Kurahashi
倉橋
倉橋の駅前の風景
倉橋のホーム
 都内および千葉県の中心部では黄色い帯を締めたステンレスボディーの電車でお馴染みの総武本線だが、佐倉から銚子方面に進んでいくにつれて次第にローカル色が濃くなっていく。

 佐倉から単線になりながらも、交換設備のある駅が多い総武本線だが、倉橋は線内では珍しい交換不可の片面ホームの駅である。10両の電車にも対応できるかのような、ほぼ直線状の長大なホームを持つが、停車する電車は4両編成のスカ色と近年運用を始めた5両編成のロングシート車両が主である。

 駅前は車が楽に転回できるような広場がある。そしてその横には商店をやっていたと思われる建物が存在するが、シャッターが閉じられた光景はいささか寂しさを感じる。その広場からすぐに車道に出るが、車が通るとき意外はいたって静かである。

 倉橋の駅周辺を歩いてみたら、近くに倉橋天神社というものがある。平時忠と菅原道真を祀っているという学業成就の神社ではあるが、行ってみると小さな森の中にある社のような建造物で、普段は誰も立ち入っている様子が感じられなかった。

 駅前広場の銚子寄りの空地には駅の利用者と思われる車が何台か駐車してある。電車に乗るために駅に向かう際にも車を利用するのが、この辺りのスタイルなのかなと感じた。

                                                            (2006.12.13)
倉橋の駅入口


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