土佐北川の駅入口と待合室
土佐北川の駅がある鉄橋
土佐北川の駅名標
Tosa-Kitagawa
土佐北川のホーム
土佐北川
 土佐北川は穴内川の鉄橋上にホームがある非常に風変わりな駅である。多分鉄橋を見ただけではこんな所に駅があるとは誰も信じてもらえないであろう。ホームは狭く、待合室は駅の出入り口の階段を降りた所にあるが橋の下にある為に室内はとても暗く、長居が出来るような所ではなかった。

 この駅は昔から橋の上にあった訳ではなく、昭和61(1986)年の3月に土讃線が線路の変更をした際にこの様な状態になってしまった。ここの周囲に民家は5軒程度、高知寄りに歩いていくと駅前広場があり、そこにはスクールバスの待合所がある。この駅からいちばん近い小学校は「久寿軒小学校」だがそれでも約3キロ離れていて「少し遠いけどがんばって」というメッセージの入った看板があった。(小学生で3キロの道のりは非常に長く、1時間以上かかります。)

 ホームと並行して歩行者用の橋がある。これは付近の国道32号線には歩道がなく、しかも香川〜高知間の幹線道路であるがゆえに車通りが多いので造られたものであろう。またこの橋を渡ると「駅前食堂」という名前のお食事処があり、そばにはジュースの自販機も置かれている。

 四国でもっともユニークな立地を持つ土佐北川は鉄道の鉄橋と駅と歩行者用の橋と一度に何役も持つ駅である。

                                                                  (2003.6.5)


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