柿ノ木のホームは雨よけ等が何もなく2両編成の列車がギリギリで収まる位の長さしか持っていない駅である。元々はこの駅は国鉄時代は国鉄では駅として承認はしていないが、地元の鉄道管理局で駅として承認していたいわゆる仮乗降場であった。正式に一人前の駅になったのは国鉄が分割・民営化される直前の昭和62(1987)年3月31日であった。
現在でもその名残が残っており、日中の上下線1本が普通列車にも関わらず通過してしまい、ただでさえ少ない本数の只見線で列車による訪問を困難にさせている。
駅は穴沢という集落に位置し、民家が何軒かある。またこの辺りでは集落の事を部落と称している部分があり、地方の小さな田舎の町や村では部落という言葉が残っているんだなと感じた。
(2002.9.2)