8日ぶりに晴れた15日の他、１７、１８日は快晴であったが、あいにく16日当日は高曇りだった。
写真帳 こちら
’4/10/16(土)
観音平から小泉口登山道を経て南八ヶ岳の三ツ頭2580m→権現岳2715m
それでも槍も奥多摩の大岳山も雪の白馬三山も見分けられた。
10月16日6時40分
小渕沢ICから８分で到着した観音平の駐車場には約２０台と手前の路肩に数台の車が停まっている。
準備中だった何組かの人たちが編笠山方面に発って行く。
三ツ頭・権現岳小泉口登山道へは駐車場から東の三味線滝方面に向かう。
１０分ほど歩いて沢を渡った先の所で標識があり「三味線滝・天女山」方面とある。
実はここで、20分ロス。
右下の堰堤脇から上がってくる道を小泉口登山道と勘違いして左に沢沿いに進んでしまったが
どこまでもジープの轍跡が笹に覆われたような踏み跡が続いているので、登山道とは違うと見切って引き返す。
あらためて「三味線滝・天女山」方面に進む
20分ほどで下から上がってくる小泉口登山道と交差するので左に上がる。この辺りの標高は1570ｍ。
３０分ほど上がると延命水との分岐の標識があるが、
ここには手製の札がぶら下がっていて水場は獣の水場になっているとか書いてある。
更に50分ほどで「笹すべり」という標識がある。
標高は1960ｍなので1時間10分で390ｍを上がって来たことになる。かなり急登だ。
この辺りで 下って来る男性とすれ違った。多分、今朝早く権現小屋を出発したのだろう。
更に40分ほどで「ヘリポート」と標識がある所に出た。標高2230ｍ。右側の平らな所から展望が良い。
更に急登を40分ほどでようやく左側に編笠山や西岳の見える「木戸口」の標識。標高は2240ｍ位か。
ここからコースタイム１時間半で三ツ頭山頂なので、景色の良い所で昼食。若干シャリバテ気味だった。
唄を歌いながら来る若い男女のグループとすれ違う。青年小屋のテン場かららしい。
天女山方面との分岐を過ぎると５分ほどで三ツ頭山頂である。
目の前に南八ヶ岳の岩峰群が見える。
富士山から南ア、雪の御岳、雪の乗鞍、雪の白山、北ア、奥多摩などの遠望が楽しめる。
この辺り以東を覆っている高曇りの雲の端が、南アルプスの上空に見える。その向こうは晴れだ。
目前の権現岳までは１時間の行程、いましばらく頑張らなくてはならない。
ここで初めて先行する人達二人が見えた。
鎖場を乗り切って最後に権現岳山頂の岩にたどりつくのに、手前で一息つかねばならなかった。
その間に後ろから若い二人連れの男性が追いついて来た。
山頂にいた５、６名の人達が三ツ頭方面に降りて行く。
13：46山頂にようやく到着。
山頂の岩場の山名標識の脇で甲斐小泉からの二人がゆっくり眺望を楽しんでいる。
携帯をかけたりしているので、当方の撮った山名標識の写真に彼の顔がバッチリ写っているのでここには掲載出来ない。
三ツ頭登山口の駐車場から往復の由。下りはコースタイム３時間と言っている。
降るコースを聞かれたので青年小屋から観音平へと答えたら、若干羨ましそうな顔？をされた。
それとも・・・あっちは道が悪いからな〜という顔だったのかしらん。 確かに悪路の連続だ。
観音平まではコースタイム３時間半。１４時前に発っても、所要時間を４時間みるとちょっと遅い。
青年小屋で判断しようと、とりあえず下り始める。他にこちらへ降りる人は見える範囲ではいない。
赤岳への分岐の標識には「現在キレット小屋は閉鎖中です」の札が掛かっていた。
権現小屋までは山頂から数分で降れる。
ギボシは岩だらけのピークである。左を巻いて行く登山道は鎖がかけてあるので助かる。
途中、単独の男性と３組の男女のグループとすれ違った。登りは大変そうだ。
今夜は権現小屋に泊まって明日はキレットを越えて赤岳方面と言っていた。
青年小屋まで１時間１０分。コースタイム通りで下れた。
１４時５６分まだ陽は高い。う〜ん、ちょっと泊まる気がしない。
最後の所で暗くなるだろうが、押出川の先は知った道なので強行して降る事にする。
途中、男性ばかり８名のグループが休憩に入る所とすれ違う。
だいぶお疲れの様子だ。
小生も疲れた。大石ばかりのゴツゴツした道なので苦労する。少し補給が必要だった。
ヘッドライトを準備する。
１６時１２分押出川に着く。
16時51分、雲海展望台着。あと４５分！。
暗くなりかけているが未だ陽が差している。
１７時１５分頃に陽が落ちたが、ライトはまだ不要だ。
１７時２９分、観音平に着く。
泊まる予定だったので泊まらないむね家人に電話する。
とっぷり陽も暮れたので夕暮れの空が美しい。
高曇りの雲の端が昼頃は南アの上にあったのが、この真上に移動してきている。
明日は晴れだ。
小淵沢IC6:37⇒6:45観音平(6:50)7:10→7：45小泉口登山道→8：10延命水→9：05笹すべり
→9：45ヘリポート→10：20木戸口→12：30三ツ頭→13：45権現岳
→14：55青年小屋→16：10押出川→16：50雲海展望台→17：30観音平18：00⇒20：20自宅
昭文社2000年版でのコースタイム合計９時間に対し、休憩込みで１０時間２０分を要した。(２０分ロスを除く)
地図は こちら 70ｋｂです。
19日、20日には10個目の超大型の台風23号が近づいてきて終日雨。既に24号も発生している。