虹ノ松原は文字どおり日本三大松原のひとつである虹ノ松原への下車駅である。小さな駅舎ではあるがきっぷは駅前の重商店というお店で売っている、いわゆる簡易委託の駅だが駅舎の中にも自動券売機が設置されている。ただ駅舎内には自動券売機を監視する防犯カメラが設置されている。

 駅を出てすぐに長さが5キロ、幅が500〜1000メートルある名勝、虹ノ松原の松林の緑のトンネルがお目見えする。この松原に植えられている松の樹齢も幅広く、海岸沿いには成長途上のいわば子供の松が並び、その後ろでピシッと幹が全然曲がっていない若い松が並んでいる。松というとくねくねに曲がった幹のイメージが強いがその様な樹齢の長い松は多くなく、全体のほんの数パーセントと言った感じである。

 駅前は松原だがホームの向かい側は住宅地で国道202号線のバイパス方面へ行くと大型のショッピングセンターや温泉がある。また虹ノ松原全体を見渡せる鏡山への登山口もそのバイパス方面にある。

 ホームのベンチの所には「美しい駅名」とか「九州一小さくて可愛い駅」というアピールまでなされている。地元ではこの駅を「虹駅」という愛称で親しんでいるという。

                                                                  (2003.6.14)
虹ノ松原の駅舎の反対側


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虹ノ松原の駅前の道路
虹ノ松原のホーム
虹ノ松原の駅舎
Nijinomatsubara
虹ノ松原