紀伊姫と少しロマンティックな駅名を持っているが、実際には片面ホームの駅で観光客の目で見たら非常に影が薄い感じがして、どこか忘れ去られてしまうような気がしてならない駅である。
駅の待合室を出て真正面を見ると海が見え、国道42号線を横切ると海岸に出る事ができる。一方で片面のホームに降り立つとのどかな田園風景が広がり日本の田舎を思わせてくれる。
ホームの先端部には運転士に分かりやすいように黄色い駅名の表示板が設置されているのだが、ここでは「姫」としか表示されていない。国道の駅への案内の標識やバス停も姫駅となっていて、地元ではこの駅は「姫駅」として定着しているようだ。
(2003.8.1)