大糸線は松本〜南小谷間は電化区間であったが南小谷〜糸魚川間は非電化区間であり、さらに前者は管轄がJR東日本だったのに対し後者はJR西日本へと管轄が変わる。ローカル線の同一線区内で管轄が変わるのは珍しいケースである。
その大糸線の非電化区間で最初に到着するのが中土でJR西日本の管轄と言ってもまだ長野県内の駅である。中土の周辺は平地があまりなく、山の斜面に民家が建っていて、見ていてスリリングな感じを受ける。これも学校の地理の授業で習ったフォッサマグナと言う地溝帯が織りなした景観であると言えよう。
駅舎は木造の駅舎であるが木目が新しく、最近立て替えられたと言った感じである。その駅舎の横にイラスト調で描かれた駅周辺の案内図があり、かわいらしくて見やすい。
駅には小谷温泉の宿の案内があり、この駅が小谷温泉の最寄り駅ではあるが、温泉へは駅からバスで30分と言う距離にある。
(2002.11.29)