球泉洞は元々は大坂間という駅名であったが、昭和63(1988)年の3月11日のJR初のダイヤ改正で熊本県下一を誇る大鍾乳洞、球泉洞にちなんで改名したものである。球磨川の川沿いに造られた駅で、周辺の民家は駅前に2軒の商店があるくらいである。
駅名になった球泉洞は駅から八代方面に向かって徒歩約20分ほどで、その歩いている途中でも球磨川の川の流れを眺める事が出来る。ただし歩いている間は民家やお店などはないので結構長い距離を歩いている感覚になる。
またこの辺りは球磨川の川下りのコースにもなっていて、球泉洞に船の到着場がある。ただし鍾乳洞や川下りの利用者のほとんどは車かバスを使っている。駅は鍾乳洞の対岸にあるせいか列車を利用して球泉洞にやってくる人はあまりいないようである。
この駅は無人駅ながらも球泉洞と言う観光資源があるのを活かそうと思っている事もあり、肥薩線を走る唯一の優等列車である急行「くまがわ」の一部が停車する。
(2002.6.12)