祝島のびわは世界一!
という気概をもって、祝島のびわ農家はびわを作っています(^^;


新着情報

 <びわがだんだん色づいてきました>
          
    撮影 2008/5/17


びわ農家の一年
5~6月
収穫・出荷
品種によって時期にズレがあるが、ひとつの品種の収穫時期はだいたい一ヶ月弱
露地栽培のびわは、ひと雨降ると熟した実が水っぽくなるうえに痛みやすくなってしまうので、この時期のびわ農家は1日1日が勝負


中の実が熟すと枝がしなり、袋がお辞儀をしているように見える
よく熟すと、鮮やかで赤みがかったオレンジ色になり、びわ特有の甘い匂いがする
袋を一つ一つ、丁寧に収穫していく
袋のまま作業場や家に持って帰り、袋から出した後また一つずつ丁寧に仕分けしていく
サイズごとにパックに詰め、さらに箱に詰めたら出荷


ちなみに、摘果をしないとこのように小さめの実が鈴なりになる

味自体は袋をかけていないもののほうが美味しいというが、傷がつきやすくなるうえに痛みやすくもなるので、出荷には向いていない

6~7月
礼肥  
実を収穫した後、窒素分の多い肥料を撒き、葉・枝の成長を促す
7~8月
一次剪定 
余計な花房を落とす
8~9月
秋肥
花の着きを良くし成長を促すため、1年間で施す肥料の大半をこの時期に施す
9~10月
二次剪定
余計な枝・花を切り落とす
びわ茶用の葉の多くはその際に確保する
びわ茶もこの時期に仕込むことが多い
10~11月
寒肥
寒害を防ぐ為に加里を多く施しびわの木に抵抗力をつける
また雑草を刈り込み農場管理と施肥を同時に行う
12~2月 びわの花や実は雪や霜に弱いため
この時期は注意を怠らない

びわの花は白く、花弁は5つ

花よりもこの状態の実のときが一番寒さに弱い
2~4月
春肥・摘果・袋かけ
この時期の施肥は品質に直接影響するため
特に注意が必要  燐酸を多めに施す

撤果をしないと大きく甘い実にならない
袋かけは虫や病気が実に着くのを防ぎ
収穫時に「産毛」が取れないようにする

1房に多い時は10個以上の実がつくので、ここから3個程度に実を減らしていく
まず、袋をかけやすくするためにツリー状になっている実の1番下の実を取る

次に、大きくなりにくい1番先の実を取りさらに小さな実、死んだ実を取っていく
最後に2~3個の実を残して撤果終了
撤果した後は虫がつきやすくなるので、なるべく早く袋をかける
多い人は2万個以上も袋をかける
5~6月
収穫・出荷
一年の苦労が結実する時期
しかし同時に来年の収穫にむけての仕事が始まる
                                             (上記はあくまで一例です)



農薬、化学肥料について

 消費者の方にとっては、特に農薬が気になると思います。幸い気候・風土がびわ(ビワ・枇杷)の育成に非常に適していることもあって、祝島では防虫剤・殺虫剤は一切使われていませんでした。そのため以前より祝島のびわは「無農薬」として出荷してきました

 しかし国の無農薬の表示に対するガイドラインが変わり、以前は農薬とされなかった種類の除草剤(ラウンドアップ等)の使用も農薬の使用とされるようになりました。

 基本的に祝島のびわ農家は、草刈などもすべて手作業で行っていますが、高齢などが理由で除草剤を使う農家が何戸かあること、さらに表示をするための手続きが繁雑なこと、そのための経費が割高なこと、そして祝島びわとしての一元出荷を維持するために今のところ「無農薬」の表示にこだわらないことになりました。

 しかし、祝島ではいわゆる「農薬」を使っているびわ農家は無く、除草剤も8割の農家が使わず、手作業で雑草を刈っています。だからこそ「びわ」も「びわ茶」も自信をもって提供させていただいていますまた、「無農薬」の表示をあきらめたわけでもありません。

 化学肥料については、多くの農家が使用しています。しかし決して土地が痩せているために使わざるを得ないわけではなく、上記の「びわ農家の一年」を見ていただければおわかりの通り、
品質の向上・生産の安定という目的の元にびわの木にとってその時期に必要な栄養素を施しており、使用量も決して多いわけではなく、肥料自体はあくまでも有機肥料が中心です。

 もちろん化学肥料を一切使わず有機栽培をしているびわ農家もいますし、また、農協にびわ専用の有機肥料を作る提案もしています。

 このホームページではびわの注文も受け付けていますが、
消費者の皆様にお渡しするびわ・びわ茶・びわの葉は、農薬・除草剤を使わない「無農薬」のものをお届けいたしますので安心してお召し上がりください。
                                                                  .
祝島びわ農家アンケート(30人)
      (H13/10 JA資料)
 使 用   不使用 
農薬 0人 30人
除草剤 7人 23人
化学肥料 26人 4人
(除草剤を毎年使用しているのは4人です)




びわ茶って?
びわ茶の材料 原産は中国で、石灰岩地帯に生えるバラ科の常緑高木です
祝島では主に「茂木びわ」と「田中びわ」の無農薬の葉をびわ茶(ビワ茶・枇杷茶)に使っています
びわ茶の特徴 びわ茶はノンカフェインです!
胃腸に優しく、寝る前に飲みすぎて眠れなくなる、ということことも無く、誰でもいつでも安心してお飲みいただけます
しかも緑茶よりもビタミンが多く含まれているとのことで、タンニンも入っています

また最近では、血糖値の上昇を抑制効果があり、糖尿病の予防などに注目され、他にも生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防と改善効果があることが研究によって明らかとなっています
成分 サポニン、アミダグリン(青酸配糖体)、タンニン、ビタミンB1・C、など
作用 鎮咳、去痰、鎮吐、利尿、建胃、抗菌作用があるといわれています
効能 咳止め、下痢止め、暑気あたり、胃炎、胃腸病、浮腫などにいいといわれていますが、祝島の人たちはそういったことに関係なく、普段から食事のときなどに飲んでいます



びわ茶の作り方

①まず青々とした厚みのある葉を選びます

このようなきれいな葉ばかりでなく
多少虫食いのあるものも使いますが
それも無農薬だからこそ、です

②葉を水で洗い汚れや葉の裏側の細かい毛を落とします

③葉を細かく刻みます

④硬い芯を取り除いた後、2~3日発酵させて
  祝島のびわ茶独特の風味を出します

⑤天日で干してから低温で保存します

天気の良い日に浜辺で干します    葉にまんべんなく天日を当てるため
   こうしてときどき手でかき混ぜます


⑥袋詰する直前に煎って香ばしさを出します

⑦袋詰にしてできあがり





びわ茶の飲み方

①ヤカンに水を入れ、茶葉を1.5リットルあたり5gほど入れます
  そのまま入れてもいいですし、ティーパックで包んで入れてもいいです
 (大きめのヤカンに、びわ茶葉を軽く1~2掴みが目安)

②お茶に薄く色がつくまで沸騰させます

③そのまま飲んでもいいですし、しばらくおいて冷ますと
  より鮮やかに色が出て、香りもでてきます

④夏は冷やして、冬はもう一度温めて飲むとよりいっそう美味しくいただけます


⑤何度か実際にお茶を入れて、お好みの色・濃さでお飲みください

⑥ティーパックや茶漉しを使っても
  お茶の中に細かい茶葉の浮遊物が出る場合がありますが
  特に体に害はありませんので、そのまま気にせずお飲みください



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