箒沢権現山1138m ’7/06/13(水) 晴
西丹沢自然教室から自然公園橋を渡って下棚滝、本棚滝、畦ヶ丸に向かうと40分程の所に
権現山の標識がある。
登山地図では登り90分、下り50分とあるから、かなりの急登だと判るが。
はるばるバスで西丹沢まで来て、往復3時間30分の山に登る人いるのだろうか。
ドライブで来ての滝見物のついでに、短時間の山だからと選択するのだろうか。
ネットでは達者な人たちが、わざわざ登山路でないところから上り下りしたり、畦ヶ丸へ縦走したりの情報が多い。
中級ハイカーが、登山地図のコースを上がってもないのに、いきなり藪道を上り下りするのもなんだから、
今日は登りは、登山道を上がる。下りは・967のある北東尾根を末端までの予定。
8:33 地図に無い尾根の取り付き踏み跡を確認しながら西沢をゆったり歩く。
公園橋を渡って直ぐ左に踏み跡が見えるが、ここに正確に降りて来るのは難しそうだ。
8:42 大堰堤の左手の階段を昇り降りして降り立った河原から左の山腹を上がって行く踏み跡が見える。
8:58 権現山山頂の東 ・967のある尾根の末端が西沢に合う辺りは断崖だから、脇の小沢に降りるのだ。
9:06 西沢の北のショチクボノ頭・1033の西端から南下する・819のある尾根に入る作業道の取り付きも確認。
9:19 権現山登山口。ベンチがあるので、ここでおにぎり2個を食す。
9:31 歩き出し
地形図では谷間を上がる線が描かれているが、実際の道は細尾根を右に左にとジグザグに上がる良い作業道だ。
10:21 約50分で明瞭な分岐がある。
傍らの古い標識は権現山は左折する方を差している。
右折は畦ヶ丸への稜線に向かうのであるが、「この先危ないよ」という意味の枯れ枝の上に、
土管が2本置かれていて、白ペンキで縦棒、もう1本にはXが書かれている。
なんだか土管の向こうの道の方が良い道だ。
(同じ種類の土管が登山道の傍らや、山頂にも何本かづつ置いてあった。)
左折の権現山への急登・痩せ尾根は急に道が悪くなるので、作業道は右折の西方向へ続いているのかな。
頂稜の西端には巨大な倒木がある。
頂稜線になると鹿柵で区切られている尾根がある。多くの鹿柵の扉は施錠されている。
10:49 権現山山頂は地味な所だ。
ベンチも壊れて地面に散らばっている。土管も散らばっている。
然し、晴れていれば、丹沢湖方面が見える。
さて、 頂稜線をゆったり歩いて東に向かう。
100m程で、鹿柵の扉の金網に黄色と赤のテープのが貼り付けられた所がある。扉は施錠されていない。
箒沢から・735峰山の傍を経る地形図に破線がある道(途中までだが)がここに至るのだろう。
今日はこの金網の中には入らず、更に東に進む。
踏み跡の無い広い稜線をゆるく下っていくと頂稜部の東端に出た。崖の中を細尾根が下って行くのが見える。
・967のある東尾根はどれだか探さないとならない。
少し左に寄って次の細尾根に険しい所を少し降りてみる。 北東に向かうようなので、違うから元に戻る。
少し南に戻る。
東南尾根は明瞭だが、その根元みたいな所の左の少し低い所に青テープがあって、一段下がって痩せ尾根に繋がっている。
これが目標の東尾根だ。(2つ上の写真の尾根)
青テープがあるが、林の中からは見えないのだ。 林のなかで手前にすこしマーキングする。
あとは、・967と、780m圏の右への尾根の分岐に着目することにして、ゆるい傾斜の尾根を下っていく。
テープが所々に見えるから誰か歩いたことは判るが、踏み跡は全く無い。時々、鹿の踏み跡はあるが。
標高からいうと、この岩の辺りと、それを過ぎた平らな所が・967だ。
790m圏で右手下に白ザレの崩落地があった。
780m圏の分岐は、手前から判った。 一度右の方に折れて道を確認。
元に戻り北上。ここが尾根の末端で、この先は崖である。
左の小沢への薄い踏み跡があるので、小沢に下りて、西沢に右折する。沢の中央から降りた数mの崖を振り返る。
写真中央の岩の南にある小沢に踏み跡があるのだ。
箒沢権現山は、はっきり云って、山頂往復するだけでも、易しくない。
初心者には危険な山だ。
西丹沢自然教室8:33→9:19権現山登山口9:31→分岐10:25→10:49権現山山頂
→10:58頂稜東端(ミスコース等)11:43→12:00 ・967 12:25→12:52尾根分岐点→登山道13:09→13:30西丹沢自然教室