競輪場前はその名の通り駅のまん前に富山競輪場がある駅で、競輪の開催日のみに停車する臨時駅である。普段は駅を通過する直前に競輪場利用者の広い駐車場が車窓に広がるのでそれを目安にするとこの駅を確認する事ができる。
競輪場前はきれいな駅舎があり、よく見てみると競輪のトレードマークがついているので駅舎建築の際に競輪の協会がお金を出したのだと思われる。駅の停車時間帯には委託ながらもきっぷを販売する職員がおり、近場の乗車券は今の時代にしては珍しいピンク色の大きなきっぷが手渡されてかなり貴重な物を見られたなと嬉しくなった。
線路を隔てた競輪場の向かいは住宅地で富山港線の線路がギャンブルの夢と実生活の現実の世界への境界線になっている一面が見られた。
(2003.6.27)