鳥取と
東津山を結ぶ因美線は、陰陽連絡船としての古い歴史を持ち、特に津山市内にある駅は木造駅舎が数多く残されていて近年では、その魅力が見直されて来ている。
大正から昭和初期にかけて建設された駅が多い中、三浦には地元住民の請願によって1963年に開業された、因美線内では最も新しい駅である。駅前には駅設立の念願が叶った記念碑も建立されている。
片面ホームと待合所だけで、駅ノートも設置されていないが、今回この三浦に注目したのは、駅旅写真家の越信之氏が出した「生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅100選」において、春に桜が咲き誇る駅として取り上げたからだ。
そんな桜の駅と聞いて、3月下旬に美作地方に桜が咲くかどうか微妙な時期に三浦に下車してみたが、まだ寒さが厳しかったせいか、蕾さえも出ていない状態だった。それでも桜が咲く時期においては穴場スポットであることには間違いない。
桜の蕾さえも出ていなかった三浦に対して、翌日の帰路に通った兵庫県や大阪府内は暖かく、桜も満開だった。
(2018.3.26)