烏山線の終着駅、烏山の一つ手前にあるのがこの滝である。カーブした片面ホームだけで駅舎のない駅たが、ここから歩いて5分の所に龍門の滝という観光名所がある。
龍門の滝までは駅出口の目線から案内されている方向へ道なりに進んでいけば難なくたどり着く事ができる。龍門の滝は那珂川の支流、江川にある幅65m、高さ20mの滝で、滝の中段にある大釜という深い縦穴に大蛇が棲んでいたという伝説がある。
また龍門の滝よりさらに上段に烏山線の線路が敷設されており、滝の上を烏山線のディーゼルカーが通過するのが絵になるため、撮影ポイントの一つになっている。鉄道関係の特集で烏山線が絡む場合は必ずといっていいほど登場する。
烏山線内の駅の数は7つで、起点の宝積寺や線内で唯一の交換駅である大金といった縁起のよい駅名にあやかっているためか、烏山線の各駅に七福神がそれぞれ紹介されている。この滝では七福神で唯一の女性の神様、弁財天であった。
(2003.12.29)