谷川岳-平標山 縦走
3週間ぶりの山行なのに、重い荷物を背負っての縦走。
途中でバテるのがちょっと心配だったが、ゆっくり歩きでこなすよりない。
岩場や痩せ尾根などもあって気の抜けないコースを、時間は余分にかかったが、
よくも歩き通せたと我ながら満足。 同行者のお陰です。多謝。
2006年8月5日−6日(土・日)晴れ、晴。山中の気温20-30℃。 3人。
東京6:32発の谷川401号にて上毛高原駅へ。改札を出た所で仲間と合流。
(運賃:片道 5,550円 (乗車券2,520円 特別料金3,030円))
10分後に出る谷川ロープウェイ行きのバスは満員になった。1100円。
水上駅では20人程度がこのバスを待っていたが、満員なのをみて、直ちに増発便が用意され、
後に続く。 土合で車で来た数人が後続のバスに乗っている。 土合橋で3人が降りた。
見事に晴れているので、ロープウェイを降りた後、リフトで天神山に上がり360度の展望を楽しんだ。
谷川岳の右手に朝日岳や白毛門の連なりが目立つ。
谷川岳も良く見える。左が今日歩く稜線だ。天神尾根に向けて出発は9時40分。
天神尾根には、行列と言っても良いほどにハイカーがいる。下って来る人も多い。
我々と同じに、大障子避難小屋に行くという荷物の大きな3人がいた。
天気が良過ぎるのでとにかく暑い。日陰がない稜線だからたまらない。
途中の大岩の岩陰で昼食を摂った。
ザンゲ岩の所に居た単独男性から肩の小屋では水があるだろうかと尋ねられたので、
ビールが売っているそうだけど、水も多分あるでしょう、もし無ければ分けてあげれます。と答えた。
田尻尾根を上がって来て水の残りが気になるので引き返そうか迷っていたのだそうだ。
ザンゲ岩から25分程度で肩の小屋だ。
連れはトマの耳までピストン往復15分。
小屋の前で、例の単独男性から感謝された。500mlボトル2本を買ったそうだ。
自分は3L残っているのだが、1本求めてみた。500mlで400円。冷たくておいしい。
外のトイレ(協力金100円)を借りる。
13時20分、いよいよ縦走路に踏み入る。(オジカ沢ノ頭から左に分かれるのは俎ー山稜で縦走路はついていない。)
下っていくと直ぐのお花畑が綺麗だ。
オジカ沢ノ頭から先の縦走路。万太郎山が大きく見える。
小障子ノ頭から大障子ノ頭が見える。手前のピークの手前の鞍部に避難小屋。
南の沢の方にある水場から帰って来る人達が見える。
大障子避難小屋着は16時8分。
4人の学生がテント1張。ほかは14人が小屋に寝る予定だとか。
新たに3張りする余地はあった。
風が強くなってテントがばたついて煩かったが夜中には風が止んで、朝方は無風快晴。気温18℃。
水場の降り口の近くで宴会を楽しんでいた人達は小屋に入らず、シュラフカバーを使って露天で寝ていた。
テントの学生達は4時に発って行った。 京都まで帰るので急いでいる。
我々は4時起きで、5時10分に出発。朝露でズボンの裾はびっしょりになる。
大障子ノ頭
次は万太郎山。
万太郎山から東の、肩の小屋の方を振り返って見る。
万太郎山の三等三角点の所で朝食を摂る。6:54-7:21
越路避難小屋で泊まったという3人と会う。
水が心配だそうなので大障子の水場の水はよく出てると伝える。
行く手は左から回り込んでエビス大黒ノ頭から仙ノ倉山。途中には痩せ尾根の岩稜もある。
万太郎山〜仙ノ倉山の間は登山道に覆いかかる藪は殆ど払われていないので、足元注意である。
暑くて、少しでも良い風が吹くところがあると休憩して展望を楽しむ。
無理してこむら返りでも起こしては大変だから、ゆったり歩き、頻繁に休憩する。
後から考えると、朝食後3時間位だから、シャリバテでもあったのだろう。
エビス大黒への登りで、朝5時ころ肩の小屋を出てきたという小屋泊の3人に追いつかれた。
半ズボンの、いかにもという風情の年配の健脚者に2人が遅れてついて来る。
吾作新道から万太郎山を経て来たという赤シャツの単独男性、
この暑さでバテて、いつも乗る13:55のバスには乗れそうもないという。
こんな所に何度も来るとは結構な健脚者だ。
こちらは、万太郎〜エビス大黒ノ頭、コースタイム約2時間20分のところをゆったり3時間半。
10時55分。エビス大黒ノ頭で遅い朝食をしている、先ほどの3人に会う。
途中で大障子避難小屋からの5,6人とすれ違ったという。例の露天で寝ていた人達だろう。
エビス大黒を振り返って撮ったもの。結構な大きさの山だ。
仙ノ倉山の登りの手前にも岩稜がある。
13時に着いた仙ノ倉山はツアー客が到着したところだった。
その後も次々2,3人連れが平標山から足を伸ばしてくる。
山頂では無理なので、木の階段をちょっと下がったお花畑の横で昼食とする。〜13:50
平標山まで、45分で行けるというが、結構な距離だった。
平標山から松手山経由で登山口に下る。
途中の一ノ肩の辺りのお花畑を楽しんでいる人達がいた。
松手山から先の新道は結構足に来る急な下りだ。ゆっくり時間をかけて降る。
コースタイム2時間位の所、暑くて3時間かかるのは、丹沢の大倉尾根と一緒だ。
登山口はテニスコートの隣で、元橋バス停から南に少し入った所になっていた。
次のバスまで1時間半あるので、タクシーを呼ぶ。
越後湯沢駅の直ぐ近くの温泉(400円)で入浴後、上越新幹線で帰京。
標高グラフは こちら 55Kb
暑い季節のテント山行なので、コースタイムの3割、4割増の所要時間になった。