「オホーツク海にもっとも近い駅」としてすっかり有名になった駅、北浜。国道244号線に面していることもあり列車だけでなく車でやって来る人も多い。さらに2月の下旬といったらオホーツク海は流氷が接岸するシーズンなので観光バスも停車をし、すでに北浜の駅そのものが道東の観光スポットの一つになっている感じだった。それに付け加えて「ノロッコ号」がやって来ると大抵の人が写真撮影に夢中になっている光景が見られた。

 待合室の中にはこの北浜にやって来たという足跡を残すという意味で名刺やきっぷなどが貼られていた。私も昨年に当時勤めていた会社の名刺を貼ったが他の人の名刺と重なっていて、会社のトレードマークが若干見えていたので少し安心した。

 かつての駅事務室は「停車場」という名のレストランになっていて、店内には実際に列車で使われていたクロスシート、網棚、扇風機、スピーカーといった車内の設備のものから、カバン、タブレットや制服などといったグッズなどが飾られている。店主はマスターよりかはシェフといった感じの人で料理も本格的で非常においしい。予約をすればフランス料理のフルコースが食べられるのもこのお店の特徴でもある。元々駅舎が小さいので20席(私が実際に数えてみたのだが…)と席数は少なめだが、私が訪問した時は席の回転がよく、手が離せないのが見ていてよく分かった。それでも「停車場」の奥様(話によるとオネエサンと言うらしい)は気さくな方で、写真の撮影を許可していただいた上に、店内にある鉄道関連のグッズを丁寧に説明していただき非常にありがたかった。

 この北浜の駅の訪問は自身3回目だったが、「停車場」のオネエサンに店内できっぷを販売しているかどうか聞いてみた所、販売は行っていないとおっしゃったので今回の掲載に至った。

                                                                (2004.2.29)
北浜のホームの展望台から見たオホーツク海
北浜のホーム
Kitahama
停車場のコーヒー
「停車場」の店内
北浜の駅舎


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