木ノ又新道-書策新道        2006/02/26(土)

雨の続く中、晴天の日を選んで丹沢表尾根の稜線に上がろうと、渋沢駅に着く。

バス停に下りる前に、陸橋の上から見ると、昨夜の雨が高い所では雪になったようで、稜線はうっすらと白くなっている。
今日は大倉から戸沢ー書策新道に進み、途中から急登の木ノ又新道に入るつもりだが、雪の影響が心配だ。

大倉バス停から、「風の吊橋」で水無川を渡って、左に戸沢林道を歩く。コースタイムで1時間45分かかる。
戸沢から戸沢への周回コースだから車で入る事も出来るが、沢山歩くのが目的なんだから歩くのだ。

戸沢休憩所で登山届けを出し、更に奥の方に進む。鉄の橋を渡って上がって行くと書策新道の標識がある。
もう少し進んで左の天神尾根に上がる道と分かれ、右の堰堤の下の流れを渡り階段を上がって左に進む。

50mほどで左に笹に一部隠れているが、近付くと「源次郎沢入口」、その後ろに書策新道の標識がある。
ここに入って直ぐに右に折れる。
後は道なりで水無本谷まで。途中の危険な1本丸太だった橋は少し改造されて手摺も付いている。


その先の崖道では、危険箇所に補助ロープがある。

水無本谷の標識の前を通り、幾つか岩の上を通り越し、ロープの下がった急傾斜を上がると道の脇に笹が現れる。
笹のジグザグ道の最後の右折箇所で、直進の木ノ又新道に入る。ここには標識は一切無い。
いきなりの急登は、ぬかるんで滑りやすく、ロープがあるが笹や木を掴んであがる。

薄い(1cm程)残雪のある所では数人の先行者がある事が判る。
尾根の乗り換えは無いので迷う事は少ないが、右から沢の源頭が迫っている岩の痩せ尾根の一部で、倒木の根を踏んで超える危険な所があった。

岩の部分は滑らないが土の所は滑るので軽アイゼンを着用してからは少し楽になった。

分岐の標高980mから木ノ又小屋まで400mの標高差を上がるのに1時間半を要した。
(同じ所を40分程度で登った情報がWEBにあるが、自分には到底無理だ。)
あまり、一般ハイカーには薦められないので、この尾根道の入口の標識がないのだろう。

木ノ又小屋の前のテーブルで暫く休んだ後、稜線の道を書策小屋に向かう。
木ノ又小屋から書策小屋の間の稜線は残雪は殆ど無く、ヌカルミが多かった。

書策小屋を廻り込んで右に下る道は書策新道の標識があり、戸沢まで1時間50分と書かれている。
ヌカルミの中の急降下が梯子の手前まで続くので、アイゼンが役立った。
セドノ沢ではGPS電波が弱いのに、岩に腰掛けて携帯電話で話をしている人が居た。



バス停を出発してから、戻ってくるまで、ちょうど9時間。戸沢までの林道が往復3時間。
結構な運動になった。
大倉ではバスが待機しているが、大倉屋でビールを頂いてから、次の次のバスに乗る。

渋沢8:08⇒大倉8:26→10:00戸沢休憩所10:14→11:11水無本谷→11:35木ノ又分岐→(休憩30分)→13:21木ノ又小屋13:33→13:45新大日→13:57書策小屋→14:39白竜ノ滝→14:52分岐→15:05水無本谷15:15→15:55戸沢休憩所16:00→17:30大倉18:08→渋沢18:32→19:47新宿

本日の歩数 34900歩


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