乳腺の診断

乳管造影、乳管内視鏡検査

 乳汁の異常分泌がみられる際、特に血性乳汁分泌がある時に、開口した乳管から細い針を挿入し、造影剤を注入することによって、乳管の樹枝状の構造を、レントゲンを撮って観察します。これを乳管造影といいます。乳管内乳頭腫などがあると、乳管が途切れたり、変形します。

 乳管内視鏡は、この開口した乳管に細いファイバースコープを挿入します。これによって実際に乳頭腫などを直接観察できます。さらに細胞を採取できます。ただ、ごく細い乳管の中なので、観察範囲は限定されます。