大糸線内にある臨時駅、ヤナバスキー場前は名前の通り、駅のすぐそばにヤナバスキー場があり駅は冬季のみの営業となっている。スキー場へは駅の出口の目の前にある国道148号線のバイパス下のトンネルをくぐり、金属製の階段を上るとたどりつく事ができる。あまり広いコースではないがスキーだけでなく、スノーボードなど最新のものにも対応している事と、国道に面しているため、車でも行きやすいのが特徴と言える。
ホームからは仁科三湖の中では最も広い青木湖が見える唯一の駅である。また駅の標高も828mと大糸線では最も高い所にある駅で、起点の松本の標高が586mなので、250メートル弱の標高差がある。
駅の営業期間中は、地元の方がきっぷの販売をしていて、簡易委託風の形を採っている。国道に面した立地の為、スキー場の利用者は車がほとんどではないのかと思ったが、電車の到着時刻が近づくにつれて、家族連れやスノーボードを抱えた若者が少しずつやって来るので、電車でスキー場に行く人もそこそこいるんだなと感じた。
(2003.12.30)