涸沢から北穂高岳 ’4/08/21-23

涸沢でテント泊、が目的のゆったり山行です。22日には北穂高岳ピストン。
現地の天候は21日曇り、22日曇り、23日雨。 写真帳 こちら

20日
20時40分頃出発して、沢渡の石見平村営駐車場に23日0時:40分到着。車中で仮眠。

21日
バスは5時頃の便もあったが、次の5時半頃のに乗る。 上高地バスセンターに6時着。

テント(3kg)は若いオガチャンが担いでくれたので自分の分の7食分の食料を持って13kgの荷重。
歩き出し6時05分。 上高地→横尾→涸沢はほぼコースタイム通りの6時間。12時の到着だった。

標高2300mの涸沢カールの周りにそびえる山々の頂上には雲がかかっているが、ときおり見え隠れする。

まずは、生ビールで乾杯。おでんとセットで1400円。追加の生ビール800円。

まだテント場は閑散としている。全部で30張り位か。緑色の貸しテントの方が多い。
テント場の受付けは16時からということなので先に適当な所に設営する。

涸沢音楽祭とかで、ヒュッテのテラスでブラスバンドの野外演奏が間もなく始まった。
テント場の方に来てくれての演奏も。聴衆(数十人)から盛んな拍手。


こちらは、テントの設営が終わると、ヒュッテの売店でビールの追加。

22日
曇りだが、まあまあの天気と判断。
上から大キレットを眺める為に北穂高岳往復することにした。

北穂高南稜  右の北穂高岳には雲がかかっている
早朝の陽がさして、モルゲンロート

5時50分。涸沢小屋の右脇からの急傾斜の登山道を上がる。
上がるにつれ、少し天気が良くなってきた。


長い鎖場があるが、登りでは全く鎖に頼る必要は無い。
長い鉄梯子の所では少し渋滞。

コースタイム3時間の所を3時間半かかって9時20分に北穂高岳山頂に着く。
自分の場合、 標高が2800m以上になると頻繁な休憩が必要になるのだ。

山頂からは槍ヶ岳と涸沢・奥穂高以外の山々は見える。
すなわち前穂高、笠ヶ岳、薬師岳、双六、鷲羽、水晶、餓鬼岳、燕岳、大天井、常念、蝶など。

鋭い岩峰も瞬間的に見えた。

有名な滝谷の辺りの険しい岩場も。

なんといっても上から眺めて見たかった大キレットも見れたので満足。
こちらから南岳に向かう4人、あちらから来る6人程度がのろのろ進むのが見える。


皆さん、槍ノ穂先が現れるのを期待しているが、南岳の先の雲はとれそうでとれない。

北穂高小屋の前で1時間半も楽しんだ。ラーメンは11時からしか出来ないので
カップラーメンを貰い、おにぎりとで昼食。

10時50分。往路を下山。
コースタイム通りの1時間40分の下り。
正面の前穂高岳がくっきり見える。

涸沢カールから穂高岳山荘への登山道ザイデングラートを上げって行く登山者たちの列も見える。
来年は、あちらを登ろう。
奥穂高岳とザイデングラート(左下から右上への側岩稜)
涸沢岳

下の方に降りてくると、あえぎながら登る人達に出会う。今朝横尾を出発した人達だ。
涸沢小屋のテラスで生ビールを2杯。ゆったりと景色を楽しむ。

ヒュッテからは見えない常念岳も見える。

20時頃から小雨が振り出した。

23日
小雨は降り続いている。
合羽を着て雨の中でテントの撤収。
ヒュッテの売店でミソパンとコーヒーで簡単な朝食。6時20分出発。

快調に下って、1時間で本谷橋、横尾には1時間35分で到着。ここで20分休憩。
後は徳沢、明神で小休止して、上高地には4時間5分で到着。
10時半のバスで沢渡に。お客は全部で10人程度。

4km離れた白骨温泉の泡ノ湯の乳白色の露天風呂に浸かった。
源泉を間接加熱した39.3℃掛け流しとの表示がある。
内湯は温泉ではありませんの表示がある。

自分たちの他には一人だけだったが、車は10台程度は停まっていたので本館の方に
入っているのだろうか。そちらは昔からのもので混浴大露天風呂がウリだとか。

沢渡の村営駐車場の前の食堂でビールとカツどんを摂って、13時出発。
月曜日なので渋滞もなく、17時には東京に着いた。

残雪の多い、2007年7月末に再訪した。 こちら

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