目の不自由な人もこれで安心−店頭などで自分のカードを確実に識別できるよう「Nicosカード」の日本信販は2日、表面に点字を刻印したクレジットカードの発行を始めた。点字刻印サービスは国内で初めて。海外でも珍しいという。
従来だと、加盟店でカードを返却された際、自分のカードだと確認する手掛かりが乏しかった。希望によりカード左下に記載されている名前の下に、数字や文字などの点字(セルフマーク)を刻印。一種の暗証番号で、キャッシュカードとクレジットカードの識別もできる。刻印は無料。
高齢者らが安心して使える製品の普及を目指すボランティア団体「共用品ネット」の要請を受けて、日本信販が開発した。
同社は、加盟店に設置した端末に音声ガイド機能を加えるなどの改良も検討しており、目の不自由な人や高齢者のカード利用者向けに利便性を高める。
[2003/6/2/17:30]
2003年7月20日日刊スポーツホームページより
2003年11月12日更新
日韓中3カ国で
「ユニバーサルデザイン」規格統一へ
11月6日の朝日新聞一面に載った記事です。個人的には「内容」より一面のトップ記事になったことのほうがうれしいです。
朝日新聞記事へリンク
みんなの広場:小袋、全盲でも判別可能にせよ 私は昨年、全盲の方々への音読ボランティアを始めました。実際に接してみて物事を吸収しようとされる真剣さと集中力に、逆にこちらが教えられるような気分です。 先日の会合で聞いた悩みを代わって報告します。インスタントラーメンなどの袋を開封して料理したくても、中に入っている小袋が調味料か乾燥剤か判別できないため、不安で作ることができないと言われました。健常者には思いも寄らなくても、障害を持つ方には大変なことがあるのだと分かりました。 障害があっても、できる限り自分の手でしようとされています。食材かどうかなどが判別できる食製品が増えると、喜ばれると思います。「私たちは少数だから、仕方ない」とあきらめているのが現状です。1品目でも2品目でも、要望の多い品から判別できるような仕組みになっていけば、真の福祉社会に向かうのではないでしょうか。 |