郷原はお蔵をモチーフにした感じの駅舎であるが、建物の土台となったのは貨車を改造した待合室で、駅舎の中をよく見ると貨車特有のアーチ状の屋根で分かると思う。
この郷原は日本の歴史にも名を残した地域で、駅から歩いてすぐの所に中学の歴史の教科書でお馴染みのハート型の土偶が出土された場所でこの辺りに遺跡があったことを物語っており、駅舎のそばにもその看板が立てられている。
駅の背後にそびえ立っている山は岩櫃山といい、むき出しになっている岩肌がたいへん美しい山で、駅からさほど遠くない位置にあるのでハイキングコースになっている所である。