くろがね小屋 ’3/03/01-02
山登りのMLのオーナー岳岳さん宅に前夜泊。
メンバー 岳岳・マルコ姫・赤トロ・ハイジ・しんご・おがちゃんの6名。
12本アイゼン、ピッケル、ストック、カンジキ、オーバーグローブ、サングラス、ゴーグル等を携行。
宇都宮を7:30出発で、途中のコンビニであにぎり等を購入して矢板ICから東北道に入る。
日光の山々、高原山、那須連山、安達太良山の眺望を楽しんで二本松ICで降りる。
標識に従い奥岳温泉スキー場に着く。 道路に凍結は無し。 高速3050円。駐車料金1000円。
身支度をして、スキー場のレストランでトイレを借りて出発。10:30。
スキー場の脇を右に進み、標識に従い右折して少し下って橋を渡るとなだらかな
登りになる。林道とクロスして登山道を上がって行く。40分程で急な傾斜の所があり
その手前で休憩。雪はクラストしていて踏み抜くと膝まで落ちる(体重のせい)。
休憩中に女性だけのスキーの人達が上がって行ったが、楽々急傾斜を上がって行くのには驚いた。
急斜面を登って右に折れて行くと林道と合流する。 先ほどのスキーの人達が中食中。
間も無く勢至平の平原に出る。
高曇りの中、安達太良山、鉄山、箕輪山と並んでいるのが見渡せる。
ゆるい傾斜の道が続いて歩きやすいがゆるいクラストを時々踏み抜いて
膝上まで潜ってしまう。女性陣の方は楽々歩いている。
カンジキを付けてみると踏み抜きは少なくなったが、歩く歩調は遅くなるようだ。
極く小さな雪が舞い始めた。 しばらく道を外して散歩する。
勢至平の先はくろがね小屋まで道は斜面を巻くようにわずかに下りになっている。
急斜面をトラバースする所ではトレースが狭くカンジキは少し具合悪い。
カンジキを外し、アイゼンだけにしたほうが楽に歩ける。時々踏み抜いて膝までもぐる。
アイゼンも付けない女性陣はとっとと行ってしまう。スキーの人達も追い越したようだ。
小屋には受付開始の13時の少し前に着いた。
受付後、早速昼食とお酒!。
チタケソバ(乳茸)、するめ、ビール、お酒、カクテルで何時間も楽しんだ。
チタケは栃木の人達が好んで食べるきのこで独特の風味がするもの。
近隣の県の人は食べないらしい。この件不思議です。
宴会もひとしきりの時に、温泉に入る。
かすかに硫黄のにおいのする白く濁った本物の温泉である。
男女別に改造されているので前にネットで見た、男女交代は必要ない。
外にはテント2張10名ほど。小屋には約80人泊まったが、食事は1回で済むよう50人程だけに出して、後は自炊。
という事のようである。小屋の食事はビーフカレー。
我々の自炊夕食は焼肉(塩カルビにコテッチャン)とカニスキ。周りの人達からなにかと声がかかる。(^_^)/
19時からは土曜日の恒例、橋本支配人のハーモニカ伴奏での山の歌が始まった。
毎年来るという、茨城山岳会の団体がのりのりで歌っていた。 皆さん結構楽しんでいた。
橋本支配人は体調不調でお休みの所、交代がいないので上がってきたとか。今月末で停年退職の由。
ご苦労様。
9時消灯。 夜中に小屋が小さく揺れるような強風が吹き始めた。
朝になってもまだまだ強風は吹き止まず、7:30には出なければならないが、皆さん様子見でなかなか出られない。
戸外に出てアイゼンをつける間に、立てかけたリュックやスキーが吹き飛ばされている。
強風をついて上がっていく人達もいるが、我々は小屋の前の急斜面を少しだけ登って遊んでから、下ることにした。
8:30出発。下りは1時間半ほどでスキー場についてしまうので、時間はたっぷりある。
途中でピッケルを使って雪壁登り遊びと、滑り台を作って制動訓練遊びなどをして、1時間ほど楽しんだ。
岳温泉のT字路を左に曲がった右の大駐車場に車を駐め、T字路の所にある共同風呂(300円)に入った。
ゆったりとした建物で綺麗なところである。昼食は道を渡った角の食堂でタンメンを食す。
高速道路では「横風注意」の表示が出ていた。
休憩で立ち寄った那須高原PAからは雪をかぶった那須連山の見事な全景が見事だった。
翌日の新聞に矢板で強風のため家が倒壊とあった。珍しいほどの強風だったらしい。
無理して上にあがらなくて良かったと思う。(写真帳)
P.S.
くろがね小屋まではアイゼンすら不要で登山靴で上がれると思う。
踏み抜きの心配ないので、シールをつけたスキーが一番早い。
2003/5/5には楽チン登山で雪の無い(雪渓は少し残ってる)安達太良山を楽しんだ。