02’0607/24 蝶ケ岳2677mに行ってきました。
7月24日は天気がもつと期待出来たので穂高温泉郷に23日前夜泊で
24日、三股からの山中1泊で蝶ケ岳に登った。
朝7時30分に三股の駐車場に着いた。十数台の車が止まっている。標高は約1200m位か。 ゲートの先の林道を沢に沿って直進。下の平野では霧であったが山では晴れている。蝶ケ岳の稜線が見上げられる。 歩き初めて間もなく右側に鮮やかな紅紫色の花が咲いていた。高山植物ではないがビランジらしい。 15分程歩くと登山口の小屋があり、中に登山届けを受け付けるオジサンが居る(^_^)/ 出てきて、おはようの挨拶をしてくれる。素通りする訳には行かない。蝶ケ岳1泊で往復と記入して提出。90年代初めまでは、ここまで車が入ったそうである。 |
5分で常念岳への分岐を右に分け直進する。蝶ケ岳まで6.4kmとある。更に10分後につり橋を渡る。下はかなり激しい流れの谷川である。
橋から約10分で道に水が流れ下りてくる急傾斜があり、「力水」から流れているのである。おいしかった。宿で汲んだ水と入れ替える。
この後梯子が2箇所あったり足元が悪い所がある。
新調の靴に合わせて薄い靴下を選んだのが間違いで、急傾斜でかかとに靴づれが出来たのでバンドエイドを貼る。
「まめうちだいら」という中間点には2時間25分で着いたので、コースタイム通りの歩きのようだ。この辺りオサバ草が多いが花は散りかけている。
最初の2kは1時間20分であったが、次のまめうちだいらまでの急傾斜には500mに1時間を要した。 次の1.5km(三股から4k)の沢までは約1時間であった。 残り2.4kに食事休憩込みで2.5時間。 総じて時速約1kmであるが、マメウチダイラの手前では、その半分だった。 (結構足を止めた。登りでの撮影枚数は56枚。) 1800m位まであがると常念岳の姿が樹間から見え隠れするようになる。 標高2200m以上になると ゴゼンタチバナとツマトリソウを多く見かける。標高2500m?との文字が書かれている(5が消されてる)木製ベンチがあり、蝶ケ岳からの稜線と常念の姿が良く見える。 |
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このベンチの辺りからサクラソウが沢山咲いていた。 図鑑で調べるとミヤマ(またはオオ)サクラソウらしい。 このサクラソウの花の形は至仏山や谷川岳のユキワリソウ(サクラソウ科)とそっくりであるが色は少し濃い。 葉の形が全く違う。サクラソウの類は沢山あって見分け難いので名前については固執しない。 稜線の手前で大滝山への分岐がある所はお花畑になっている。オオサクラソウやシナノキンバイ、コバイケイソウなどが咲いている。 稜線の極く近くのハイマツの中の道でキヌガサソウが咲いていた。大きな葉だ。 |
標高差約1500m弱を約6時間かかった。(食事、休憩を含む)
歩調としてはコースタイム通りであると思うが、全く無風の樹林の中を上がるのはつらい。
やっとついたヒュッテで早速宿泊の手続きをした。20番なので、まだ少ないが、間もなく高校生が100人位上がってくるそうだ。
荷物を置いてから小屋の向こう側の稜線から穂高連峰、槍ケ岳、常念岳を見る。絶景である。
30分程で高校生の一団が上がってきた。
他に常念や上高地から来た人も含め4-50人位増えたようであるが、余裕があり、並べられた寝具の通りに寝られた。
食事は5時半からということなので蝶槍まで往復した。天気予報の「夜は大雨」に反し、どんどん天気が良くなっている。
稜線の花はミヤマキンバイとイワツメクサが多い。イワギキョウもある。
翌朝は晴れ。絶景である。
暫く朝の雲の流れを楽しんだ。雲が表尾根を越えて滝のように流れるのも見えた。
下山にはタクシーを三股に9時半に呼んで置いたので6時のつもりを少し早めて5:40に発った。9:10に着いた。全く無風なので少し暑い思いをしたので4時間見ておいた方が良いだろう。
下山中に、上がって来る二人から水場の事を尋ねられた。一人は力水には気がつかなかったようだ。三股から4kの沢(蝶沢?)で汲むよりない。
濡れないで渡れる程度の流れで、「まめうちだいら」から約1時間、駐車場から凡そ3時間半の所だ。
ヒュッテでは1リットル150円。
大糸線の豊科駅までは30分ほどである(5850円)。振り返ると常念岳の姿が目立つ。
運転手の話では、8月に入ると週日でも一杯だそうである。今は空いた時期なので高校生の団体の予約もされるのだそうだ。今回は用事が出来たので常念には廻れなかったので次回はそちらから挑戦したい。
(写真帳)