ワーストまちづくり
2003年5月12日
JR総武線 蘇我駅
よく見てください。手すりが途中で終わってます
日本では初めてです。(ソウルは多かったです)
2003年2月2日更新
大阪でバス乗車拒否が訴訟へ
大阪で乗車拒否を受けた車いすの方のことがニュースになりました。個人的には社会の理想と現実のギャップを感じました。公共的な交通機関、施設設備は車いすの方をはじめ、だれでも使えて当たり前なんですが、受けて側のなかには車いすトイレ、スロープとかの設置をわざわざつけてやったと思っている方も存在します。「低床バスを使え」ということばはわざわざ車いすの方に走らせて上げているんだから使えという意味合いを感じます。(こういうなかで「ユニバーサルデザイン」というわざわざ車いすの方用に特別に何かを設置するのでなくはじめからだれでも使いやすく使えるように計算してつくるという発想がうまれました。)
駅や交差点にある点字ブロックもいざ、事故が起きると「点字ブロックがないから事故がおきた」という主張を電車会社やお役所が跳ね除けるために存在している気もしますし、点字ブロックが存在するから手をかさなくていいというおかしな状況を作り出している気もします。「点字ブロック」より「助け合い看板」などの設置にお金を使った方が機能するのではとときどき自分は感じてます。
「バスの乗車拒否」。余談ですが、リフトバス、低床バスでない旧型のバスでは、電動車いすの場合、運転手さん以外に乗客が乗っていない場合、重量より乗せることが不可能なときがあったりします。こういう記事が載ると運転手さんのみんなが乗車拒否をしている感じがしてしまいますが、顔見知りになり、暖かく接してくださる方もたくさんいます。
「車いす理由に乗車拒否」 市バス利用の女性が提訴
車いすでのバス乗車拒否などで、大阪市に損害賠償を求め提訴したファッチハイ・真奈美・アミーナさん=2日午後、大阪市北区の大阪司法記者クラブ |
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大阪市営バスの運転手から車いすでの乗車を拒否されたり、差別的な言葉を掛けられ、精神的苦痛を受けたとして、大阪市住之江区の無職ファッチハイ・真奈美・アミーナさん(41)が2日、市に200万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴した。
訴えによると、ファッチハイさんは2002年9月−同11月に計4回、それぞれ別の運転手から「なぜリフト付きバスや、(低床の)ステップバスに乗らないのか」などと言われた。中にはバス停で待っていたファッチハイさんを怒鳴りつけ、そのまま乗せずに発車した運転手もいた。
リフト付きバスなどは本数が少なく、市は車いす利用者が一般のバスに乗った場合は、乗務員が介助することにしているという。(共同通信)
[2月2日21時24分更新]
「別のバスに乗れ」と暴言=車いす女性が市を提訴−大阪地裁
車いすを理由に大阪市営バスの運転手から暴言や乗車拒否を受けたとして、両足が不自由な大阪市住之江区のファッチハイ真奈美さん(41)が2日、市を相手に200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
訴えによると、ファッチハイさんが2002年9月、市バスを下車する際、運転手が立ち上がり「何でリフト付きバスか(段差のない)ノンステップバスに乗らへんのや」と怒鳴った。翌月、バスに乗ろうとした際には、別の運転手が「ノンステップバスかリフトバスに乗れ」と言い放ち、ドアを閉めてそのまま発車したという。 (時事通信)
2004年2月16日更新
カテキン式CMの階段手すりに欠陥発見
最近、よく流れてますが、見るたびに手すりが危ないと感じます。どこがまずいのかというと階段の途中で手すりが切れている点です。(1本でなく、つなぎのところに30センチぐらいの間ができている)。
すぐに改善が必要な最大危険値です。突然てすりがなくなるので、このままでは事故が必ずおきます。
テレビCMでは初めて気づきました。今回は手すりの隙間は画面のど真ん中なのですぐにわかります。
このページで動画が実際に見られます。
余談ですが、撮影された駅は100%山手線の駅ではないです。なぜなら弱視の方へのサポートプレート(段差をわかりやすくする黄色いプレート)がないからです。
2006年1月8日更新
韓国の横断歩道の状況がわかる画像が見つかったので紹介させていただきます。
こんなに長いとお年寄りや車椅子の方には渡れないです。これぐらい大きな交差点になると車の流れ優先で地下道になっているところの方が多く、歩けない方には違う問題を生んでいます。
2008年4月10日更新
横断歩道の矛盾を訴えた投稿記事の紹介
2008年2月25日毎日新聞投稿欄「みんなの広場より」
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健常者の方が1回で渡れないということは車いすの方やアイメイト(盲導犬)ユーザーの方はどうなるのかと感じ、紹介させていただくことにしました
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みんなの広場:1回で渡れない横断歩道、変だ= 名古屋市緑区)
通勤途中、幅広い道路を横断しなければなりません。片側3車線、中央分離帯の上を都市高速道路が走っており、インターチェンジへの取り付け道路もあります。この横断歩道を信号1回で渡るには走らなければなりません。小走りというレベルではなく、本気で走るのです。ようやくたどり着くと息が切れます。
この信号は明らかに車優先になっています。私はこの横断歩道を普通に歩いて渡るのに1分かかりますが青信号はたったの30秒しかありません。次の信号が青に変わるまでの2分間、車が我が物顔で走り去るのを分離帯の上でじっと待たなければならないのです。
考えてみると、おかしなことです。歩いて1回で渡れない信号とは一体何でしょうか。どうみても人間本位にはできていません。せめて通常の年寄りにも1回で渡れるようにしてもらいたいものです。
[毎日新聞 2008年2月25日]
2008年3月10日更新
トイレについて上の記事と同じ内容の投稿記事が載ったので紹介させていただきます
2008年2月24日毎日新聞 投稿欄より
みんなの広場:老年代を無視?の最新トイレ
(茨城県かすみがうら市)
「すみません、どこ押すんですか?」。用を済ませ出たところ声がした。反対側のトイレの女性だった。センサーに手をかざすことを伝え、改めてセンサーへ目をやった。眼鏡を使っても説明のイラストや文字がはっきりしない。隣接市街のストア内トイレでのことだった。
通院中の病院トイレでも「流し方がわからなくて」の声。共にセンサーを確かめて落着したが、以前は取っ手だった。便座が熱くて温度調節場所が分からず、受付に伝えるとその後「壁際の容器を開けて温度調節を」と表示がされた。
製造側、受け入れ側の方たちは目に支障のない年代なのか、老年代は念頭にないように思える。デザインは競っても機能操作は統一し、文字、説明図などは大きくする気配りをしてほしいと強く思った。
[毎日新聞 2008年2月24日]