子の権現(ねのごんげん) 603m ’2/12/26

すっきり晴れ渡った冬空のなか、初めての奥武蔵のハイキングに行った。

普通のハイキングコースを歩くと1時間半程度で子の権現に着いてしまうが、今回は昭文社の地図で
(迷)印が4つ連続する前坂スルギ経由のものずきコースを選んだ。

飯能からの秩父線は単線なので待避でしばしば止るがゆったり気分になれる。車窓からの眺めが美しい。
吾野駅で降りたハイカーは3組。右、顔振峠方面と左、子の権現方面に分かれる。

自分は駅裏の前坂へ上がる道の入り口が判らなくて駅から線路沿いに北に向かい踏み切りを渡ってしまい、
林道に入ったりしてえらく手間取ったが、結局、人に尋ねて駅の真裏の墓所入口の左側の小屋の後ろの
大きな立て札「立ち入り禁止」の前に小道がある事が知れた。

(正解は駅前から線路沿いに左に行き、道の右にある階段に降りて、トンネルをくぐって駅裏に出るほうが良い。)

今は終わっている工事中の注意札であって、この前から入ると左の大きな崩落地のコンクリート工事 の
上に出る。倒木があったりするが歩き易い道で、45分ほどで前坂の十字路に到着。




前坂の十字路の標識には、直進で下るのは中藤方面で左は大高山であるが右へ上がる道の事は書いていない。

右へ上がる方向に進むと1分ほどで「スルギ、子の権現」と書いた標識が現れる。


猟犬が私の脇を走り抜けて後ろに行ったかと思うと暫くして戻って来て先の方に走り去る。
小さなピークを右に巻いて尾根に出て直進していくと「発破注意」の看板があり、左に下る迂回路に誘導される。
ここで先ほどの猟犬ともう一頭と猟銃を持った人に会う。もう一人猟に入っているので気をつけて下さいと云われたが、
以降は誰にも会わなかった。

更に にジグザグに少し下って右にカーブして行くと左手に人家が見える。
このあたり竹がかぶさってくる所があってうるさい。鋸を使って少し切る。
間もなく舗装の林道に出た。ここに「前坂・吾野」の標識がある。

舗装路を右に5分進むと右に標識があるのでここから登山道に入る。しばらく行くとハイキングコースの標識があり
右は吾野鉱山立ち入り禁止とある。左折して進む。しばらくすると墓地が見え、その手前を右折して進む。

15分ほどで522.1mの三等三角点のあるピークに着く。折屋の頭、四本松山という標識も取り付けられている。

次のピークでは左:タカソリ山との分岐を示す白い塩ビ板の手製の標識が取り付けられている。
ここから先、この手の標識が所々でお目にかかる。ありがとうございます(^_^)/

次のピークも開けた景色はないが縦間からは奥多摩の大岳山までも見える。小さな板に六ツ石の頭と読める。

20分ほどで左に久々戸への分岐を右スルギ子の権現方面に進むと数分でY字路があり、ここがスルギだ。
左角にある標識は右に下がっていく方向が吾野で左が子の権現を示している。
ここは逆方向の、子の権現方面から来た時標識を見落とすと真っ直ぐ行ってしまいそうな感じである。要注意。

左折して進むと30分ほどで左側がカヤトの原っぱのような所に出たが数分で道が見えなくなった。
斜面を少し登って左の方に行くと登山道の上に出たので道に戻る。
下を見ると茅が茂って道が10m程見えなくなっていたのである。

ここから10分ほどで子の権現の舗装道路のガードレールが見えるようになった。
上がっていくと舗装道路のガードレールが3mほど切れていて、道路に合流する。通ってきた山並みが見渡せる。


左に直ぐに駐車場である。駐車場を通り抜けると子の権現に到着する。前坂から約2時間半かかった。

本殿手前の聖橋からは、左に、うっすらと雪をかぶった山々が見渡せる。

少し戻って打木村治文学碑のある展望台に上がる。何人かのハイカーに出会う。

下りは正丸から伊豆ケ岳を廻ってきた西所沢の75歳の人と一緒に西吾野駅に向かった。
子の権現から小床峠を経て吉田山→秩父御岳神社→吾野駅というルートもあることを教わる。

舗装道の途中のこのルートの入口には、例の白塩ビの標識がかかっていた。
もう少し先の西吾野方面の道へ右折して入る。駅までの所要時間は1時間10分ほどであった。

今日の道は篤志家ハイカーが支えているようで要所要所に「するぎ」、「子の権現」を指す手製の札がある。

吾野駅裏9:30→立入禁止の札9:42→前坂10:28→11:32四本松山→11:54タカソリ山分岐
→12:56スルギ→13:45子の権現14:02→15:11西吾野駅

戻る   HOME