札幌から十勝地方や道東へ行くバイパス線として担っている石勝線にある途中駅、十三里。北海道の駅はアイヌ語が語源となっている駅名が多いが、十三里の場合は追分起点の十三哩(マイル)程標があったのに由来し、れっきとした日本語が語源となっている駅である。
駅のすぐ横には国道274号線、下りホーム裏の小高い丘の所に道東自動車道が通っている。むしろ国道を走る車が速い速度で走るので決して静かな駅だとは言えない。
駅から国道を挟んだ向かい側には夕張メロンの直売所がある。ここ十三里は夕張市内に入っており、夕張メロンの畑もある。十三里の近くにある民家はこの直売所くらいで駅からはるか遠方に民家が何軒か見えるがさすがにそこまで歩いて行こうとは思わなかった。
下りホームの裏側には十三里の公民館がある。その公民館のそばに鳥居と小さなほこらがあり何かを祭っているようだったが立入禁止になっていて見ることができなかった。
駅入口の建物は信号関係の機械が入っているようでカギがかかっていて中の様子を伺うことができない。駅の待合室は跨線橋の入口部分にある。私が訪問した時は上りホームの入口部分にクモの巣が2つくらいあり、巣をよけて跨線橋を渡り反対側のホームに行った。反対の下りホームの跨線橋の入口部分にはホウキが3本もあり、1本を上りホームに持って行きクモの巣にクモがいない事を確認し、その巣を取っ払ってしまった。国道側にあるはずの上りホームの待合室にクモの巣があると言う事はよっぽど駅を利用している人が少ないんだなと思った。
(2003.7.6)