冷水浦の待合所にある自動券売機と駅ノート。設置されているのは和歌山方面のみである。


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複線区間の対向式ホームという冷水浦の駅構内
Shimizuura
 和歌山県の県庁所在地、和歌山市の南に隣接する海南市。その代表駅である海南の隣にある海辺の急峻な地形の途中に位置する駅が冷水浦である。

 対向式のホームに簡素な待合所という、非常にシンプルな構内のレイアウトで、駅の出入口付近の道路は車も通れないほどの狭さである。海辺の道路から駅入口を通過して高台に上がった先には国道42号線が通っており、和歌山へ行く重要な幹線道路であるため、車通りが非常に多い。ホームおよび国道からは海が見え、周囲に山が迫っている環境も相成って不思議な雰囲気をも醸し出している。

 自動券売機は和歌山方面の下りホーム側にだけ設置しており、乗車においては和歌山、大阪方面がメイン、新宮方面の上りホームは降車がメインという構造なのであろう。

 そんな自動券売機のある待合所に、以外にも駅ノートが設置されている。SNS上においても冷水浦の駅ノートの反響は大きいようで、ノートの中には絵師によるイラストの書き込みもあった。冷水浦に途中下車をして、30分ほどの滞在時間内にノートが無事に存在していることを確認した後、安心して次の電車に乗り込んだ。

                                                         (2019.12.12)

冷水浦に到着した紀勢本線の電車。海辺の急峻な斜面に立地した小さな駅である。
冷水浦の駅入口。駅前の通路は車が通れないくらい狭い。
冷水浦