斎藤 破格のNo・2契約
笑顔で横浜との再契約を発表する斎藤隆  

笑顔で横浜との再契約を発表する斎藤隆

 FA宣言しながらメジャーとの交渉不調で横浜に残留した斎藤隆投手(32)が28日、横浜市中区の球団事務所で契約交渉を行い、3年契約総額7億3000万円プラス出来高1億4000万円でサインした。

 「横浜で再出発するという気持ち。ストッパーから先発に復帰する限りは開幕投手を狙っていきたい」。力強く抱負を語る斎藤の目尻は自然と下がった。それも当然だ。出来高を満額クリアすれば3年で総額8億7000万円。単純に1年平均で2億9000万円ということになり、これは巨人・工藤に次いで投手では球界No・2。通算76勝48セーブの実績からみれば破格の条件。メジャー移籍は失敗に終わったものの、条件闘争では完勝だ。契約後には
横浜スタジアムの身障者席の増設、野球教室の開催など社会寄与と貢献を目的に、吉本興業とマネジメント契約を交わすことも発表した。