丹沢 檜岳山稜 ’4/05/15(土)
明日から梅雨の走りで1週間ほど天気が悪くなる予報。
今日は朝の快晴から段々雲が沸き、午後は曇りであった。
丹沢でも、歩く人の少ない寄−雨山峠−檜岳−伊勢沢ノ頭−秦野峠−寄というコースを
3年ぶりに訪ねた。ブナを含む新緑が綺麗な所。
コースタイムは歩程7時間35分であるので、休憩を含めると所要時間は8時間半強。
迷い易い所、崩落またはそれに近いような所もあるので、少なくとも初心者向きではない。
(知人が道に迷って、敗退したという話がある)
小田急線新宿6:20発 急行で新松田下車
寄行きバスは7:50 (日曜には8:04)発 終点まで510円。
寄から歩き出し8:13。行く手に雨山から檜岳にかけての稜線が見えている。
寄大橋の所で、タクシーに乗った男性2人がやって来た。
彼らは登山道入口の手前で自分が立ち休止している間に、先に行ってしまった。
登山口入口には立派な標識が幾つか新設されている。
寄沢から少し離れて上がって行く。後ろを振り向くとジダンゴ山が見える。
最初の渡渉点には、従来は無かった丸太橋が渡してある。
お陰で何処を渡るのか迷う人も少なくなったと思う。
広い河原で右岸から左岸に渡る所は、初めての人は岩に着けたペンキ印や対岸のテープを注意深く辿らないとならない。
岩にロープの助けを借りて上がった所は、左手から鎖のついた階段に変わっている。
岩場の先で木橋を渡って、釜場ノ平休憩所がある。小休止。この先は標識が多いので迷う事はない。
寄コシバ沢の手前の痩せ尾根あたりから、新緑に囲まれた気持ちの良い道が現れる。
木製の梯子は鉄製のものに変わっているなど、随所に手当てがなされていて、より安全になっていた。
雨山峠の手前で、上から降りてきた2人連れに寄コシバ沢までの時間を尋ねられたので、30分と答えた。
雨山峠から鍋割山に行く道が危険なので寄コシバ沢経由で上がるそうである。どこからきたんだろう。
階段を幾つか上がって雨山峠に着くとほっとする。
雨山峠から雨山までの急登35分はきつかった。
雨山からは赤い寄大橋や寄の集落が見下ろせる。
このさき、伊勢沢ノ頭までの間は新緑を楽しめる道だ。
檜岳では単独行男性が居た。自分も少し手前の、同角ノ頭、檜洞丸の見える所で昼食。
伊勢沢ノ頭から秦野峠までの下りは長く感じる。
途中から見たジダンゴへの山稜は植林の稜線なのだ。ジダンゴ経由の意欲を失う。
ようやく傾斜が緩んで、秦野峠に着いた。
ここは古い秦野峠で、林道秦野峠はここから約20分。
そちらの方へ、 ジダンゴ山2.9kmの標識があるが、反対側の旧道に向かう。
旧道は最後の所で、,おんばく沢に新しく造られた立派な何段もの治山堰堤で遮断されている。
[荒廃]ではなくて「廃道」である。
なんとか藪漕ぎしたりして「第二おんばく橋」の所に降り立った。
変化のある山道が一層楽しかった。
山中で見かけた人は合計5名。
バス停には16:50着。
ほぼ、コースタイム通りの歩きであったが、舗装道路を1時間半で、結構疲れた。
新松田7:50⇒寄8:13→登山口9:06→10:13釜場ノ平10:20→コシバ沢10:35
→11:13雨山峠11:20→雨山11:55→12:36檜岳13:10→13:41伊勢沢ノ頭
→14:20秦野峠14:30→旧道藪漕ぎ→15:07第二おんばく橋→16:00キャンプ場跡16:08
→16:50バス停17:10⇒新松田 歩程7:22 休憩1:13 合計8:35
全行程の図は こちら 73k