串は片面ホームの無人駅で背後には伊予灘が見える予讃線内の駅でなかなか絵になる駅の一つである。周囲には平地が少なく山の急斜面に半ば強引に民家を建てたという様な感じである。だがそんな急な坂を少し上ると串の駅と海が同時に見る事が出来る。
先ほど平地が少ないと言ったが、もちろん駅の周辺には民家があまりなく、四国でも数少ない秘境駅として名高い駅である。また駅を降りると狭い道路があるが実はこの道路は旧国道378号線で昔のこの地区の道路状況が良くなかったと言う事を感じた。だが現在は道路が海沿いを通るルートに変更されて60〜70キロは出ていると思われる車がビュンビュン通り過ぎている。
昔は優等列車が走っていた重要な線区だったのが信じられないくらい現在ではのどかなローカル線になってしまった感がある串の駅であった。
(2003.6.6)