渡辺謙 舞台あいさつで男泣き
「明日の記憶」の公開初日に感涙にむせんだ渡辺謙(中央)と樋口可南子(左)と堤幸彦監督(右)=東京・丸の内TOEI(1) |
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俳優・渡辺謙(46)が主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務める映画「明日の記憶」(堤幸彦監督)が13日、公開された。延べ20日間、全国11カ所を飛び回り220媒体のインタビューに応じるなど、この作品に心血を注いだ渡辺は、舞台あいさつで感極まり涙ぐんだ。
渡辺はこの日、上映前の午前9時半から劇場前で一人一人に赤いカーネーションを手渡した。「ひとつひとつ丁寧に手渡しで届けたい、そんな手作りの映画にふさわしい門出にしたかった」という感謝の気持ちからだった。事前告知なしのサプライズに感激する観客を前に「今朝は5時ぐらいから目が覚めまして…雨の中お待ちいただく姿を見て…」と涙で言葉を詰まらせた。
1年半前、若年性アルツハイマーをテーマに夫婦の絆を描いた荻原浩氏の原作を読み、映画化を決意。その決意を強く後押しし、陰で支えてくれたのが昨年12月に結婚した女優・南果歩(42)だった。「(彼女は)プロセスを全部知ってますし、かかわった当事者としてほめてくれたので」と照れながら明かす。関係者によると仲良く初号試写を見た夫妻はともに涙を流していたという。
舞台あいさつでは「(映画を見た後に)ご両親に電話したり、家に帰って奥さまの顔をまじまじと見てあげたりしてください」と呼びかけ。「今日家に帰ってまじまじと奥さまの顔を見ますか?」と聞かれると「当事者ですからねえ〜」とかわした。
年末から来年初めにかけ海外公開も決定。渡辺は英語字幕作りにも参加し、自身のロスのエージェント「ROAR」を通じて電話をかけるなど直接交渉。全米、ヨーロッパ、韓国など十数カ国、東映によると反響が大きく、故深作欣二監督の「バトルロワイヤル」級の規模で公開が内定した。
(デイリースポーツ) - 5月14日10時44分更新
2006年6月8日更新
社会福祉士、介護福祉士、保育士など児童福祉が絡む、試験で必ず覚えなければならない福祉施設の創設者に「岡山孤児院」を創設した石井十次氏と日本初の障害児施設の「滝野川学園」を創設した石井亮一氏の「ふたりの石井さん」が存在し、ひっかけ問題というか、一目でわかるおいしい問題の題材としてよく使われます。
前者の石井十次さんはマツケンサンバの松平健さんを主役に昨年映画化され、観客動員数は期待できないのによく作ったとすごい製作者だなと感じつつ、もう一人の石井さんも映画にしてくれれば、福祉関係の試験を受ける方には朗報になるのにと思っていたら、同じ会社で常盤貴子さんを主役に本当に映画になってしまいました。
このころはもちろん公的な援助は存在せず、どんな感じで運営していたかなどは結構、貴重な情報になります。今はお金が儲かるために福祉に関わっている「福祉屋」の方ばかりなので、心のこもった「福祉家」の模範的援助としても参考になります。ぜひ、注目を。
二つが一緒に掲載された公式ホームページへリンク
「ラフィー」お疲れさま 映画クイール主役 盲導犬引退
5月1日15時19分配信 京都新聞
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盲導犬PR活動や映画出演の大役をこなして引退したラフィーと中村さん(亀岡市曽我部町・関西盲導犬協会盲導犬総合訓練センター) |
各地の学校や企業を訪れ、盲導犬の役割を紹介してきた関西盲導犬協会(京都府亀岡市)の4代目PR犬「ラフィー」が、今年3月末で一線を退いた。2004年公開の映画「クイール」では主役に抜てきされ、その演技が話題になった「名優」。4月29日に引退式を終え、現在は、育ての親の元で暮らしている。
ラフィーは、01年5月生まれのオス。生後2カ月で、将来盲導犬になる子犬を育てるボランティアの中村俊子さん(58)=京田辺市大住ケ丘=に預けられた後、翌年5月から同協会盲導犬総合訓練センターで訓練を受けた。
盲導犬の一生を描いた映画「クイール」の撮影では当初、撮影チームが用意した犬を主役のクイール役にする予定だったが、同センターで愛らしいラフィーの表情を見た崔洋一監督が急きょ主役に抜てき。訓練士役の椎名桔平さんや盲導犬ユーザー役の小林薫さんとの「熱演」が話題をさらい、映画パンフレットにも椎名さんらと並び俳優として紹介された。
映画公開後は、PR犬として多い月は20回以上、学校やイベントを訪問して盲導犬の普及活動に活躍。「『主役のラフィーはいますか』と問い合わせが寄せられるようになった」(同センター)という。センターの訓練施設を一般公開した4月29日には、異例の引退式を開いて功績をたたえた。
一線を退いたラフィーと再び生活する中村さんは「たくさんの人のために頑張ってきた子。元気に長生きできるよう、いい環境を整えてあげたい」と話している。
最終更新:5月1日15時19分