西丸・東丸 2007年1月13日(土)  快晴   5名。

今日は、皆でがやがや地形図とコンパスでRF。
道を知ってる人は来ないで!
または、知ってても後ろに下がって、口は出さないで!
他人の紀行文のトレースはしない。という
ゆーさん、提案の、間違うもまた楽しという主義での山行。
各人が、お汁粉用の切り餅一切れ以上を持って同行\(~o~)/。

従って、折角のネットの先人の情報も記憶から捨て、GPSもルートデータを入れない。
いちおう、西丸、東丸が目標で、下山は水ノ木作業小屋から林道を歩いて浅瀬が目標。

御殿場駅8:00⇒タクシー 明神峠経由で山伏峠8:50 7500円
明神峠から先の道はアイスバーンになっている所があった。

山伏峠トンネル手前を右の旧道の旧トンネル跡は倉庫のような利用をされている。
その先の鳥居の所から御正体への稜線に登る山道があるのだが、旧トンネル前の先にはゲートがあり、
一般者立ち入り禁止、 「登山者は200m先のトンネルの道志側から登るよう」との看板がある。

旧トンネル以前から峠を越える山道だった筈のものを私物化して立ち入り禁止とは、
なにか大人気ないくだらない事情があるのだろう。
有料駐車場の利用者は除くとあるんだから、山道の安全上の問題ではない。
無用のトラブルを避けたい向きは、道志側にも 旧道が残っていて 奥の左側に登山口があるので、
(トンネルは埋められて無くなっている)そちらに行きましょう。

おりしも、ゲートの中から出てきた軽トラックの主が、車を停めて、道志側に廻るようと言って出て行った。

8:55 歩き出し。   ふっふっふ、朝からひやひやだね。道も僅かな残雪が凍っている。
9:18 左;大棚ノ頭への直登路は雪で危険そうなので、右の巻き道を行く。

9:23 東海自然歩道 大棚ノ頭標識から左折。
9:33 ベンチのある小ピーク1250m(水ノ木分岐)〜9:38
    道は東丸まで明瞭である。 歩き出して間もなくの、
    小ピークの左を巻く道は凍って滑り易い感じなので、笹薮を直登してから先で合流。

    他でも、西丸、東丸までは、ところどころ、背丈に近い笹藪の中を進む所がある。
    左側から倒れかけて来ている笹に、雪が載ると更に歩きにくそうだと思う。
10:00 笹藪の様子、こんなものです。


10:14 西丸山頂 〜10:21


西丸から先は、心持ち踏み跡が薄く、マーキングも少ない。
10:39 東丸方面を示す赤テープが有る。

右は×としているが、そちらを辿れば・950のある尾根を経て切通沢橋の少し西に下れるようだ。

11:27 東丸山頂 〜11:30 記念写真を撮ったのみで、植林の中を降る道に進む。

東丸の右に「加油!」と書いて有るのは中国語だ。勿論、頑張れの意味。発音は「ジャ-ヨ!」

11:36 少し登って小ピーク(カヤトの展望)で左折。(小ピークの右側を巻く道があるが、その先はどうなっているのかな。)


カヤトの尾根を東に行き、カヤトが尽きると、ちょっと左の藪っぽい尾根道を東に進むようになる。
マーキング皆無、踏み跡も更に少ない。


少しづつ方向が右に変わってくるので、そろそろかなと思ったが、実は少し早かった。
11:54 支尾根の分岐、これが魅力的な支尾根に見えた。

     道形がある尾根なので、降りながら方向を確かめると水ノ木方面の東南でなく、
     北西に向かうし、正面に大栂が見え出したので暫し、躊躇したが、結局、このまま
     金山沢に降る事を決断。
     (ネットには同じ場所に下りて菰釣方面に向かった報告がある。従って渡渉はなんとか可能) 

     ちょっと急傾斜なところもあるが、快適な支尾根だ。
     地形図でも広い尾根だが、岩ゴロや痩せ尾根の難所などは無い。
12:39 尾根の末端の所は右の小沢側から、金山沢に降り立つ。 


    さて、どう渡渉するか、ゆーさんの独壇場だ。

     暫し休憩。自分は現在地確認。対岸には林道。 地図は こちら 80kb

     小沢から金山沢に出た所の林道側が切り立っているので僅かに高捲いて少し上流の方に移動。
     足首からふくらはぎ程度の深さ、裸足で渡れば早いが、濡れずに渡り易い所を探索したりする。
     飛び石伝いといっても、少し間が空いて、年配者にはちょっと危うい。

    ゆーさん指導で、皆で倒木、石等を運び、飛び石の間に仮設の橋を設け、恐る恐る対岸に渡る。
    誰も濡れなかった。
    急傾斜の斜面を林道まで、なんとかよじ登る。
    (1.数mを3段のよじ登り。実は大したことないのだが、一応お助け紐を出す\(~o~)/)

13:30 林道をゆったり降る。
13:40 菰釣橋  
     この先で、大きな岩の塊の落石が林道の右1/3位を塞いでいた。

13:55 〜14:04 林道から右に入る広場、目標の水ノ木集落跡に到着。
     廃屋の物置が2棟。
     奥の一段下にある作業小屋で声がする。しばらくすると鋸を手にもった男性が1人出てきた。
     奥から右に上がる山道が見える。山神神社への道だそうだ。

     今夜だけの宿泊者、森林クラブの2名。出てきたのは網谷氏、HPを見て下さいとか。
     それによると、小屋は断水中で、表に水道用の黒ビニルパイプが積んであるのは、
     先ほど見えた落石で切断されたものの 補修用らしい。

14:07 水ノ木橋を渡る。
     途中、林道脇に砂地の露出した小広い所があったので、
     ここでゆーさん主催の「お汁粉パーティー」。
     15時までの40分間。お約束の1切れ以上といっても過分にお持ちの方もいて、満腹だ〜。

16:40 浅瀬ゲート。ゆったり歩きだったので、先行して貰ったKさんに30分遅れで到着。
     浅瀬番人の湯山さんに、いつも電話をお願いしているタクシーは何処も一杯で来られないとか。
     湯山さん(もうすぐ84歳とか)のご好意で、その知人が谷峨までわざわざ送ってくださった。
     まことに有難かった。

本日の歩数 30000歩

あとがき;
東丸から東は踏み跡が少ないので、西丸の方に引き返す人達が多いのだろうか、 それとも、
東丸からカヤトの展望の小ピークの右を巻いて南下するルートが大棚沢まで続いているのだろうか。

青山白雲さんが熊に出会って、命からがら、荒れた沢の渡渉を繰り返して林道に出たのは何処なんだろう。こちら

水ノ木集落に降りた報告に、集落から立派な道がある山神神社の事に触れてないのが謎だが、
道ほどには立派な社ではないのだろう。
(予定のルートデータを入れていれば、GPSには緑の点で表示される。 こちら 35kb
   こんなのずるいから、今日はこの画面は見られない。) 

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