日 記
予告 

個人的な日記です。今、パソコンボランテイアの講習を受けていて、障害別のサポート方法を学んでいるんですが、思った以上にすごいです。先生いわく「身体のどこか一部分が動けばパソコン操作ができる」とのことで目のまばたきをや脳波を感知して操作できるのも存在するとのことです。日記調に書かせていただきます。
講座内容紹介


 あと次の日曜日に目の不自由な方の登山のサポートをすることになりました。結構なプレッシャーがあり、怖さを感じるときもありますが、無事、下山しアスファルトに戻ったときの喜びがなんともいえなく続けています。その報告を予定しています。
2003年11月23日記
 「六つ星の会」(目の不自由な方々の登山団体です)主催で山梨県西沢渓谷に行ってきました。登山方法はサポーター役のリュックにつけたロープを握り登っていきます。ロープよりかばんの上下などで段差の高さがわかるとのことです。
 (今日の登山にデジカメを持って行ったんで、サポート法を何枚か撮ってくるつもりでしたが片側ががけ続きで緊張の連続で結局、撮れませんでした。)
 
 登山道にはアスファルトで点字ブロックが存在するまちなかよか、はるかにたくさんの難所が存在します。倒木や岩が存在する場合やぬかるんでいるところは道の端とかを通ってもクリアーできない場合は声かけで慎重に越えます。片側ががけのときは「切れている」という表現で伝えます。(余談ですが、後ろをふりむいて話しかけると左右が逆になりひやりとすることがあります。)階段は均等な階段はリズムよく。不均等のはゆっくり目に。高い段差はサポーターがまず登り、続いて登るという感じです。 
 
今日の登山ですが、総勢30人近くで5時間ちかく山道を歩いてきました。紅葉はもう終っていましたが、いろんな滝をみることができました。それぞれの滝を説明するのがなかなか難しかったんですが、説明には納得してくださったみたいです。
2004年1月17日更新
山梨県障害児(者) 地域療育等支援事業連絡会主催
「地域支援研修会」に参加して

内容 「施設」から「地域生活」へ
    支援費制度がはじまり、大きく変わる障害者福祉についての討論

場所 山梨県立文学館

はじめに
 山梨でしょうがいしゃの方が自立生活(施設でなく、地域で親の援助でなく自らの意思で福祉サポートを受けながらくらしていくこと)を送る環境は東京のようなCIL(自立生活センター)中心という形とはまったく別で、県を8等分(峡北−韮崎、峡西−南アルプス市、峡南−富士山西部、富士北麓−河口湖、東部−大月、東八代−石和、甲府−甲府市、東山梨−勝沼)に分けた各地域ごとにそれぞれの地域にしょうがいしゃ施設を運営する福祉法人がそれぞれ自立支援センターを設立(委託?)し、支えているとのことです。

 支援費制度認定の支援事業は大きくわけると障害児(者)地域療育等支援事業(上記8地域に分け支援)、知的障害者生活支援事業(上記の4地域のみで実施)、市町村障害者生活支援事業(甲府市、富士吉田市、都留市、塩山市、増穂町の5市町実施)、精神障害者地域生活支援センターの4つとのことです。

 個人的な意見ですが、人口密度が低い上に、担当地域は広いという難題があります。CILの中心地、八王子、立川近辺のように理想に近づくにはかなりの峠が待ってます。(山梨の人口が少ない地域で1日にヘルパーが回れる件数は移動時間を考慮すると数件しか無理です。)将来的には老人の在宅ヘルパーが同じようにサポートするようになる気がします。老人と障害は別という発想では予算の面で行き詰るのは確実です。


今日の日程
午前の部
長野県北信圏地域障害者生活支援センター所長
福岡 寿氏
「長野県北信圏域での障害者生活支援の取り組み」

*感想 
  講師の福岡さんの話術はすごかったです。早口だけどわかりやすい。要約筆記、手話通訳の方は大変そうでした。
 内容は「長野の地域」のことより、「支援費」のこれからの方が中心だった気がしました。措置費のときと同じ予算なのに、支援費で「自由にサービスを選んでください」というようになったため、報道されているとおり、支出が多くなり、予算が破綻しそうで、新しいサービスの中止が増え、結局は介護保険に混ざるのは間違いなしとのことです。年金・医療費もカラータイマーが点滅している状況なので消費税が増額されても支援費にはまわってこないと予想されてました。今年中には介護保険に吸収が発表されるらしいです。福岡さんがすばらしかったのが「措置費」は「支援費」に移っての予算不足を子供の小遣いに例え「定額でお小遣いをあげていた」のを「必要になったらいつでもあげるから言ってきて」というように表現されてました。わかりやすかったです。
 長野県のことでは35年前に作られたコロニーが老朽化のために100億で建て替えるのをやめるかわりにグループホームで暮らすようにきまったという話がありました。古い施設の特徴は「エ」型、「コ」型のように施設職員の機能性重視でつくられているとのことです。
 残念なことに福岡さんが今、運営しているグループホームは初期投資に市、県の特別な融資があったみたいです。好きな美容院にいったり、温泉に入浴に行ったりする理想的な生活環境になっていることはすばらしいんですが、田中知事が再選しないとその後はわからないということばにはがっかりしました。その地域に暮らす方の平等性が大切で、100人いる10人だけが特別支援で理想生活を営んでいても地域支援の成功とは言えないです。今のところをお手本に低予算の初期予算化がこれからは重要な気がします。

午後の部
シンポジウム
「地域支援を進めるための方向性を一緒にみつけよう」
それぞれの立場(本人・親・支援者・行政)のパネラーによりパネルデイスカッション

感想)
 抽象的なひとつのテーマを談話式で多くの方に伝える難しさを感じました。


今日の感想
 山梨にもCILがあるんですが休眠状態とのことで、てっきり自立生活をしている方はいないと思い込んでました。山梨にもたくさんの自立生活をしている方がいることを知っただけで大きな収穫でした。
 理想はみんな施設を出て、地域で自由な生活ですが、実際には予算面などで不可能です。この中間層をどう考えるかがこれからの課題の気がします。
北欧が「脱施設化」になったきっかけの「老朽化」の問題が迫ってますが、インターネット電化によるグループホームの遠隔管理が大きくグループホームの運営を変えるのではと自分は考えてます。
 雪のためか車いすで生活している方など当事者の方の出席が少なく感じられました。

余談)
 要約筆記のパソコン化をはじめて体験しました。4人の方が打ち込み、プロジェクターで表示という形でしたがほぼ100%表記されてました。
 今までの透明フィルムに半分半分書きあっていたのに比べると、手書きでないので読みやすく感じました。外出困難な方がインターネットを通じて自宅のまま遠くで行われている小さな集会に参加する時代も近いと感じました。
2004年1月24日更新



 1月22日に富士吉田市 で行われている周辺地域
の作業所・授産施設の作成した品物の展示会に行ってきました。
「麦の穂展」

場所)山梨県郡内地域
産業振興センター
(浅間神社のそば)
富士急ハイランドと
山中湖との中間?

期間)2月15日まで

 長期の展示会のため、食べ物関係はひとつもなく、木工や陶芸の加工品が中心でした。10年近く前からおなじみのろうそく、陶器のお皿などがありましたが、ダイソーなど100円ショップで安値に慣れてしまったためか、買う方は家族関係だけのように感じられました。(大きなお皿で1000円以上のもありましたが実用的にきちんとしても売れない気がしました。)
 数点光っていた製品があったので紹介させていただきます。
1)ビーズのストラップ
 恐竜の形をしたビーズが300円でありました。素晴らしい出来だったので購入しましたが、作成時間はかなり必要なため、人件費を考えると赤字製品の気がしました。

2)くるみのストラップ
 くるみにニスかなんか塗料が塗ってある上に顔が書いてあるだけなんですが100円だったため購入。原価計算をするとなかなか優れた作業製品に思えました。

3)陶器のお皿
 お皿として実用的で絵が書いてある上に裏に滑り止め加工(粘土のときに荒い目の布で凹凸加工済み)がしてあったので300円で買いました。売り場には写真で作業工程が詳しく説明されてました。ただ、普通のおみやげ物屋さんで一般商品と勝負できるような魅力は感じられませんでした。

4)ミニうちわ
 これがズバぬけてました。15センチぐらいのうちわで紙は牛乳パックの再生で作られた和紙が使われ、その上に季節ごとに絵柄が新聞広告の小さな切抜きをベースに描かれていました。120円切手を貼ると郵便物として郵送可能とのことでみやげ物屋でも十分勝負できる印象を受けました。地元、富士山の絵柄が中心なので営業によっては年賀状としてかなりの受注があってもおかしくないほどいろんな面ですばらしかったです。200円で単価的にも魅力を感じました。実用新案を申請中とのことでかなりの自信も感じられました。
 ホームページのアドレスを入れればネット上で陶器などと違い送料は安い上に割れ物でないので軽い梱包で済むので高利益率を確保し、結構な数が売れる気がします。2005年バージョンなど新しいパターンも作りやすいし将来性大有りです。

余談)
暇だったので甲府から直接行くのではなく、富士五湖系由でそれぞれからの富士山を撮りながら最後は温泉に入る計画で行ってきました。

上左より)精進湖、本栖湖、西湖、河口湖、忍野八海、山中湖(平野)
      微妙に違います。違いは雪を中心にみるとわかりやすいです。

 西湖、本栖湖は富士山との間に山が存在し、撮影ポイントを見つけるのに苦労しました。裾野まできれいに見えたのが河口湖。大きくて迫力があったのが山中湖。この順番の逆(山中湖・河口湖から西湖・精進湖・本栖湖)は大きさなど迫力よりあまりおすすめできないです。地下でつながっているといううわさがある西湖・本栖湖・精進湖の同じ海抜に水面をもつ3湖のなかで精進湖だけが凍っていたんですが、その理由は深さ(容積)の差からとのことで勉強になりました。(精進湖が一番浅い)ちなみに今回いちばん迫力があったのは御殿場から見上げた富士山でした。標高差があるためだと思われます。

 温泉)御殿場近くの「天恵(リンクさせてあります)」に行ったら休みだったので、山中湖の「紅富士(リンクさせてあります)」に行ってきました。エレベーターを完備していましたが、露天風呂へは階段しかなく、車いすでは不可能に思えました。エレベーターはあるけど肝心のお風呂を満喫できない温泉施設はバリアフリー施設として認定していいものか考えさせられました。(駅の場合は車いすトイレのほかに電車にスムーズに載れるという条件だけで問題ありませんが温泉施設はエレベーター、車いすトイレがあっても目的は温泉なのでお風呂に入れて満足できる環境ではじめて評価できる気がしたので)
2004年2月25日更新
山梨県主催ガイドヘルパー講座に参加今週、来週各二日。在宅サポートに必要な講座に参加しています。
今週の二日は身体障害の方へのサポート方法で、理学療法士の方が先生でした。外出はせず、少ない力でもできる介助法を習いました。簡単に書くと力のロスを無くす。手で握ったとき、少しひねったりして、腕がまがらないようにしたり、足やおしりの接続面をしっかりさせることで力を逃がさないという感じでした。(ことばでの説明は難しいです)

来週は視覚障害の方へのサポート練習でアイマスクをして買い物や電車に乗るとのことで楽しみです。

これが終るとやっと在宅のお風呂介助や外出サポートに入れます。学生時代経験があり、自分にとってはミュージシャンの「路上ライブ」と同じようなもの(活動の原点)なのでサポートに入れるだけで(昔を思い出すので)、なんだかうれしいです。今年の夏に東京の視覚障害の方の団体が予定している富士山の登山に一緒に参加できる方との出会いのきっかけとしても期待しています。

支援費制度の一覧表が配られ、山梨市にあるCILの名前を探したんですが、残念なことになかったです。事務所はまだあるみたいなんですが、活動は休止状態とのうわさは以前から耳にしてました。個人的な意見ですが人口密度、都市規模から山梨市では厳しいのかもしれません。甲府市なら養護学校も複数あるし、大学もあるし、都会なので運営可能な気がします。

主婦の方のパート目的でヘルパーをする方が増えたためか、全体的に純粋な福祉好きが少なくなった気がこの頃します。福祉が安定した職に向かうのはいいんですが、ただ資格をとるのが目的だったりして、車いすや点字をはじめ福祉談義がなくて福祉の雑学大好きな自分にはちょっとさみしいです。会う人みんなに言っているんですが、福祉ほどおもしろい分野はないです。
(つづく)


2006年6月24日更新
 今日(24日)、明日(25日)と山梨文学館にて「山梨発!!これらの地域福祉を語るフォーラム」というのが開催されて、明日は仕事なので今日だけお手伝いをして来ました。

 上記の山梨県障害児(者) 地域療育等支援事業連絡会の方々が中心に準備をされ、全国地域生活支援ネットワークの「障害者の方のより良い地域生活を実現する環境づくりのため」の全国キャラバンのひとつとして行なわれたみたいです。
午前は民間施設などを立ち上げたことがある今は厚生省の職員として働いている方の今年の四月から始まった障害者自立法案の見通しや設立目的の講演があり、ご自身が法律の設立に関わったとのことでなかなか詳しい内容でした。

午後は愛知県で30才代なのにNPO法人、社会福祉法人の理事長をされている戸枝陽基さん(こちらがブログです)の講演で自身が活動されている内容の紹介が中心でした。すごい知識やキャリアの持ち主で「30代、30代」と繰り返すので昭和30年代生まれと思っていたら、30歳代とのことで、どうやったら30歳代で社会福祉法人の理事長になれるのかなど負けず嫌いのさすがの自分も感心しました。計画性がすごいというか、目標を立て、それを実現するためにはどう行動すればいいのかなどすばらしかった上に数字が得意で今まできいたことがない面白いデータもたくさん登場し、勉強になりました。すごいパワーと説得力でこの方の講演会を開けば、預けたいと思う保護者の方、手伝いたいという支援者の方がどんどん現れ、雪だるま式にこれからも組織が大きくなっていく感じがしました。お母様が視覚障害者の1級の上にがんを若くに患った後に転移をくり返したとのことでこのことがベースになって今がある印象を受けました。いろんな意味ですばらしく、本の購入をお奨めします。

明日は地域福祉の第一人者の北野先生が来県され、講演を行なうとのことです。自分が10年前の学生時代に卒業後就職するのではなく、韓国の福祉施設にボランテイアに行くことを希望し、韓国と繋がりのある方を探しているときに参加したJILの集まりで片っ端から声を掛けているときに、たまたま面識のある方の横に座っていて、「それだったら関西の団体が名古屋で日韓の交流大会をやるから、ここに電話してみたら」という感じでその団体を教えてくれたのが北野先生で、お礼を言いたかったんですが、自分は残念なことに明日は仕事のため参加できず、すれ違いにおわりそうです。10年以上前からCILを支えてきた方なのでこれからどうなるかなどを聞きたかったです。

 今日ですが、午前、午後の講演開始前に当事者の方による太鼓の演奏とバンドの演奏がありました。太鼓の演奏は富士吉田にある養護学校のOBの集まりとのことで、学校の授業で学んだ腕を卒業しても磨いているとのことです。ひとりの方に話しかけたらpalpal(パルパル)という有名な作業所(河口湖マラソンで周回コースとゴール方面へ別れる交差点のすぐ近くにあります)にいつもは通われていて、卒業後は進路がばらばらになった仲間がつきに1回程度練習をしているとのことでした。バンドの方は身体障害者の方がボーカル、ダウン症の方がドラムを担当、それ以外のベース、ギターは健常者が担当という構成で、とくにドラムの方が楽しそうに弾かれていて、強弱をつけるのがうまくいった後は満面の笑みを浮かべてました。たまたま帰宅されるのを駐車場で見かけたんですが、保護者の方の後ろを歩く姿は他の方々とまったく同じで、音楽がなければつまらない平坦な生活になっていたように感じられました。大好きなことを見つけてあげることが出来たら生活も向上させることができることを学びました 
 ごちゃごちゃ書きましたが大変勉強になりました
2006年6月25日更新
 昨日のフォーラムで学んだことを簡単に紹介させていただきます。
a)支援費制度と介護保険制度の合体
 今年4月の障害者自立法で障害3法がひとつになり、これから3年でうわさどおり合体する計画が進んでいるとのこと。今年中はいろんな方の意見を聞き、次の一年で厚生労働省などが法案作りを開始し、次の一年で国会を通し実施されるのではとのこと。そうなると介護保険の障害区分認定を障害者の方々にも行なわなければならなくなり、現在のにいくつかつけくわられるとのこと。

b)2006年4月の障害者自立法により国の基本指針を作成したのにあわせ、都道府県市町村は、18年度中に第一期計画を、その後、これの実績を踏まえ第2期計画を策定し、平成23年度には数値目標を達成させる?(いまいち理解出来なかったです) 地域全体の支援力を高めるために各市町村に地域自立支援協議会を設置する。

c)現在知的障害者の方の全人口の2割の方が施設に入所されているが、この方々で予算の8割を使っているというギャップが存在。よって、ますます施設へのお金は少なくなり、経営は苦しくなるのではとのこと。

d)都道府県別のホームヘルプサービスの利用率は大阪がだんとつで多く、秋田県が最少。なのに同じ人口あたりの福祉サービス利用料合計は秋田県などが最多。理由は都会では福祉施設の新築は難しいため、ホームヘルプ利用者が多いためで、逆に秋田県では入所施設が多いためこういう数字がでたとのこと。

e)障害者の方がスタッフの喫茶店などは評判がよくなると大型病院などで家賃をただで店を出して欲しいとの話がくることがあるとのこと。病院ではいくら厚く対応しても直る限界があり、そのときに患者さんはすごい精神的ショックで落ち込んでしまう。こういう方が喫茶店に通うことで将来的なことに前向きな気持ちを持てる場として期待されるとのこと。

2006年9月20日更新
 昨日、朝起きたら天気が良かったので御巣鷹山まで行ってきました。
今回はきちんと計画をたて、秩父方面からぐるっとまわり群馬県へ。
(海の無駄、アクアラインに対し、陸の無駄といわれる 雁坂トンネルを通り、途中さびれた鉱山集落を抜け、群馬県の国道へ)

2時間半で上野村へ到着。観光案内の看板などには載ってなかったが、国道を道なりに行くと入り口などの表示はわかりやすく、御巣鷹山の尾根の前に慰霊の園へ。(身元不明のお骨が納まれています。毎年、ご遺族の方が灯篭流しをされる川がすぐ近くに流れています。)

このモニュメントのまっすぐ先が墜落地点とのことです。

 続いて尾根へ。国道に戻り、しばらく行くと標識があり、そこで左折。ただいま建設中のダムの工事車両が使う道で尾根方面へ。落石注意の看板が続く中、アスファルトの道を6キロほど直進して登山道へ到着。ホームページでみたところだったので、車を下り、準備をはじめようとすると周りがダム工事のフェンスで囲まれていて、ここから1時間登るはずなのに「?」。夏しか登れないのか、それともがけ崩れでもあったのかと、大きな看板を眺めていたところ、工事のガードマンさんが現れ、ダム工事が進み、もっと上の新しい駐車場までい行け、30分ほどでつけるとのこと。誘導どおりの道で駐車場へ到着。他に車はなく、バイク1台のみが停まっていました。


左上)新しい駐車場からの道です。きれいに整備されていました。右上)旧道との合流地点です。このようにふさっがっていました。下)このベンチがいろんなところに置いてありました。

 登り初めて10分もしないうちに1つ目の石碑に到着。どんなふうに墜落されたのかが詳しく書かれており、すごい内容でしばらくいろいろと考え事をしてしまいました。(デジカメもかばんにしまいました。)

 次にプレハブ小屋に到着。2棟あり、下が事故の家族担当をされた方がJALを定年退職後も登山道整備のため、住み込まれているらしく(もう今年は下山されたみたいでした)、もう一つは遺族の方々の休憩所でいつでもお入りくださいと書かれ、ノートや遺品の写真集が置いてありました。

 この先からがご遺体が見つかったところで、A-1、B-1など数値で区分され、それぞれにいけるように急な勾配でしたが、きちんと整備され、そのポイントには亡くなられた方の名前が書かれていました。
備えられていた花は造花が多く、いろんな花が飾られていました。

 地図を見て、最短距離でなく、なるべく大回りしてモニュメントへ行くことに。記号を目印に少しずつ登り、着くと事故当時、ヘリコプターが行き来した何度もテレビに登場した場所でした。(墜落地点であり、救出地点だったみたいです)

(左画像、モニュメント 左は鐘です 後ろに墜落地点の碑がありました。右画像はここを訪れた方が書かれた短冊です。)



















 20年が経過し、植林された木も太くなり、左画像のようになっていましたが、ところどころ切り株があり、なかには真っ黒ののもあり、墜落時になぎ倒されたみたいでした。右画像の切り株は中から新しい木が生えていました。

これ以上は控えさせていただきます。帰りは野辺山に出て、清里経由で約2時間半(下りのためか
速かったです)で戻ってきました。

 家に戻り、もう一度ホームページで事故を確認。御巣鷹山までの経路、手前の山でバウンドした後に傾いて墜落したこと、生存者の方の手記で墜落後しばらくはたくさんの声が聞こえていたこと、墜落を知り、捜索した地元の警察の方々は一つとなりの山を中心に探してしまったことなどいろんなことが載っています。
  
2007年6月9日更新
「コムスン報道」 
 コムスンが厚生省から介護保険事業の許可取り消しを受け、ニュースで大きく取り上げられていますが、何でここまで大きく報道されているか首をかしげてします。
 なぜ処分されたのかより、六本木ヒルズに事務所があり、社長がフェラーリーに乗っていて、ジュリアナなどの仕掛け人など他の要素が大きく影響を与えているというか、そんな気がしています。。そもそも数ヶ月前に他の大手と同様に不正受給(散歩などで報酬を受けていた?)で改善命令を受けたのが起点で、ケアマネなど人材が不足しているのを、名義貸しで補ってしまった事業所を一方的に閉鎖したのが、厚生省にけんかを売った形でいけなかったみたいなんですが、サッカーでいう一発退場みたいな超悪質なこととは思えず、福祉でお金を儲けたというのなら、ニチイ学館などもおなじようなことをしてきただろうし、ビジネスマンとしていけなかったとしたら、それもおかしく、資本金がたくさんあったのがいろんな意味で有利に働き、勝ち組になったのがいけなかったのか、介護保険制度で、それまで社会福祉法人などしか公的なお金を得られなかったが高人件費を招き、民間に開放したので、そのなかで利益を追求する会社がでてくるのは当たり前で、福祉ではお金儲けをしてはいけないというような見せしめ的な扱いのように感じています。
 この報道であらゆるコメンテーター、司会者の福祉制度理解度がわかった気がしました。ひどかったのが、みのもんたさんと福沢アナ。不二家問題で問題発言をしてしまったみのさん。「取り消し=とんでもなく悪いことをした」と受け取ったためか、「何がいけなかったか」は言うことなく、一方的に怒りのおことば。最後に介護難民6万5千をどうするんだという話になり、「この方々のために北海道とかに全員が入所できる施設を作ったりしたらどうか」と年金問題も抱える厚生省に意見をいうもあまりにとんちんかんで(どれだけの規模の建物、職員が必要か、なぜ雪の北海道なのか→お年寄りは自然のなかで静かに暮らせという感じでした→自分が老後を迎えたときにこれと同じ生活を送ればきっと問題発言だったことがわかるでしょう)、その場にひとりだけ、福祉を理解されている方がいて、自宅でくらす流れがあることで一生懸命フォローされ、それなりに収まりましたが、興奮状態のみのさんはその間もとんちんかんな発言を連発。残念でした
 福沢アナ。ハニカミ王子の隠しマイクの件で辞める、辞めないといってましたが、そのことを忘れてしまったかのか、一方的にこれまたまくしたてるようにコムスンの文句を。新規参入、急成長だったマンションのヒューザー(後に発覚したアパマンションはそれほど報道されず)、ホリエモンみたいにでるくいは打たれるというか、監査に引っかからないように同じようなことをやっている方はたくさんいるわけで、政治家やそのまわり(←票集めのお礼で)地方公共団体関係で福祉法人の理事長をしている方もたくさんいるわけで、無差別殺人を起こした犯人みたいな扱いにクビを傾げています。昨日、日本テレビのキャスターが一対一で対談され、折口会長さんに「なんで会長を辞めないのか」、「なんですぐに会見をしなかったのか」などこれまた興奮状態で追求されたましたが、福祉制度を理解されずにただどなっているだけな気がしました。介護の質をおろそかに利潤追求にはしっているような扱われ方ですが、介護保険は自由競争であり、そもそもサービスの質が悪ければ淘汰される仕組みになっており、利用客がいたということは、それなりのレベルや利便性だったということであり、コムスンのヘルパーさんたちも地域の勉強会などに積極的に参加され、お金儲けのみで参入された会社とは違う情熱を感じていました。ただ今、入院中の筑紫さんだったらどんなコメントをされたんでしょうか?年金不払い問題のときのカミングアウト、がんの告知など長い間看板キャスターを勤められる方はレベルがやっぱり違います。
 もっとおどろいたのが、コムスンが事業を移そうとした会社の元持ち主。老人ホームを経営していたのをコムスンへ売却したのに、「福祉の心がない」、「利用者がかわいそう」など言ってましたが、そもそもなんでそれだったらコムスンに会社を売ったのか?コムスンが地上げ屋みたいに脅かしたりして買い取ったのならともかく、お金につられて売ったのに、自分の私腹は肥やしといて文句をいうのなら、そのまま経営をされていた方がよかったのではないでしょうか?
 コムスンのケアを受けている方のコメント。「1回目は良かったけどだんだん手をぬきはじめた」とのことでしたが、仕事に慣れたら最初よか手を抜いてしまうことはどんな仕事も同じで、ヘルパーさんが入れ替わってしまうのもどこも同じでこれが今の福祉現状です。
 ごちゃごちゃ書きましたが、「取り消し処分の理由」がいまいち報道されず、把握できてないんですが、「ケアマネージャーやヘルパー登録で名義貸しが行われていた」というのは辞めた穴埋めができず、そのままにしておいたのか、それとも経費を削減のため、名義だけをお金を貰っていたのか?前者は他の法人もお互い様で、後者も自分の知識ではそもそもケアマネの報酬もケアマネジメントの仕事量などで介護保険は下りることになっているので認可の許可以外では意味なく、なんでレッドカードなのかが不思議です。続報で青森で障害者の方へのヘルパー派遣でもヘルパー水増しが発覚とのことでしたが、こちらは介護保険とは違う制度(支援費←障害者自立支援法←将来、介護保険と合併を控えているためか、システムは似ています)で、「ヘルパー水増し」が登録ヘルパー数の水増しなのか、派遣していないのにヘルパーを派遣したことにしてお金を請求したのか(これだと利用者が1割負担があるので利用者側がグルにならないと無理な気がします)、散歩とか請求できない介助を別名で介助してしまったのか?なぞです。詳しいことがわっかたらまた書きます。
 今回の件は福祉業ではお金を儲けたらいけないといっているみたいで、儲かる会社が出てきたら、介護報酬をしぼるなどして締め付け、永遠と福祉職の人間は貧しいまま。このままでは福祉職離れは加速され、団塊の世代の方たちが要介護になるころには福祉政策が破綻。残念なことに世間一般的に福祉に対する意識が低く、現在、要介護でないから関係ないではなく、現状も自分たちが介助を必要とする将来につながっていることをもっと知ってもらいたいです。これからいったいどうなるのか、心配しています
 
 
2007年6月10日更新
 コムスン報道2 
 先ほど、コムスン折口代表が田原さんの番組に出演されていました。そこで取り消し理由が事業所の新規開設のときのケアマネの名義が新申請時と開所時に違っていたことと、ヘルパー数が申請より、少なかったことのみが問題だったとのこと。田原さんはボードをたたきながら、これはどうゆうことですかと脅かしていましたが、ただの知識不足です。これまたコメンテーターの方の一人が「これでは例えば申請時と開所時にケアマネの方が急病で亡くなったりしたらどうなんですか?」「ヘルパー数も当初の予定の顧客が集まらなかったら減らして当たり前では」ということばではじまり、「名義が変わっていなかっただけのことでこれでは介護保険をだましとったことにはならないんでは。」「介護の質は基準以上なのでだましてお金はとっていないのでは」との的を得たおことばで折口代表を援護。それでも田原さんは気づかず、残念な結果に(問題外です)。さいごに進行役の方がコメントをもとめられ、「折口代表がひらきなおっているようでおかしい」とのこと。それは報道がおかしいのであって、めちゃくちゃです。
 
2007年6月12日更新
 コムスン報道3 
 まだまだ続く、コムスン報道。「福祉=奉仕」というイメージがあるためか、福祉でお金儲けをしてはいけないような流れに。「コムスン」の撤退報道で本当の福祉家(福祉でお金儲けしている会社)の名前がずらり。その会社の業績をみれば、介護保険が始まってからボロ儲けしているのは明らか(ニチイ学館ホームページへ)。
 介護保険導入でそれまで、社会福祉法人や医療法人から市町村から紹介された公的ヘルパーとして派遣を受けなければならなかった「措置制度」が民間も参入させ、保険料を自分で納めるかわりに自分で選べる方式に変更。このとき、それまで10割負担でヘルパー派遣をしていた会社があいついで参入。ニチイ学館、コムスンもその会社のひとつだったのが、コムスンは介護保険のシステムを知り、たまたま儲かることに気づいたグットウイルグループに買収されることに。このときにヘルパーさんには有資格者ということになり、ヘルパー2級が必須条件に。それまでは資格をとっても意味なかったヘルパーの価値が急上昇で社会福祉協議会などでの講習会ではさばききれず、民間会社が請け負うことに。これで儲けたのがニチイ学館などの古株でヘルパー一人を派遣しても1時間あたり2000円ほどしかもらえないのが、講習会では100人近くを一人の講師で教えられることができ、一回の期間(1期間は週一回で3ヶ月ぐらい)で約十万円で計1000万円の収入。高い講師料、実習先への報酬を払ってもかなりの儲けで、ご存知のとおり、社長さんはお城のような超豪邸、本社ビルも超豪華。ポイントがこの受講料は厚生省の教育訓練給付制度を受けられるので受講者自信も自己負担がそれほどかからずに気軽に受講。卒業したら卒業したら、卒業生を十分の会社のヘルパー派遣会社に登録させ、これまたうまい商売に(←もちろん受講生にも就職活動がいらないなどメリットがあります)。これが少し前の「儲けの方程式」で(このページに今までの実績が書かれています。この数字から掛ける5万円ぐらいがまるまる会社に入っています)。ヘルパーさんが飽和状態に近づくとこれでは終わらず、なんとヘルパー2級を介護福祉士に統一という法律ができ、これから何年か先にヘルパーさんは講習をうけて介護福祉士にならなければいけないことに。これまた大手にはたくさんお金が入る仕組みに。すごい世界です。厚生省からの天下りはどれぐらいいるんでしょうか?(←しばらくしたら週刊誌などが報道する気がしています)
 ごちゃごちゃ書きましたが、儲かっているのは、大手や社会福祉法人などの偉い方のデスク作業や日中勤務の方たちで、実際に夜勤をしたり、現場に入っている職員は本当に低賃金です(影で儲けているのは厚生省、都道府県、市町村の福祉課の方たち。←待遇が他の役人と同じなため)。今回の報道でこういうヘルパーさんたちに冷たい目線がいかないことを願っています。
 大手がみんなやっていることをなんでコムスンがやるといけないんでしょうか?コムスンが下手だったのか、その他が上手かったのか?「コムスンがまた」という形で速報されますが、どこでも同じです。
 今回の件での監査や知事の記者会見。「県下のコムスン事業所でも緊急の監査が行われ」で始まり、永遠とその様子を紹介して上、最後に「違反はみつかりませんでした」の報道にまるで隅に小さな文字でこっそり書かれた生命保険会社のパンフレットみたいで、何にも知らない方には悪いことをしたように見えただろうし、それだったら最初に違反性がなっかったことを強調してから報道すべきで、記者会見では「うちの県下では違反が無かったが・・・」の連発(←違反が無かったら知事の会見は必要ないのでは?)にちょっと大げさな報道な感じがしました。
また書きます
2007年6月15日更新
 コムスン報道4 
 英会話のNOVAが厚生省の教育給付金を外される報道でニチイ学館とコムスンの名前が出てきました。ニチイ学館のダントツは創造できましたが、コムスンの支給額の少なさにもびっくりです。(←一人当たり3万円ということは制度の改革後なので、認可が下りたのが遅かったためかもしれないです)

NOVAの指定取り消し=教育訓練給付金−厚労省

6月15日15時1分配信 時事通信


 厚生労働省は15日、虚偽の勧誘を行い経済産業省から一部業務停止命令を受けた英会話学校最大手NOVAの講座を20日付で教育訓練給付金の支給対象から外すと発表した。同社は今後5年間、指定申請もできない。同社講座に対する支給累計額は160億9000万円で、訪問介護を手掛けるニチイ学館に次ぐ規模。指定取り消しは過去に13件あるが、支給額では今回が最大となる。

コムスンも取り消し=教育訓練給付の指定−厚労省

6月15日19時2分配信 時事通信


 厚生労働省は15日、不正な手段で事業所指定を申請していた訪問介護最大手のコムスンのホームヘルパー養成講座を教育訓練給付金の指定対象から18日付で外すと発表した。
 利用者が同社の講座で給付を受けるには、17日までに第1回の講座を受けなければならない。
 教育訓練給付金は、厚生労働相が指定する講座を受講した労働者に対し、最大で費用の4割(上限20万円)を支給する制度。コムスンは2002年にホームヘルパー養成講座が給付対象に指定され、累計で956人、3200万円が支給を受けている。 

最終更新:6月15日19時2分

2007年6月22日更新
 昨日の休日。ふっとハンバーガーが食べたくなり、ついでに行きたいところがあったので、久しぶりの遠出を決行。甲府まで中央高速で行き、そこから精進湖に抜け、富士宮方面に。長野からは富士山のてっぺんが見えていたので、絶景を期待するも、甲府に入ると曇り始め、精進湖当たりでは深い霧で前の車のお尻しか見えない状態に。いつもは大きな富士山が見える朝霧高原も何にも見えず、真っ白な世界。そのまま白糸の滝まで南下し、その後、北上。大きな看板や目印も何もなく、道を間違えたかと半信半疑で直進を続けると、平屋の小さな建物が集まっているのを発見。大きな入り口でなく、小さな入り口で、その上、入りにくそうな建物で、結局、駐車場でUターンし、写真を1枚だけ撮って(右の写真です)すぐに退散。久しぶりの期待はずれというか、なんでこんなところに重要な施設を作ったのか、「?」、「?」の連続に。
 ごちゃごちゃ書きましたが、行った所は、元オウム真理教の富士宮支部後にできた日本盲導犬総合センター(←リンクさせてあります)で、盲導犬の出産から、育成、老後までを一箇所で担うフレーズで作られたところなんですが、建物自体が小さいし、そもそも高地で気候がきびしく(←近くにはチェーンの脱着所やヒーターの入った箇所もありました←雪がたくさんで路面もよく凍る証です)、生まれた子犬や盲導犬を引退した老犬にはとんでもなく厳しい環境な上、職員も遊ぶところなどは期待できず、訪問者も東京からは富士山の正反対で交通の便が悪く、これだったら、温暖な房総半島(マザー牧場?)などに作った方が良かったように思われました。そもそもアイメイト(盲導犬)としての育成・教育の場としても、一番大事な人ごみや路線バス・電車などを経験させることは出来ず、本当に「?」の連続でした。 
 発想や理念はすばらしく感じましたが、以前に紹介したあらかわ福祉体験広場(リンクさせてあります。車いすでいろんな傾斜や段差が体験できる施設ですが、やはりアクセスが不便など違う面で残念に感じるところがあります←東京に詳しい方は伝わると思うんですが、扇大橋の真下です。昔よりバージョンアップしたみたいです)みたいにも感じられました
2007年6月29日更新
上田市にある特別な美術館「無言館」
 先日、今住んでいるいるところから、そんなに遠くないところにあることに気づき、いざ、行くことに。途中、TVCMで有名な「池の平ホテル」がある白樺湖を通過。夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーと魅力はあるけれど、レトロな乗り物に時代に後れている印象も。(何年か前に小田原の山岳団体が主催する車いすの方との車山登山の宿泊場所がここで、泊まりましたが、そのとき以上に寂れてしまった感じです。)
 
 上田市は思った以上に栄えていましたが、道は少なく迷わずに2時間で無事到着。有名な絵の所蔵はない美術館の上、町のはずれ。駐車場も狭いのになんと10台以上が停まっており、何か他に客が呼べる施設でもあるのかと首をかしげながら美術館へ。レンガづくりのこぢんまりした建物で、入り口に到着も窓口がなく、扉のみ。(←入場料は自己申告で出口で払う方式でした)建物は十字のつくりになっていて、他の美術館みたいに順路はなく、いきなり作品の中に。(だいたい50作品が展示されていました。)閲覧者は10人ぐらいの予想もなんと50人以上。車ではなく、最寄り駅より循環バスやタクシーを利用して来館されたみたいです。 
 
 この美術館は戦争で亡くなった画学生の作品を展示するのが目的で、作品の紹介はすべて、作品名、××年××で戦死、享年××年という形式でした。ほとんどの方が20代で亡くなられた上、なかには戦地に行く前にもう書けなくなるために書かれた作品もありました。終戦日に近いほど亡くなられた方が多かったんですが、なかには戦争が始まったころに亡くなられて方の作品もあり、いろいろと感じてしまいました。
 
戦争を経験して今の日本があるわけで、福祉という人の生命に関わる仕事をしているものとして、年に最低5日はこういう過去を学べるところに足を運ぶべきと考えています。また、機会があったら紹介させていただきます
ヤフー無言館へリンク
2007年7月31日更新
「原田泰治美術館と星野富弘さん」
 今日、眼鏡を買いに、諏訪湖近くの繁華街に行ったときに、諏訪湖の湖畔にある
原田泰冶さんの美術館で星野富弘さんの展覧会(お互いに身体に障害があることがきっかけで
双方の美術館で作品を交換して展示されているみたいです)をやっているのを思い出し寄って
きました。
 この美術館は諏訪湖マラソンのスタート地点のヨットハーバのそばで、スタート地点からの
数キロとゴールまでの数キロが今日の経路と重なり、初めてのハーフだったのも重なり、
苦しかったことを思い出しながら到着。10年ほど前に完成とのことでしたが、原田さんがバリアフリー
を念頭に作ったとのことで、普通の美術館以上に福祉設備が充実していて、二方の
作品以上に楽しく探索。エレベーターや手すりに点字のおなじみの福祉設備以外にカラフルな
車いすや目が見えない方へ立体コピーを使った手で触る解説などすばらしい配慮もされていました。
(このページで紹介されています)
立体コピーでの解説は色の濃淡で凹凸になるので、表現は難しいんですが、原田さんの作品
は一つ一つが細かく描かれているので、それが立体コピーの凹凸にうまくマッチしていて、
他の作家さんの作品より伝わるように感じられました。
 前からこの両画家のことはよく知っていて、富弘さんは木更津に住んでいたころに近くで
行われた展覧会(すごい人気で臨時の臨時の臨時の駐車場ができるほどの大盛況でこの
ページのどこかで紹介させていただきました。何年か前に乙武洋匡さんが五体不満足で長者番付
に載った時に車いすで初めての億万長者とう報道があったときに、富弘さんが画家分野で上位
にいたエピソードを紹介した気がします。)や群馬の美術館までわざわざ行くほどのファンで、
片や原田さんは何年か前に長野県の知的障害者施設で生活されている版画好きな入所者の
指導のため、雪のなかでもわざわざ指導にいくドキュメンタリー番組を見て、感銘を受けた作家です。
今回の富弘さんの展示ではお馴染みの詩にまたまた感動、原田さんの作品でも独特な
表現に温かい気持ちになりました。お二方の作品はもちろんすばらしんですが、それ以上に
人間性というか、トークも楽しく、映像コーナーでは笑い声が絶え間なく聞こえていました

 ヤフー星野富弘さんへリンク
ヤフー原田泰冶さんへリンク
2007年7月16日更新
 平塚球場に自分の母校の野球部の応援に行ったときに、公園駐車場の入り口にて、見覚えのある銀色の10センチ角の四角の物が並んでいるのに気づき、まさかと注視したところ、甲府市内にそこら中にあった点字道路鋲でした(このページで紹介)。自分が知る限り、甲府と佐世保の駅前にある横断歩道以外ではみたことがなく、そもそもが横断歩道ではなく、公園駐車場の入り口の境に存在で、点字ブロックとは接続はもなく、浮いた不思議な存在でした。甲府で存在を知っていた自分以外、点字道路鋲というちゃんとした福祉施設ということはまず気づかないように思われました。デジカメ、携帯がなく、写真は撮れませんでしたが、野球場の隣の陸上競技場は湘南ベルマーレの本拠地であり、このままヴァンフォーレがJ2に落ちることがあれば、また行くことになりそうなのでそのときに撮って来るつもりでいます(もちろん次回の訪問も母校の野球部での応援を望んでいます)。隣に盲学校があり、特別に設置されたみたいなんですが、なんでここだけなのか、不思議です。今度考察してみます。
→この画像は甲府で撮影したものです。
2007年9月20日更新
「地デジ」の文字放送
 今の職場は最新鋭の地デジ対応のTV。テレビ欄やサッカーの試合中にいろんなデーターが見られるなど利点はありますが、ここまでおまけがなくても十分にテレビは楽しめる感じがし、普通のテレビとはあまり変わりないのが第一印象でした。昨日の夜勤のときにリモコンに「字幕」という文字があるのを発見。アメリカの映画などに字幕が付く機能かと押したところ、すべての番組で音声が字幕で表示される機能で超びっくり。聴覚障害者の方がアナログ放送では特別な機会を購入しなければいけないのが、一般的な機能で楽しめるようになったみたいです。
 ちょうど昨日見たときは1CHはニュース番組。シンポジウムでの要約筆記の方みたいにアナウンサーが読み上げる声を早打ちをしている感じでした。さすがに野球の速報は追いつかず、すべての試合が試合結果の表がでると打ち切りで文字が重ならない考慮がされていました。3CHは料理番組で料理人とアシスタントの会話が色が違う感じで流れていました。4CHはなんでか字幕放送はなく、残念でした。6CHは鶴瓶さん、8chは細木和子さんの番組でほぼすべての会話が字幕になり、耳をふさいでもわかるくらいでした。会話部分でもともと字幕表示される部分は↑などでつないで表現されていました。10CHはドラマで役者ごとに()で誰がしゃべっているかが表現されていました。12CHは鑑定団で島田紳助さんのことばは大阪弁そのままで、お客さんの笑い声は(笑い声)というように表現されていました。
 携帯電話が出始めたころ、メール機能について会話が出来るのになんでメールが必要なのかと疑問を抱いた方が、街なかで聴覚障害者の方がメールでやり取りをしているのを見て、携帯電話のメール機能に感動したという投稿が新聞に載りましたが、今回の「地デジ」の「字幕」も文字放送への認知度や聴覚障害者のテレビ環境を伝える重要なコンテンツがありそうで期待しています。
 
 ヤフーのテレビ欄で調べる限り、文字放送の番組はまだ半分程度みたいですが、放送局が用意しなくてもインターネットを使えばチャットみたいな方法で十分補えるような感じがします。(要約筆記がプロジェクターでなく、そのまま家庭のパソコンに)。ドラマは一回目の放送では文字放送があるのに、再放送ではなくなってしまう傾向もあるみたいです。DVDで録画すると字幕も記録出来るのでしょうかいろんな疑問が存在しています。今度、夜勤で暇なときがあったら試して見ます
2007年9月20日更新
 今朝、朝日新聞の投稿欄に上記と重なる内容の投稿が載ったので紹介させていただきます。
CSに「目で聴くテレビ」という番組があり、放送局を超えて文字放送をしているみたいです
(詳しくはこちらに)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※2007年9月20日朝日新聞投稿欄「声」
 テレビ番組に字幕や手話を 
 「目で聴くテレビ」をご存知ですか?聴覚障害者のためのCS放送で、番組すべてに字幕があります。また、報道ステーションや週間子どもニュースなど地上波の番組に手話で同時通訳が付いています。
 私の6歳の娘は耳が聞こえません。テレビを見せたくても字幕がない番組が多く、手話通訳も付いていません。NHKの「おかあさんといっしょ」でさえ、何を言っているのかわからないので、他のお子さんのようには楽しめませんでした。そこで私は、専用の受信機を購入し、目で聴くテレビを見せることにしました。
 ところが、目で聴くテレビが危機なのです。放送元のNPO法人CS障害者放送統一機構の財政難により、週6日・35時間だった放送が、今年4月から週3日・23時間に減りました。一般テレビが365日24時間放送の時代にです。
 国や一般のTV局の方々にお願いです。すべてのTV番組に字幕と手話通訳付けられるように、早急に制度を整えてください。目で聴くテレビだけですべてを担うことは困難です。特に字幕は聴覚障害者だけでなく、聞いて理解することが苦手な方や耳が遠くなった方にも有効です。
 私の子供やその仲間たちが、皆と同じようにTV番組を楽しめる日が、早く来ますように。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
2008年2月3日更新
コムスン報道5 
福祉界の「中東の笛」はおかしな方向に 
 このページでコムスンの処罰はどこもやっていることでおかしいと何度も書いてきましたが、12月の厚生省方針でおかしな方向性がでました。そもそもが第2のコムスンを作らないということでの変更とのことですが、連帯責任でコムスンの全事業所の指定更新などを認めずコムスンを閉鎖に追い込んだ規制を見直し、1事業所の独断による不正の場合は連座制はなくなるとのこと。土俵際に追い込まれ手で投げてしまった亀田選手のように、コムスンが監査後に処分逃れの閉鎖や別子会社への譲渡はこの「連座制」のために起した行動(こうしないと会社が続けられない)であって、今からはその「連座制」で会社が閉鎖に追い込まれるようなことにはならないとのこと。これはおかしく介護保険で民営化で参入して上手にお金を稼いだコムスンだけを処分したから、残りのうまくやっていた会社は処分されないように安全地帯を作ったのと同じで、もし変更するのなら「コムスンの名誉回復」などをしなければおかしいです。 
 ごちゃごちゃ書きましたが、福祉でお金を儲けてる他の会社の重役さんたちが一番派手に稼いでいるコムスンの退場だけをねらった処分にしか自分には思えません(コムスンの退場で自分たちの仕事が増える)。収入の保証がある市や区の施設や社会福祉法人とは違い、民間業者は稼がなければならなく、そもそもの処分の内容(開所時のヘルパー数不足など)で譲渡まで追い込んでしまったこと自体が間違った厚生省とかの判断だったとも感じてます。 (介護保険開始時にコムスンみたいなモンスター出現を予測できていなかったようにも感じてます)
 「連座制」がもともとなかったら、コムスンが全国ニュースやワイドショーで取り上げられずに今でも事業が継続できていたはず、本当におかしな話です。 
 (最近、親会社の人材事業も厳しく処罰されましたが、)折口会長の商売センスがすごいからこうなったんでしょうか?介護保険が始まることを知り、参入できる条件はみんな平等だったので、勝ち組になったから退場という感じで残念です。何度も書きましたが、もし職員の待遇が悪かったり、サービスの質が悪かったりしたら、生き残れないのが競争社会であって、破防法みたいな処分は本当におかしいです
2008年2月26日更新
「スーパー銭湯の散髪屋で・・・」 
 今住んでいるいるアパートの近くにあるスーパー銭湯内にある「1000円カット」が安くて速い上、駐車場も大きく、いろいろ利点があるため、半年近く通っています。初めて行ったときに、そのお店の店員さんの一人が派手なヘアースタイルな上、お客さんが入ってきてもあいさつもなく、今風の無愛想な店員さんがいるんだとそんなには気にすることなく、過ごしていたところ、お客さんとのことばのやりとりがなんかおかしく、かぜでも惹かれているのかな程度だったのが、しばらくして耳が聞こえていないことが判明。工場とかの技術職ならともかく、ことばのやりとりが必要なヘアカットで耳が聞こえないというハンデイはことばのやり取りが困難で、少しは聴こえる難聴の方なのかなどいろいろ推測するも確信はなく、その日は終了。それからこの店員さんと当たることを期待し、楽しみに来店するも、その店員さんはいなく、辞めちゃったのかなと心配していたところ、今日は出勤されていて、髪を切ってきてもらいました。
 「どうしますか?」の答えは鏡で口の動きを読んでいるらしく、復唱で確認。カット中のことばのやり取りは質問を「はい」、「いいえ」の答えでご自身が分かりやすくしているように感じられました。ただ耳のハンデイには気を使っているらしく、自分が同じ体勢で疲れ、少し動いただけでもすごく反応されたり、耳だけで確認できることも目で確認しなければいけないなどなかなか苦労されている感じでした。別にカット技術があれば耳が聞こえる、聞こえないなどは関係ないわけで、堂々耳が聞こえないことをお客さんにプレートなどで伝え、筆談とか、文字盤やイラストでのやりとりでもぜんぜんOKなようにも感じられました。このスーパー銭湯。接客が必要なポジションに雇うということは裏方さんにはもっと多くの方々を雇っているように思われ、今度行くときに注目してみます。
 ひとり、ふたりと散髪屋さんで耳の不自由な店員さんたちとの出会いが増える社会になることを期待します。