西丹沢世附権現山1018m〜ミツバ岳834.5m ’3/03/30

松田⇒谷峨⇒浅瀬入口9:25→落合隧道手前階段→・560→・661→・757→権現山12:03
→ミツバ岳13:38→滝壷橋14:45→丹沢湖バス停15:37/16:01⇒谷峨⇒松田
(逆コースで、権現山山頂からこの浅瀬入口方面へ降るのは大変迷いやすく危険です。)


都合により御殿場線に乗り谷峨で下車。バスを待つ。
新松田発西丹沢行きバス(谷峨から乗車)にて浅瀬入口で下車。870円。

バス停から少し引き返し右に曲がり直ぐに落合隧道手前の登山口がある。
この階段を上ってトンネルの上の尾根にあがる。

真新しい導標:権現山まで2.8km
後ろを振り向くと、こんな看板がある。


あとは尾根伝いに北又は北西に上がっていく。
急傾斜では踏み跡が薄くなるが、尾根を外さないで上がれば、上のほうでまた踏み跡が確かになる。

所々で真新しい標識が権現山へ2.8km、2.7km,2.2km、2.0km、1.7km、1.5km、1.1km、
0.9km、0.5km、0.3kmと続いているが、肝心の曲がり角の傍にに導標がない所があり、
踏み跡が薄くなって居るところがあり、下りでは迷いやすい。
赤や青のテープも見落とさないよう注意が必要。

休憩を含んで、約1時間40分ほどで権現山へ0.9kmの・756ピークに着いた。

右に曲がり、一旦下ってからの急傾斜の登りが見える。
急傾斜を上りきると権現山へ0.3kmの標識があって緩やかな傾斜を歩いていくと権現山山頂の標識。
756mピークから約1時間である。

 
浅瀬入口方面には、こんな看板

その先ちょっと下がったところにベンチなどがあり何組かのハイカーが昼食中。

その左の小径を少し進んでミツバ岳方面への分岐の標識の先で我々も昼食を摂る事にした。
間も無く75人からの団体さんがミツバ岳方面から上がって来た。 タクシーで登山口まで来たそうである。

食事中にシートの上に夥しい数のゴマ粒より少し小さい何か黒いものが集まっているのに気がついた。
なにやら跳ねているようなのでちいさな虫のようである。見る間にどんどん増えてくる。
他のグループの人達の所にもいるようである。去年も出会ったといっている人もいる。
刺すなどの悪さはしないようであるが、早々に片付けてミツバ岳方面に歩き出すことにした。
シートをはらうと虫は容易にサラサラと落ちて少しも残らない。
ミツマタの群生
ミツマタのアップ

ミツバ岳方面に下って行く途中にはミツマタの群生が多く見られる。
ミツバ岳の一つ手前のピークで昼食の続きとコーヒーを摂ったが、ここには例の小さな虫の大群はいない。

ミツバ岳には権現山から約1時間で着いた。



ミツバ岳山頂。13:38。 ここもミツマタが多く咲いている。右手の鹿柵をくぐって西の方は眺望が開けている。
鹿柵をくぐり直して山頂標識の所に戻り、南に進む。

下山道は鹿柵を右に見て尾根伝いに下るが、途中から尾根の左に移動する所がある。
踏み跡が薄くなりテープが見当たらなくなったので少し戻って左の方に降る踏み跡を探す。
こちらにはテープが多く見られる。ミツバ岳から1時間弱で舗装道路に下りてきた。14:45。

電柱には滝壺橋と表示されている。




湖岸の道路を左に40分ほどで浅瀬入口のバス停に着いたが、次のバスは16:01なので
永歳橋を渡って丹沢湖バス停まで歩いた。15:37着。
バス停の裏は小公園になっていて景色がよく、絵を描いていた若者たちがいた。



新松田の踏み切りを渡った左の中華蕎麦屋さんで生ビールを楽しんだ。綺麗なお店である。

浅瀬入口〜権現山〜ミツバ岳〜滝壷橋は登り2時間半、降り2時間程度であるが、
登りはエアリアマップで黒破線ルート(2005年版では赤破線になった)、ミツバ岳経由の降りは標識無し、ルート記載の無い道。
踏み跡の消えてしまう所もあるなど、ちょっと冒険的なところのある山歩きだった。

特に山頂から浅瀬入口に下る道は
初心者には不向きとあるが、迷うのは初心者ばかりではないようだ。後日、自分も権現山から
浅瀬入口に下ってみた。 無事迷わずに下れたが、若干の迷いそうなポイントがある。  こちら



余談:
谷峨のバス停で、弥七沢ノ頭に行くという小柄な熟年者にあった。
  そのときは大杉山の北だとしか判らなかったが、危なっかしい事をする人が居るんだと思っただけ。
  その後、色々調べて、約1年後に戸沢の頭からヤブ沢ノ頭の縦走をやるきっかけになった。

この年の5月には中川の棚沢上部で単独者が遭難。
この年の8月、世附権現山に行ったのかも知れないという単独者が帰らない。

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