大倉〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜姫次〜青根(東野BS) ’8/2/15-16

2月12日に今年5回目に降った雪で北丹沢にはたっぷり残雪がある。
スノーシューを担いで、トレースの殆ど無いと云われた丹沢山〜蛭ヶ岳間で遊ぼうと
大倉からの往復、2泊の予定で出かけた。

14k弱の荷物に75cmのスノーシュー2.6k(袋が0.6k)だから合計約17k。
予定外の青根への降りで苦労した。

2月15日(金)
渋沢8:12⇒大倉8:30→9:18雑事場9:26→10:40堀山11:00→花立12:13→塔ノ岳13:00
→13:52日高14:17→14:52竜ヶ馬場→15:35丹沢山(泊)

大倉尾根は花立から上が残雪ありの状態。大分雪が減っている。
実質4時間かかって到着した塔ノ岳では、小屋には寄らず先を急ぐ。


塔ノ岳から先の急坂は人の踏み跡の穴をなぞって歩く、いわゆる坪足状態。
日高から先は魅力的な斜面だ。


ここでスノーシューを着用。  ワカンもそうだが、こういうものを着けると歩が一段と遅くなる。


みやま山荘では相客1人(津久井の31歳男性)、不動ノ峰までワカンで往復したそうだ。
夕べの同宿者の60代の男性が、スノーシューを着けて、青根を目指して行ったそうだ。

姫次から先は殆ど雪はないでしょうという。 (実際には、林道の登山口まで残雪があった。)
遅くなったらバス停のまん前の鶴屋旅館に泊まると良いと石井さんが云う。

では、16日は蛭ヶ岳まで行って、その先の踏み跡の状況次第で、丹沢山に戻らないかも
ということにする。

2月16日(土)
丹沢山6:45→8:05休憩舎8:25→8:38不動の峰→9:07棚沢ノ頭→9:42鬼ヶ岩→11:00蛭ヶ岳11:30
→13:24地蔵平→13:38原小屋跡→14:14姫次→14:41青野分岐→14:48八丁坂ノ頭
→16:15林道→17:00東野17:30⇒17:50やまなみ温泉18:00⇒藤野18:25⇒立川行き
  
6:45 丹沢山からスノーシューで出発。


急な下りでは一旦スノーシューを外し、上り返した尾根から再び着用。なかなか快適。


不動の峰手前の休憩舎でお湯を沸かしコーヒータイム。


不動ノ峰と棚沢ノ頭との間の鞍部に下る急斜面では、適当な経路を探して手間取る。

この先は確かに登山靴の踏み跡は無く、50cm強の長楕円の歯形のスノーシューの跡のみになった。

鬼ヶ岩の鎖場ではアイゼンに履き替える。

11時蛭ヶ岳到着。   檜洞丸方面へは踏み跡無し。

 小屋の主人と話す。
 昨日のスノーシューの男性は12時過ぎの到着で、やはり丹沢山から4時間以上かかったそうだ。
 姫次までの道は主人が踏み跡を着けてあるから行ける。先日もサブザックで1時間半だったとか。
 (山小屋の主人の歩速は、特別な話だから、余計な事は言わないで(^^;) )

 こちらは荷が重いから、雪が深いと2倍以上かかる筈なので、
 姫次までの1時間20分の2倍+姫次〜青根の2時間15分=5時間、休憩時間を入れて6時間。
 11時30分に此処を発って東野17:30着だ。16時20分の 三ヶ木行き最終バスには乗れない。

 17時30分のやまなみ温泉行きが最終バス。休憩を短くするよりない。
 
 今日は団体の5人を含め、8人の予約があるそうだ。
 自分もここに泊まろうかとも思ったが、夕食まで時間がありすぎる。

 思い切って姫次方面に下ることにした。
11:30急坂の下りはスノーシューに向かないので外し、 袋に入れてザックの外にゴムバンドでくくりつける。

 平坦な樹林の中の道。勿論、坪足状態。


12:00 途中で若者一人とすれ違う。、
13:20 休憩中に、今朝、大倉を発ったという途方も無い健脚者に追い抜かれた。 
13:48 団体5人とすれ違った。

間違い道の分岐が2箇所あったが、これは仕方ない。
間違えても坪足の踏み跡が明瞭に残ってしまうのだ。
地形図と磁石を持った人しか来ないだろうから大丈夫。

14:14 やはり、姫次にはコースタイムの2倍の2時間40分かかって到着。
ところが、坪足状態の道が姫次の先、八丁坂ノ頭の先までも暫く続く。


山中の気温は-6℃位だったが、 標高が600m台になると、気温0℃。
日の当たる登山道には凍った所が出てくる。
残雪は登山口まで続いた。

16:15 標高620m。標識と登山届けの箱のある地点の林道に出た。

標高390mの東野バス停までは此処から 2.7km、40分。

凍った路面が出てきたので、滑り止めをしないと脇の雪の所を選んで歩く必要がある。


17時 バス停に着いたので、17:30発のやまなみ温泉行きを待っていると、
千葉からという同年代の男性が到着した。塔ノ岳からだったそうだ。

バスは前払い200円。17:50にやまなみ温泉に着き、
18:00発の藤野行きに乗換。こちらは後払い220円だ。

余談;

バス停の時刻表に 携帯用バス時刻表URLが張られていた。
http://dia.kanachu.jp/
タクシーのご用命は042-773-6600神奈中ハイヤーへとも書かれている。

今日はスノーシュー一人(自分)、と坪足派二人が蛭ヶ岳から下山したわけだ。

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