国府津から御殿場線の電車に乗った場合、神奈川県で最後の駅になるのがこの谷峨である。神奈川県とは言っても静岡県に近いこの駅はもう山間の駅である。だが駅の裏側には東京地区の人には「246」でお馴染みの国道246号線が走り、ホームからは東名高速が見え、御殿場線はローカル線ながらも道路は国内でもっとも重要な幹線道路のひとつに属しているのが分かる。
昔は木造の駅舎が有名な駅であったが、現在は小ぶりな三角屋根の待合室風の駅舎に生まれ変わっている。この駅から御殿場寄りの方に谷峨跨線橋があり、駅前の道路の県道728号線と国道246号線を結ぶ橋があるが、線路を跨いでいるという特性があるので、御殿場線の電車を撮る撮影ポイントのひとつである。
(2002.12.13)