼろに東山」。鴨川の四条大橋脇で一杯やりながら見上げた月は最高。亡き父が、「夢がかなうなら、祇園で芸子はん相手に飲んでみたい」と言った気持ちがうなずける。哲学の小道を歩きながら、栄観堂の秋の紅葉も見てみたい。 丹後伊根町 石田あゆみ 天橋立 光本幸子 奈良 ○ 光本幸子 修学旅行で行った奈良公園。鹿がやたらと多かった。東大寺の奈良の大仏は、あまりにも大きかった。京都に比べて時代の古さと同時に、都の統治の短さを感じさせる。 吉野 秋吉久美子 大阪.生駒 松坂慶子 和歌山 ○ 香川京子 大阪天王寺から紀勢本線で通過。紀ノ川のゆったりとした流れと、有吉佐和子の小説のイメージがつよい。 神戸 ○ 浅丘ルリ子 訪ねたのは震災の半年前。神戸の洋館の近くに、当時の阪神のバースが住んでいた家を紹介され感銘。六甲の水を飲み神戸の夜景を見てみたい。震災後の街がやはり気になる。 龍野 ○ 太地喜和子 「男はつらいよ」シリーズの中でも最も好きな映画の一つ。城下町を流れる揖保川。作詞家、三木露風と哲学者、三木清を生んだ街。赤とんぼの曲から浮かぶのは、なぜか露風ではなく、不遇の死(獄死)をとげた三木清である。 中国.四国 鳥取 吉田日出子 津山 浅丘ルリ子 備中高梁 池内淳子
竹下景子島根県温泉津 吉永小百合 津和野 吉永小百合 益田 ○ 吉永小百合 益田農林高校。訪ねた年の夏の甲子園で茨城の竜ヶ崎一高と対戦した記憶がある。雪舟のふるさととは後でわかった。 因島 ○ 竹下景子 萩 ○ 志穂美悦子 米子から山陰線で萩まで。秋の日本海の美しさは格別。沿岸の小さな漁村と石州瓦の家並み。萩は文字通り維新の街。松蔭が教え、晋作が走り回った光景が目に浮かぶ。 下関 ○ 志穂美悦子 対岸の九州の門司から下関を眺める。なぜか行ったことはないが、トルコのイスタンブールと似た雰囲気をもった本州の最西端の港湾都市。甲子園を唸らせた下関商の池永(元西鉄)投手の育った街。 高松 ○ 松坂慶子 高校の修学旅行。高松駅構内の宇高連絡線の時刻表と駅前の花時計。菊池寛の銅像が大きかったこと。亡き父が最も敬愛していた三原監督(元西鉄、大洋など)の出身地。 琴平 ○ 松坂慶子 なんといっても金毘羅さん。何段あったか、どうして上ったか記憶が薄い。屋島が見えたのもここからか? 志々島 松坂慶子 高見島 松坂慶子 大洲 真野響子 九州.沖縄 飯塚 ○ 志穂美悦子 私のふるさとと同じ炭鉱町。五木寛之の「青春の門」の舞台。嘉穂劇場は味わいのある劇場。田川と共に私の好きな街。 柳川 岸本加世子 久留米 岸本加世子 甘木 岸本加世子 佐賀 檀ふみ 唐津 ○ 十朱幸代 バスで長崎県松浦市から博多までの途中通過。虹の松原と唐津城の風景は最高。この松原はいつまでも残ってほしい。 呼子 十朱幸代 別府 ○ 岸恵子
田中裕子なんといっても湯量日本一の別府温泉。旅館から見た別府湾の穏やかさ。遠く四国の佐多岬が見えていた。鉄腕稲尾投手(元西鉄)の出身地。 臼杵 ○ 田中裕子 日豊本線で津久見から大分までの間に通過。宮本百合子と親交のあった作家、野上弥生子の出身地。しっとりと落着いた雰囲気が車窓からも感じられた。 湯平温泉 田中裕子 日田 ○ 夏木マリ 三隈川の屋形船と、香西かおりに似た女性が忘れられない。山と川に囲まれ、温泉もある情緒たっぷりの街である。 平戸 藤村志保 五島列島 若尾文子
樋口可南子島原 三田佳子 天草 ○ 岸恵子 火発の視察で夕暮れの長崎茂木港からひとり天草の富岡港(苓北町)へ。夜地元の共産党議員が迎にきていた。議員の家で新鮮な魚と焼酎で一杯やる。本当に人情味豊かな島。 阿蘇 岸恵子 日の原温泉 木の実ナナ 日南 風吹ジュン 鹿児島 ○ 大原麗子 西鹿児島駅前の「維新の像」。城山から錦江湾を挟んでの桜島。眺めただけで気持ちが大きくなる。天文館通りの歓楽街で一杯やったが、奄美など島の出身者の女性が多い。島では働く場所もなく、生きていけないのか?。 奄美大島 浅丘ルリ子 加計呂麻島 浅丘ルリ子 沖縄 ○ 浅丘ルリ子 新原ビーチの美しい海、那覇国際どおりの熱気、そして基地の中の沖縄。「沖縄を返せ」の歌と思いが沸き起こる