第三種郵便
今日、届いた郵便物の封筒の頭が半分だけ切られているのを見て、思い出しました。
許可制なんですが、障害者団体だと普通の郵送料の10分の1ぐらいで送ることが出来る郵便制度のことです。。昔、会費に対して会報の郵送回数が多く、切手代のため「赤字」になるのに「どうしてこんなに送るんだろう」と疑問に感じていたら、この制度の存在がありました。
おかげ様で1通「8円」(8年ぐらい前のことで詳しいことは忘れてしまいました)とのことで助かりました。郵送条件が「中味が確認できる状態(帯で巻くか、封筒の頭半分を切る)」、「各ページに発行番号を入れる」、「一度にまとめて窓口に届ける」、「切手ではなく別納」などがありました。
今はインターネットを通じて、安くて、早く、簡単にいろんな方に情報がいきますが、昔は郵送しかなく、本当にありがたい制度でした。
2003年4月の民営化に伴い、「廃止」か、「存続」かが話し合われているみたいです。

ちなみに点字図書館などの郵便物は「第4種郵便」とのことです。

ヤフー「第三種郵便」へリンク


とあるホームページより

障害低料三種郵便物
    ご心配をおかけしました 〜制度は残ると言うのですが〜

 4月号で‘「えんぴつの家だより」が発行できなくなります’とお知らせしましたところ、多くの方々にご心配していただき、激励やご支援を頂きありがとうございました。
 その後,定期刊行物協会や総務庁への抗議などを行いましたが、現在のところ次のような結論となっています。
 郵便事業の民営化は公社化と言う形で実施しる。現在の法律で決められている「第三種郵便」の制度は公社法の中に残す。但し、「障害者低料」とか金額に関しては公社移管後、公社によって決定される。
 つまり制度は残すが中身は知らない、という対応です。したがって、政府や総務庁へなにも言って行けない状態で、成り行きを見守るしかないそうです。
 「第三種郵便」という制度がいくら残っても「障害低料」がなくなって一般の第三種と同じになれば現在の50gまで8円が60円となるのです。これではいくら制度が残ると言っても「えんぴつの家だより」は発行できません。
 と言っても、今のところ何もできません。小泉内閣の支持率が落ちて、郵便制度は現状のままとなるのが一番いいのですがね。
 と言うわけで、まだまだ油断できない情勢です。今後ともご支援ご指導をよろしくお願いします。

廃止は免れたみたいです。
2005年5月11日更新
政府が民営化後も第三種、第四種の事業を継続させるという新聞報道がありました。毎年250億円の赤字になっているが、他の郵便物と運搬されるので特別な補助金などは考えていないとのことでした。