1月21日11時48分配信 読売新聞
内閣府が20日に結果を発表した「臓器移植に関する世論調査」で、脳死判定を受けた場合に臓器を提供する意思を持つ人が4割を超え、過去最高となった。 |
クロアチア代表FWクラスニッチ、腎臓移植手術へ2007年1月25日(木) 16時34分 ISM |
現地時間24日、ブレーメン(ドイツ)所属のクロアチア代表FWイヴァン・クラスニッチ(26)が腎臓移植手術を受けることが分かった。ロイター通信が報じている。 クロアチアの現地紙によれば、クラスニッチは2005年11月に虫垂炎の手術を受けた際に、腎臓に問題があることが判明し、今回移植手術に踏み切ることになった。同選手の弁護士であるホルンダッシュ氏は「数日前まで、ドクターたちはクラスニッチの腎臓を薬物療法によって回復させられるとみていたが、今や移植が唯一の解決法だということになった」と発表している。また、医師たちによれば、術後の経過が良好であれば、6週間から8週間で練習復帰できるとのこと。しかし一方で一部の医師は、クラスニッチのキャリアにとって危機となる可能性もあると警告している。 クラスニッチは01年からブレーメンに所属し、135試合出場で42得点を記録。クロアチア代表としては26試合出場で8得点を挙げており、06年W杯の日本対クロアチア戦にも出場した。 |
[ 1月25日 16時34分 更新 ] |
フィギュアスケート・アイスダンスの韓国代表だったキム・ミヌさん(21)は、今月3日午前1時ごろ、車を運転して帰宅途中にソウル市江南区逸院洞の良才大通りでガードレールに激突し、大けがを負った。京畿道果川市で夜遅くまで後輩の選手たちを指導し、疲れがたまっていたにもかかわらず、車を運転してソウル市松坡区可楽洞の自宅に向かう途中、事故に遭ったのだ。
キムさんは近くのサムスン・ソウル病院に運ばれたが、脳の損傷がひどく、意識が回復しないまま、4日午後に脳死の判定を受けた。
小学1年生の時にスケートを始めたキムさんは、中学3年だった2002年、姉ヘミンさん(23)とともにアイスダンスの韓国代表に選ばれ、冬季アジア大会やユニバーシアードに出場した。フィギュアスケートの選手層が薄い韓国で、キムさん姉弟は唯一のアイスダンス選手だった。だが、キムさん姉弟は家計に余裕がなかった上、特別な支援を受けることもできず、選手生活を続けることに限界を感じ、昨年3月に現役を引退した。
父のキム・オクリョルさん(56)は「引退後もスケートへの未練を捨て切れなかったミヌは、昼夜を問わず後輩たちの指導に没頭していて、こんな事故に遭ってしまった」と言って目頭を熱くした。キムさん一家は、ミヌさんの遺志を伝えようという思いから、臓器の提供を決心した。父オクリョルさんは「息子がスケートにかけた情熱と努力が、他人の生命へとつながることを望んでいる」と語った。
李智恵(イ・ジヘ)記者