保津峡のホーム
保津峡の駅からの風景
橋の上の保津峡駅
保津峡の駅舎
Hozukyo
保津峡
 山陰本線の保津峡は駅が京都市内にありながら、周囲には民家が一軒も見当たらず、山々に囲まれた秘境めいた駅である。

 この駅はホーム全体が橋の上に設置されており、その両側にはトンネルが迫っている。これはおそらく山陰本線の電化の際に電車のスピードアップを図るためにトンネルを造って路線を大幅に短縮し、非電化時代の保津峡駅があった近くに駅を造った物と思われる。しかし保津峡周辺は写真を見ても言うまでもなく平地がなかったために橋の上にホームを造らざるを得なかったのではないか。

 保津峡の駅舎はまだまだ新しさを感じるものではあるが、周囲の山々とうまくマッチしているのがイイ。ホームからは保津川、そして旧山陰本線の路線をそのまま使ったトロッコ列車の線路とトロッコ保津峡駅が見える。そのトロッコ保津峡駅を見てあのゲームの風景が蘇ってくるの人もいるのではないか。そうあのゲームとは「電車でGO!」でトロッコ保津峡は、旧山陰本線の保津峡駅のゲームの風景とそっくりそのまんまで残っている。「電車でGO!」をやっていた人は一度見てみるといいと思う。(もちろんトロッコ列車に乗ることもオススメ)

 保津峡は京都からたった20分と言う所用時間である。保津峡から電車に乗って10分も経たないうちに京都の市街地に入っており、京都駅の人ごみの中にいると本当にこんな100万を超える大都市の近くに山あいの無人駅があるのかと疑問に思ってしまった。


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