イラン人双子姉妹の頭部分離手術、シンガポールで開始
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7月6日、シンガポールの病院で頭部が結合したイラン人の双子姉妹、ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさん(29)の分離手術が始まった。写真はラレさん(右)とラダンさん。6月撮影(2003年 ロイター/Bob
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[シンガポール 6日 ロイター] シンガポールのラッフルズ病院で6日朝、頭部が結合したイラン人の双子姉妹、ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさん(29)の分離手術が始まった。
病院関係者が明らかにした。
姉妹は昨年11月から検査と相談を受け、生存リスクが低いことを承知したうえで手術を強く希望した。
キース・ゴー医師の執刀による手術は、少なくとも48時間かかる見通し。医師団は、姉妹が別々の脳を持っているため、手術が可能であると説明している。
頭部結合は200万件の出生に1件の割合で起きるとされる。シンガポールの医師団は2001年、ネパールの双子の幼児の頭部分離手術に成功したが、成人の手術は前例がない。(ロイター)
[7月6日18時45分更新]
イラン人双子姉妹、頭部分離手術の2日目の夜迎える
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7月7日、頭部が接合したイラン人双子姉妹の分離手術が、シンガポールの病院で2日目の夜を迎え、医師団は慎重に手術を進めている。6日撮影の提供写真(2003年 ロイター/Raffles
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[シンガポール 7日 ロイター] 当地のラッフルズ病院で行われている、頭部が接合したイラン人の双子姉妹、ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさんの分離手術が2日目の夜を迎え、医師団は慎重に手術を進めている。
手術の第1段階である頭がい骨切開は、接合部分の骨が厚く緻密だったため、予定より長い時間を要した。
第2段階は姉妹の脳の血管を分離する作業で、神経外科医5人のチームが担当。完了するまでの所要時間は、長ければ10時間とみられている。
医師団やラッフルズ病院の関係者は、29歳になる姉妹の容体は安定していると述べ、手術は順調に進んでいる、としている。(ロイター)
[7月7日22時21分更新]
頭部分離手術>イラン双子姉妹の1人死亡、1人危篤
頭部がつながったイラン人双子ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさん姉妹(29)の分離手術を6日から行っていたシンガポールの私立ラッフルズ病院は8日午後、「2人の分離までこぎ着けたが、ラダンさんは出血多量で死亡した。ラレさんも危篤状態だ」と発表した。
病院によると、日米、シンガポールなどの国際医師団は2人が共有する脳の静脈をラレさんの方に残し、ラダンさんの脳には太ももからとった静脈を移植。その後、約20時間かけて頭がい骨の切断と、癒着した2人の脳の分離を進めていたが、完全に分離する直前、2人は出血多量となった。
ラダンさんの死亡を発表する直前、病院側は「姉妹の容体は安定している。2人の分離が終わり次第、脳を保護する組織を太ももなどから移植する形成外科医の作業に入る」と発表していた。また、手術は9日夜か10日の早い時点で終了するとの見通しを示していた。(シンガポール共同)(毎日新聞)
[7月8日18時18分更新]
頭部分離手術で1人死亡 双子姉妹、1人も危篤
【シンガポール8日共同】頭部がつながったイラン人双子ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさん姉妹(29)の分離手術を6日から行っていたシンガポールの私立ラッフルズ病院は8日午後、「2人の分離までこぎ着けたが、ラダンさんは出血多量で死亡した。ラレさんも危篤状態だ」と発表した。
病院によると、日米、シンガポールなどの国際医師団は2人が共有する脳の静脈をラレさんの方に残し、ラダンさんの脳には太ももからとった静脈を移植。その後、約20時間かけて頭がい骨の切断と、癒着した2人の脳の分離を進めていたが、完全に分離する直前、2人は出血多量となった。
ラダンさんの死亡を発表する直前、病院側は「姉妹の容体は安定している」と発表していた。(共同通信)
[7月8日18時18分更新]
<頭部分離手術>イラン人の双子姉妹、相次いで死亡
【マニラ支局】ロイター通信によると、シンガポールの私立ラッフルズ病院で生まれつき結合した頭部の分離手術を受けていた29歳のイラン人の双子姉妹が8日、出血多量などで相次いで死亡した。
ラダン・ビジャニさんとラレ・ビジャニさんの2人の手術は6日に始まった。病院によると、2人は脳の中央部の静脈を共有しており、ミリ単位の分離手術が続いた。脳の分離が完了した直後にラダンさんが、間もなくラレさんも死亡した。日、米、シンガポールなどの医師28人とスタッフ約100人が国際医師団を編成し、交代で手術に当たっていた。
テヘラン大学で法律を学ぶ姉妹はラダンさんが故郷のイラン南部シラーズで弁護士になることを希望、ラレさんがテヘランでジャーナリストになることを強く望んでいた。(毎日新聞)
[7月8日23時10分更新]
イラン人双子姉妹が死亡 世界初の頭部分離手術
【シンガポール8日共同】世界初となる成人の双子の頭部分離手術を行っていたシンガポールの私立ラッフルズ病院は手術3日目の8日午後、イラン人双子ラレ・ビジャニさんとラダン・ビジャニさん姉妹(29)の2人とも、出血多量で死亡したと発表した。2人は分離手術の最終段階で出血多量となり、分離後に相次いで死亡した。
頭部結合の双子の分離手術は乳幼児で約30例あるが、成人の手術は初めて。日本や米国、シンガポールなどから集まった約30人の国際医師団は(1)共有する静脈の扱い(2)脳の癒着−などが最難関としていた。
ラッフルズ病院は、危険性を承知の上で別々の人生を歩みたいと意志が固いことを理由に手術に踏み切った。
テヘラン大で法律を専攻した姉妹は、それぞれジャーナリスト、弁護士になる夢を持っていた。(共同通信)
[7月8日21時14分更新]