対向式のホームを持つ東白石の裏手には白石川が流れている。川の対岸には多くの民家が建っているが、肝心の駅前には民家が全然なく、一番近くにある建物は仙台寄りにあるし尿処理施設くらいで人の気配が感じない雰囲気の駅である。

　そんな人の気配が感じられない雰囲気だったせいか、少し前までは白石までの区間列車しか停車せず、宮城と福島の県境越えをする普通列車も通過していくほど冷遇されていた駅だったが、現在ではすべての普通列車が停車する。

　駅の前には駐輪場、月極の駐車場のスペースも設けられている。ただ駅から住宅地まで離れている事もあり、駅舎の待合室の中は掃除されていないようであまりきれいではない。また上りのホームに行くには駅舎を通り抜け、仙台よりのホームの端っこにある踏切まで歩いて行かなければならず、非常に遠回りである。無人駅なので踏切まで歩いて行かずに線路内を横切ってしまうショートカットをやってしまいがちだが、貨物列車が頻繁に通過する路線なので線路内に立ち入るのは非常に危険な行為である。

　この東白石は平成１５年１０月２６日よりＪＲ東日本のＩＣカード「Ｓｕｉｃａ」が利用できるエリアになった。今後の高校生などの利用者などを考えると安全にそして早く駅舎とは反対側のホームに行けるような対策を立てる必要があると思った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００３．１０．１９）